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赤、白、黄の三種が潜む内房のアマダイ五目

隔週刊つり情報編集部

漢字では、上品な甘みのある食感から「甘鯛」、顔が尼僧に似ていることから「尼鯛」とも書かれるアマダイ。
 
そんなアマダイ釣りを得意とする船宿が内房富浦多田良海岸の日の出ボートだ。
 
同宿では8月中旬からアマダイ五目乗合をスタートしており、好釣果を上げたとの連絡が入った。
 
実は今年の1月にも同宿を訪れてよい思いをさせていただいている。

今回は下旬の釣行前日に50cmの大アマダイが上がったと聞いて「柳の下の2匹目のドジョウ」を夢見ながら釣友2名と訪れた。
 
当日の乗船者は我われのほかには、常連の泉沢さんと榎本船長のお孫さんである陽くん。

夏場のアマダイ釣りの注意点

5名で5時半に出船。
 
アマダイといえば肌寒くなる晩秋から春先にかけてが主な釣期。

こんなに早い時期から狙った経験がなかったので、夏場のアマダイ釣りの特徴を榎本船長に伺ったところ、「とくに変わったところはないですよ。注意点といえば、エサ取りの多い釣りですからまめにエサを確認することと、仕掛けが潮になじんでから誘うことぐらいですかね」とのこと。
 
アマダイ釣りの基本釣法は、仕掛けが着底したら糸フケを取り、オモリで4~5回底をたたいて砂煙を上げてアピール。

この間に、仕掛けが潮になじんだところで1mほど巻き上げてタナを取り、誘いに入る。
 
誘い方は、ジリジリとゆっくり竿一杯に持ち上げ、続いてゆっくり下ろし、フワフワと沈むエサを演出する。

そしてクククッとアタリがきたら一呼吸置いて合わせを入れる。
 
ちなみにトラギスやカナガシラばかりが掛かってくるようなら、仕掛けの位置を上げるようにし、潮が速ければ仕掛けの位置を下げたり、ガン玉を打つのも手だろう。

釣行の写真

アマダイ釣りはまめな誘いと底ダチの取り直しが肝心

釣行の写真

巻き上げ途中で断続的に引き込めば本命の可能性大

釣り人の写真

釣りでアマダイと呼ぶ主な種は標準和名アカアマダイ

早朝からアタリ活発

20分ほどで館山湾の沖合に到着すると、「どうぞ。水深は87mです」との合図でスタート。
 
海底は砂泥だが、時折根のある場所もあり、そこを船が通過する際は船長が知らせてくれるので、若干仕掛けを上げて根掛かりを回避する。
 
さっそく、トラギスと小型のレンコダイ(キダイ)があいさつ代わりに各所で顔を出すと、陽くんが船中1尾目となる28cmのアマダイを抜き上げる。
 
すると釣友の米光さんも、「どうやらこちらもアマダイみたいですよ」と巻き上げを開始。

釣り上げたのは25cmのアマダイとアカボラ(ヒメコダイ)の一荷だ。
 
続けて泉沢さんが30cmのアマダイとレンコダイを一荷で抜き上げ、釣友の塙くんも32cmのアマダイを釣りあとに続く。
 
その後も船内ポツポツと30cm前後のアマダイが釣れていたのだが、北風が次第に強くなりだんだんと釣りづらくなってくると、「波が高くなってきたので灘に移動しましょう」と船長が移動を告げた。
 
10分ほど移動した館山湾内の水深68m付近で再スタート。
 
1投目から全員にアタリがきたのだが、小型のレンコダイばかりが食ってきた。
 
私にもアタリがきたので巻き上げると、派手に暴れるレンコダイの引きとは違う。
 
水深の半分ほど巻き上げたところで、ガガガッと抵抗を見せるのはアマダイの特徴。
 
これは・・・と思ったとおりポッカリ浮かび上がったのは30cmのアマダイだ。
 
その後もたまにアマダイが釣れるものの、レンコダイが頻繁に掛かってしまうので、「浅場に移動しましょう」と船長が向かったのは水深30m台のポイント。

「ここはイトヨリやシロアマダイが出ますよ」と言う船長の言葉に、レアな高級魚の登場を期待して投入する。

ところが潮が流れず、だれにもアタリがない。
 
船長はこの状況にすぐに見切りをつけ、「風が収まってきたので沖のポイントに戻ります」と移動を告げた。

船の写真

日の出ボートのアマダイ五目は6名限定の予約乗合

釣り人の写真

派手なアタリの正体はキダイ

釣り人の写真

30cm級がアベレージ

釣り人の写真

定番ゲストのヒメコダイとアマダイの一荷

40cm級連発!

再開すると、塙くんが30cm級のアマダイを釣り上げ、続けて泉沢さんが25cmを上げたのだが、よくよく見ると目の周りが黄金色のキアマダイであった。
 
泉沢さんが、その直後にこれまでにない強烈な突っ込みを見せる大物を掛ける。
 
ようやく50cmクラスのアマダイのお出ましかとカメラを構えていたのだが、上がってきたのは1kg弱のオニカサゴ。
 
ここも潮の流れが緩慢でアタリは散発的だが、飽きない程度にアマダイが顔を出し、米光さんも40cm級を釣り上げてエビス顔だ。
 
陽くんは船に乗り慣れているので動きにムダがなく、いかにも手慣れている印象で、40cmのアマダイを釣り上げると、「昨シーズンは50cmクラスを何尾も釣りましたよ」と涼しげな顔で話してくれた。
 
私もアマダイを追釣し、肩が温まってきたところで強いアタリ。

慎重に巻き上げ、まもなく取り込みといった所で急にギューンときてバチン。
 
何事かと思ったら、海面に現れたのは1m以上もあるシイラ。

お前が犯人か・・・とにらみつける。
 
そして私が5尾目のアマダイを釣ったところで12時の沖揚がりを迎えた。

アマダイの釣果は3~7尾で船中26尾。

今回はお目当ての50cm級は釣れなかったが、シーズンはこれからが本番。

秋はさらなる釣果アップが期待できそうだ。

釣り人の写真

キアマダイを釣り上げた常連の泉沢さん

釣り人の写真

90mダチでオニカサゴが上がった

釣り人の写真

アジも交じる

釣り人の写真

この時期はエサ取りが多い。アタリが遠いときは仕掛けを上げてエサを確認しよう

知っ得!アマダイの松笠揚げ

ウロコもおいしいアマダイの料理は松笠揚げがおすすめ。

ウロコを取らずに三枚におろし、身に軽く塩を振って10分おいて水分をふき取り、食べやすい大きさに切って片栗粉をまぶし、180度くらいの油で揚げる。

きれいにウロコが開いてキツネ色に揚がればでき上がり。

うまいですよ!

魚の写真

ウロコを取らずに仕上げるアマダイの干物も美味

当日のアマダイ仕掛け

タックルは7:3のゲームロッドと超小型電動リールのセット。

多くの市販仕掛けには2本バリと3本バリが存在し、操作に慣れていない人々には2本バリが扱いやすいため推奨します。なお、ハリについてはオキアミが取れにくいケンのついたタイプがお勧めです。

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隔週刊つり情報(2021年10月1日号)※無断複製・転載禁止

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