コウイカの特徴・見分け方 | 写真から探せる魚図鑑
コウイカの図鑑ページです。コウイカの特徴がわかりやすい写真を掲載!コウイカの特徴、生息場所や釣り方、コウイカの美味しい食べ方など、コウイカについて詳しく解説しています。
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みなさんは毎年いつ頃初釣りに行かれるでしょうか?
1月は特に忙しく、行きたくてもなかなか時間が取れない方が多いようですね。
私はと言うと、今年も1月4日に恒例になりつつあるスミ掛け合戦に参加してきました。
場所は和歌山県御坊市の南塩屋。
釣り物は新春にふさわしいスミイカです。
各自が釣ったスミイカを見せびらかしながらスミを掛け合うのが、もはや新春恒例の行事と言えます。
4日の早朝、船に乗り込んだ私に向かって、船長から「面白い仕掛け作ったんやけど使ってみるか」と声が掛かりました。
見るとそれは2本バリの胴突き仕掛けでした。
もっと分かりやすく言うと、2カ所に餌木をつけられるようエダスが出た胴突き仕掛けです。
下のエダスはオモリのすぐ上についていて、長さも5cmほどです。
上のエダスは下のエダスの50cmほど上に付けられていて、枝の長さも15cmほどあります。
「これ、ワシらが昔から使いよる仕掛けやねん。ときどきイカがダブルで掛かってくることがあるから面白いで」と船長。
スミイカは底にいるとばかり思いがちですが、そうではありません。
昔、紀州の漁師に聞いた話は、実に興味深いものでした。
「スミイカは、その体色見たらやる気がある奴かない奴か分かるねん。やる気というか食い気がない奴は泥に潜ってじっとしとるから、腹側の色が茶色しとるねん。ところが食い気がある奴は泥底から出てエサ探しとるから、腹が白いねん。この腹が白いイカが餌木にもよう乗ってくるし、少し底から浮いてる事が多いから胴突き仕掛けでも釣れるねん」
このように昔から漁師が使ってきたスミイカの胴突き仕掛けは、先の漁師の話から生まれたもののようですね。
そこで、一度スミイカをダブルで釣ってみたいという誘惑に駆られ、船長が作った胴突き仕掛けでやってみました。
イカの乗りは今までの仕掛けと遜色がないほどよかったのですが、掛かってくるのはやはり下の餌木ばかりで、上の餌木には一度も乗りませんでした。
なので一度釣ってみたかったダブルの感触は味わえませんでしたが、もっとイカの活性が高いときに試してみると面白いかも知れません。
この日はきっと腹が茶色い怠け者のイカばかりだったのでしょう・・・。
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