6月1日、三浦半島剣崎沖のイサキが解禁となった。
地先の根周りに着いた当地のイサキは、身にたっぷりと脂をまとった極ウマボディで非常に人気が高い。
解禁初日の模様をお届けするため訪れたのは、剣崎松輪港の伝五郎丸。
開幕直後の釣れ具合は年により差はあるが、船長によると今年はマダイ釣りでイサキがよく交じったらしいので期待できそうだ。
当日は5名が乗船。
うち4人は四隅に分かれて釣り座を構え、筆者は空いている右胴の間で準備に入る。
5時15分に港を出て、まずは港前で全船待機。
5時半になると一斉に走り出し、15分ほどで吉野瀬の水深20m前後に到着。
地元剣崎を始め東京湾奥などから乗合船が集まった
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良型ぞろいの幕開け
「タナは海面から14~17mです。どうぞ!」。
鈴木長喜船長のアナウンスで、乗船客4人はウイリー仕掛けの先バリや空バリにオキアミを付けて一斉に仕掛けを投入。
まず竿を曲げたのは左トモの浅見さん。
35㎝級の丸まる太ったイサキが取り込まれると、「極ウマイサキを釣りたくて解禁を心待ちにしていました」とニッコリ。
続いて右トモの秋山さんが30㎝級を釣り上げ、左ミヨシの雫さんも同サイズを掛けて良型ぞろいの幕開けとなった。
朝イチのチャンスタイムで波に乗れなかった城所さんも、「ようやくヒットパターンが分かりました。50㎝ほどのシャクリ幅でタナを探ると、15mでアタリます」と言い、次からは当たりダナを集中的に狙い、20~25cm級のトリプル。
(左)付けエサ用にオキアミ、イカタンを持参して使う人も多い(右)船宿仕掛けはウイリー巻きの4本バリ。写真は濁り潮と澄み潮用のセット
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取り込みは抜き上げが基本だが、良型が上がってきたらタモを頼もう
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ライトタックルだからイサキの引きを存分に楽しめる
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剣崎イサキが今年も開幕。初日の第1号、35㎝級を釣り上げた浅見さん
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多点掛けで数をのばす
イサキの活性も上がってきて全員が20尾を数えたところで、私もウイリー巻きの3本バリ仕掛けを投入。
18mまで仕掛けを下ろし、50㎝ほどのシャクリ幅で誘い上げると15mでククンと竿先がたたかれた。
そのまま14mまでゆっくり巻いて追い食いを狙うと重みが増し、25㎝級がダブル。
食いが立っているうちに再投入し、追い食いを狙うと、今度は同サイズがトリプル。
好況のまま12時の沖揚がりを迎えて、釣果は20~35㎝のイサキが一人35~52尾。
私は28㎝を頭に10尾。
小型はほとんど見られず良型ぞろい、数は平均40尾と出足好調の剣崎沖のイサキ、今シーズンも視界良好だ。
初日トップの52尾を釣り上げた常連の秋山さん
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食い気のある群れに当たれば多点掛けも!トリプルを披露してくれた城所さん
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ハリス1.75号でイシダイをキャッチした雫さん
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これまた良型のイシダイ!
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剣崎沖のイサキ仕掛け例
コマセカゴの調整方法
コマセカゴの調節は上窓は全開、下窓はほぼ全閉にしてアミコマセを8分目ほど詰める
コマセカゴはライト用~FLサイズ、潮具合に応じてオモリ40~60号を使い分ける。
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隔週刊つり情報(2021年7月1日号)※無断複製・転載禁止