キハダを釣りたい!【前編】
読者を代表してミクちゃんがコマセ釣りのキハダに挑むドリームチャレンジ企画「キハダを釣りたい!」も、ついにステップ4~5の実戦準備&実釣編に突入! 果たしてキハダは釣れるのか!? …
隔週刊つり情報編集部PR
読者を代表してミクちゃんがコマセ釣りのキハダに挑むドリームチャレンジ企画「キハダを釣りたい!」も、ついにステップ4~5の実戦準備&実釣編に突入!
果たしてキハダは釣れるのか!?
相模湾でキハダ・カツオのコマセ釣り解禁を迎えた8月1日、ミクちゃんこと中尾未来さんと茅ケ崎港の沖右衛門丸へ。
平日にもかかわらず50名以上が集まり3隻出しとなる盛況ぶり。
毎年、解禁日を楽しみにしているキハダ・カツオファンは、何はともあれ今年の模様を自分の目で確かめたいのだ。
6時に出船し、真沖に向かって探索をしていると、30分ほど走った場所でトリヤマに遭遇。
目視できる距離でキハダやカツオが跳ねており船上が活気づく。
準備万端のミクちゃんはコマセカゴを握って投入に備える。
「やってー!20~30」
合図で一斉に仕掛けが放たれ、ミクちゃんも素早くタナに合わせて竿先を凝視するも沈黙。
・その後は群れを追っては投入する「追っかけ」を繰り返したが、仕掛けをぶっ込んでもすべてスルー・・・。
湾内を探索し、その後も船団で群れを追う激熱タイムが何度かあったがノーヒットのまま13時半に沖揚がりがコールされる。
ところが、帰港途中の4番パヤオ付近でトリヤマを発見。
急行するとイワシに狂ったキハダが跳ねまくるスーパーボイルで、舳先に立つルアーの髙澤さんがフローティングペンシルをキャストすると着水した直後にドカンと水柱が立ってヒット!
ドラグを滑らせてファーストランをかわし、魚が止まった後は強気のファイトでガンガン巻き上げる。
魚が船下に切り込み一瞬ヒヤリとしたが、船長の指示で船ベリに立ててあったコマセ組の竿をすべて移動し、船中一丸となってサポート。
胴の間に下りた髙澤さんはポンピングを繰り返して魚を引き上げ、7分足らずで23.8kgのキハダをキャッチ!
そのファイトを間近で見ていたミクちゃんは大興奮、「私もルアーを投げたかった!」と悔しそう。
こうして解禁日にキハダを写真に収めることができたわけだが、ほかのコマセ船でもルアーでキハダが上がったとのこと。
初日ゆえコマセへの反応は鈍かったものの群れが湾内に入っているのは好材料だ。
木村研二船長にその後の様子を伺うと、2日目も湾内でキハダやカツオが跳ねていたが、ルアーでカツオが釣れたのみ。
3日目は反応が30~70mにもおよぶ巨大な群れを船団で追う展開になり、他船でルアーのキャストとエビングでキハダが上がった。
そして4日目に急展開。5隻出しで群れを追う沖右衛門丸の全船でコマセ組にキハダがヒットし、35.5kgを筆頭に、31.7kg、24.3kg、23.6kg、17kgの5本をキャッチ。
平塚、葉山あぶずり、剣崎松輪のコマセ船でもキハダが上がり明るい兆しが見えている。
昨年はカツオがバリバリ釣れたが、キハダは群れが少なく不調に終わった。
今年は逆だ。
早い段階からキハダの群れが湾内に入り、4日目の釣れ具合から見てもキハダがコマセに口を使い始めたことは間違いない。
群れの全体量はそれほど多くはないようだが、これから湾内に続々と新たな群れが来遊し、広い範囲でキハダが釣れるようになる可能性はある。
また、現況で湾内はカツオの群れが少ないものの、職漁船が狙う沖合ではカツオがバリバリ釣れている。
これから増える台風で海がかき回され、相模湾奥まで澄んだ潮が差し込めば、カツオの群れが一気に入り込むかもしれない。
いずれにせよ、8月後半はコマセ釣りでキハダ・カツオが釣れ盛る可能性は十分にある。
早い段階でキハダが釣れ始めた今年はビッグチャンスか。ミクちゃん、次回もキハダを狙って勝負するよ!
8月1日、ついにコマセ釣りのキハダ・カツオ解禁!
ということで、少しでもバテないように体力を!
と眠ろうとしていた体とは裏腹に、釣れたらどうしよう!
いや、ヒットしたら必ず釣りたい!
デッカイの釣れてヒザに置く夢がかなうかも~!?
なんて妄想が膨らみ興奮して結局朝まで眠れず(笑)。
そんな妄想とは別に頭の片隅では、初日からそんなに簡単にキハダは釣れないだろうと思っていたので、まずはキハダ船の一日の流れに慣れるのが第一歩と、気を引きしてめて茅ケ崎港の沖右衛門丸さんにお邪魔しました。
いざ実釣です!
前回キハダマンと行った釣り方シミュレーションのおかげでイメージはバッチリでしたが、実際に仕掛けを下ろすとオモリ80号のステン缶と潮の抵抗もあってタックルがズシッと重い。
最初はその重さに慣れなくて竿がうまく振れず、タナを取って少し待った後、仕掛けを上げるとステン缶の中にコマセが残っていました。
それでも、投入を繰り返すと少しずつ慣れてきて、以前やったことがあるビシアジのタナ取りと似ていることに気づき、そのときにアジ船の船長に教わったことを思い出して、ビシッと強めに竿を振ってみたら、「最初よりも竿の振り方がカッコよくなってきたよ!」とウッチー(本誌内山)からグーサイン♪
正直カツオやほかの魚でワンバイトくらいはあるかな!?と期待していたのですが、結局コマセ組は船中ノーバイトで沖揚がり。
自分だけ釣れないときのプレッシャーや悔しさもなく、ある意味気持ちいいくらいの完封負けでした。
今回の釣行でキハダ船の一連の流れに慣れることができたので、次回はヒットしたらキャッチできるかも?とワクワクしてます。
そして今回、最後の最後の延長戦(!?)でキハダを釣ったルアーの髙澤さんはすごかった!
ファイト中に一緒になって真剣にドキドキして、キハダが上がったときは、他人が釣った魚でここまで興奮できるのかと自分でも驚きました。
おめでとうございます!
コマセ釣りでキハダを上げて、いつかルアーでもキハダを釣ることが私の夢です。今回の体験で、さらにその夢をかなえたいと強く思いました。
まずはコマセでキハダを絶対釣るぞ!
隔週刊つり情報(2019年9月1日号)※無断複製・転載禁止
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