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走水~観音崎沖で食い活発東京湾のタチウオ好調キープ

隔週刊つり情報編集部

年明けから依然として好調をキープしている東京湾のタチウオ。

東京湾奥金沢漁港の蒲谷丸で取材した1月中旬は猿島~走水~観音崎沖の水深60~80m前後を狙い、前半はなかなかハリ掛かりせずアタリの数ほど釣果はのびなかったが、後半に潮が動き出すと食いが活発に。

終わってみれば大中小交じりでいい人は28本、初挑戦でも14本の釣れ具合だった。

なお、蒲谷丸ではテンビン主体に出船も希望すればテンヤの釣りもOKだ。

釣行の写真

▲当日は猿島からスタートし、走水沖や観音崎沖も狙った

昨年の晩秋、私が出かけたテンビンタチウオ釣りは2回。

手にした獲物は合計9本。

早い話が撃沈続きなのだ。

そんな折、編集部から電話が入る。

なんでも年明けからタチウオが好調だとか。

そうと聞いては心がはやる。

さっさと道具を準備し、少しばかり気負って家を出た。

釣行日は1月11日。

向かった先は東京湾奥金沢漁港の蒲谷丸。

タチウオ船は7時20分出船、13時沖揚がりのショート船で集まったのは私を含めて8名だった。

「それでは出ます」

蒲谷政徳船長の操船で第三蒲谷丸は定刻どおりに港を離れ、穏やかに晴れ渡った東京湾を南東へ向かう。

20分ほど走って着いた場所は猿島沖。

タチウオ釣りではおなじみの海域。

ただいつもの景色と少しばかり違うのは、船団がさほどまとまらず、幅広く連なっていること。

10分ほど潮回りを重ね、7時50分に開始となった。

釣行の写真

▲テンビン仕掛けで1m超級

走水沖で群れ発見

「やりますよ。オモリは60号。タナは60mから上を探ってください。どうぞ」

周りを見渡せば20隻ほどの船団だろうか。

そんな中、私を除いたみなさんは一斉に仕掛けを投入。

なんとタナに着いた途端にアタったのだろうか、いきなり左舷ミヨシから甲高いモーター音が聞こえてくる。

取り込まれたのは80cmクラスのタチウオで幸先のいいスタートとなった。

船内を一周してみると右舷トモだけがテンヤ仕掛け。

蒲谷丸ではオマツリが避けられる席であればテンヤも可能。

イワシエサの準備はないので各自で用意する必要がある。

その右舷トモ、開始から7分後に船中第2号を釣り上げた。

型は1mオーバー。

やはりテンヤには良型が掛かってくるようだ。

この後は左舷胴の間が型を見て、次は再び右舷トモ。

続いて右舷ミヨシも型を見る。

開始から20分で5本はまずまずといったところだが、ここで潮回りとなる。

さあ2流し目。

今度の指示ダナは55mより上。

前回より5m上がったということは、ヤル気のある群れに遭遇したのだろうか。

そう思った私であったが、これは勝手な思い込み。

現実は真逆でヒットなし。

20分ほど流して小移動となった。

7~8分走って着いた先は走水沖。

この海域には30隻ほどが集まっていて船同士の間隔も狭い。

どうやらタチウオの群れが固まっているようだ。

「はい、どうぞ。タナは70mから上」

再開して最初にヒットさせたのはまたもや右舷トモ。

手巻きリールで手応えを楽しみながら取り込んだのはやはり良型で1mオーバー。

その後、タチウオ初チャレンジの左舷ミヨシ2番にヒット。

続いて隣の胴の間。

あれれ、急にアタリが増えてきたぞ。

これはどうしたことか?

釣行の写真

▲アタリの多さを楽しむならテンビン仕掛けがおすすめ

知っ得!タチウオ釣りの「いろは」

取材当日はよく釣れたたものの、冬のタチウオ釣りは微妙なアタリを拾っていくのが大前提。

そのための要点を蒲谷政徳船長にまとめてもらうと次のとおり。

まずはエサ。

コノシロの切り身が真っすぐになるようにていねいに縫い刺す。

厚みのある切り身の場合はハリ刺しの部分を薄くカットすると形をまとめやすい。

次はタナ。

蒲谷丸では1m刻みでタナをアナウンスするので聞き逃さないように。

正確なタナを取るため必ず道糸のマーカーで読み取る。

最後はアタリについて。

冬は小さく誘い、ゆっくり巻き上げてタナを探ることをおすすめしたいとのこと。

Tackle Guide

竿は全長1.8~2.1mのタチウオ専用、もしくは先調子のゲームロッド。

リールは超小型もしくは小型電動がおすすめ。

仕掛けはハリス6~8号、ハリは1/0~2/0。

オモリは状況を見て40、60、80号を使い分ける。

観音崎沖で入れ食い

9時25分には私を除く全員が型を見る。

こうなっては私も仕掛けを下ろさなくては乗り遅れる。

さっそく自分の席(右舷胴の間)に戻って投入準備。

コノシロの切り身にハリを刺し、指示ダナの65mに仕掛けを下ろす。

最初の投入はアタリなしだったものの、すぐに入れ替えると1m誘い上げたところで竿先にわずかな重さを感じた。

「ん? これってモタレのアタリかも」

そう思った次の瞬間、竿先がいきなりズドンと入った。

反射的に合わせる。

手応えは十分で電動リールをスイッチオン。

取り込んだのは1m級のタチウオ。

これで正真正銘の船中オデコなし。

次の投入でもアタリがあり、うれしい2連チャン。

船中ではあちこちで良型を取り込む姿を確認できる。

この分ならかなりの釣果を得られそうだ。

「上げてください。移動します」と船長からのアナウンス。

ええっ、こんなに釣れているのに移動?

そういえば周りにいたはずの船がめっきり少なくなっている。

どこかでさらに食い気のある群れが見つかったのだろうか。

船が動き出したところで前方を見れば観音崎沖にすごい数の船が見える。

あとで船長から聞いたところ、走水沖で釣れ出したのは潮が動き始めたから。

状況がよくなったにもかかわらず移動したのは観音崎沖ではさらに釣れ盛っていることを知ったからだと教えてくれた。

その移動の最中にみなさんの釣果を聞くと、トップは右舷トモの11本次は5本が3名、2~4本が4名。

10時10分なので経過時間は約2時間半。

残り約3時間でどのくらい数をのばせるだろうか。

30隻以上がひしめく観音崎沖に到着。

蒲谷丸はその中を縫うように潮回り。

その間、あちらこちらで取り込む姿を確認できた。

やがて船はエンジンスロー。

続けて合図が出る。タナは80mから上。

するとどうだろう。

数分後には船中あちこちからリールのモーター音が聞こえ、銀に輝く獲物が次つぎに取り込まれる。

もちろん私にもアタリがあり、上がってきたのはまたもや1m級のタチウオ。

再度仕掛けを落とすやいなやこれまたアタる。

最初はモタレ。

それを感じたらタナから動かさずに小さな誘いを繰り返しているとコンコン、あるいはズシンと竿先がたたかれる。

こんな感じで12時半までは至福のひととき。

風がまったくなくなったのも幸いし、微妙なアタリから食い込みにつながるまでのプロセスを体験できた。

楽しいひとときを過ごせたのは船中のみなさんも同じ。

釣果はトップは左舷胴の間の28本。

次頭は左舷トモで26本。

その後は20本台が続き、初挑戦の左舷ミヨシ2番でも14本。

型はほとんどが1m級とあって、この時期としては驚きだった。

21本の私ももちろん大満足。

前2回よりも少しはテンビンタチウオ釣りを理解できた。

釣行の写真

▲釣果は平均20本前後とまずまず

船宿INFORMATION

東京湾奥金沢漁港

蒲谷丸

045・781・8552

▼備考=予約乗合、7時20分出船。

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