8月下旬、友人I君とテンヤタチウオと手堅いアジのリレー釣りを楽しみに三浦半島鴨居大室港の一郎丸を訪れた。
前日まで東京はうだるような暑さだったが、この日は北風が吹いており過ごしやすい朝だった。
7時20分に20人を乗せて出船。
観音崎を過ぎるとタチウオの船団が見え、10分ほどでポイントに到着。
上から50~55mの指示ダナで開始となった。
アタリを見極めることが大切
その日、私だけが冷凍イワシを添えてテンヤを投げた。
最後の釣行で硬めのテンヤ竿を使い、魚を十分に引けなかった反省から、柔らかいライトゲームロッドを選び持参した。
バイブレーションを得るには竿を少し動かすだけでは足らず、意識してテンヤが動くように強めにシャクリを加える。
5分間にわたりバイブレーションと一瞬の停止を交互に行い、やがて小さなアタリが現れた。
興奮を抑え、タチウオが口でちょっとつついているだけだと自分に暗示をかけながらテンヤを動かし続ける。
何度かアタリの後、竿先にぐっと引き込まれる強烈なアタリを感じた。
タチウオがイワシを噛んでいるようだ。
すかさず竿先を上に挙げ、全重量と引き込みを感じながら電動でリールを引き上げる。
そのときこそ至福の時だ。
海面で逃さないように細心の注意を払い、1mオーバーのタチウオを取り込んだ。
再度テンヤを投げると、今回は指示ダナまで仕掛けを沈めたところで動きが止まった。
この兆候を食い上げと見て、早速リールを巻きつつ合わせを入れてみた。
何と、ハリが掛かったようで、70cmクラスのタチウオをつかんだ。
アイ君もテンビンでつけた仕掛けで同じサイズのタチウオを釣り上げた。
大アジ連発!
11時半になるとタチウオからもう一つのお楽しみ、アジへと転進。
鴨居沖の水深40mで開始の合図。
底から2mを狙ってとの指示だったので、仕掛けが着底したら糸フケを取り、数回に分けてコマセを振りながら2m巻き上げて、置き竿にして1分ほどアタリを待つ。
するとアジとは思えないようなガクガクした大きなアタリがあり、慎重に巻き上げる。
仕掛けが上がると海面下に大きなアジが見えたので一気に抜き上げる。
取り込んだのは40cm近いアジだった。
その後も派手な食いではないものの、1投1尾のペースで30cmオーバーや時には40cm近いアジを釣ることができた。
取り込みのときにハリが外れたり、ハリスが切れたりしながらも15時の沖揚がりまでに15尾のアジを釣り上げた。
当日の釣果は70~115cmのタチウオが一人1~21本、23~38cmのアジが一人4~25尾。
私はタチウオを7本、アジが15尾。
タチウオはあぶり、アジはなめろうで舌鼓を打った。
当日のタックル
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隔週刊つり情報(2021年10月1日号)※無断複製・転載禁止