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東京湾のビシアジ盛況 第二海堡周りで大型連発(はやぶさ丸/東京湾奥小柴)

隔週刊つり情報編集部

ライトアジのメッカともいえる東京湾奥エリアにおいて、昔ながらのオモリ130号アンドンビシで周年アジを狙っている小柴のはやぶさ丸は、今や珍しい存在の船宿だ。
 
5月中旬の週末、5時半過ぎに船宿に到着。

当宿を訪れるのは初めてなので、老舗船宿であればさぞや船長も漁師気質が強く荒っぽい人ではないかと緊張していたが、それは私の勝手な思い込みだった。
 
船長とおかみさんはとても気さくな方で、あいさつをかわした瞬間に一気に緊張の糸がほぐれた。
 
受付を済ませ、宿の前に停泊してある赤いウイングラインが目を引く1号船に乗船。 

各釣り座にはコマセと付けエサのアカタン、タオルがセットされており、私は右トモ3番の釣り座を案内される。
 
総勢16名の釣り人が乗り込み、7時に出船。
 
20分ほどで第二海堡北側の本船航路周辺に到着。
 
魚探で反応をリサーチし、「はい、どうそやってください。水深は45m。タナは底から2mです」とのアナウンスでスタート。
 
一斉に投入するが道糸はまるで凧揚げのようにトモ側に向かって流されていく。
 
これではコマセが効いてくるまで時間がかかるだろうと覚悟していたが、1投目から船内あちらこちらで電動リールの巻き上げ音が響き渡ってきた。

大アジラッシュ

左ミヨシの常連さんがタモを入れる。

取り込んだのは見事な大アジでスケールを当てると40cmを超えている。
 
これを皮切りに船中あちこちでタモが出され、体高があり金色に輝く魚体が取り込まれていく。
 
釣れ上がってくるアジはどれも35~40cm。

つかみ上げれば尾ビレでヒジをたたかれるサイズばかりだ。

「デケェ!デケェ!」という歓声。

アジがデッキをたたくバタバタ音も尋常ではない。

まるで大サバかイナダでも暴れているかのようだ。
 
ラッシュ!と言っていい釣況だが、何せ潮が速くてオマツリも頻発。

当然バラシも多く、ロスする時間も多い。

こればかりは仕方がないことだが、この潮でないと大型の食いは悪いそうだ。
 
開始1時間ほどで常連さんたちはすでに10尾以上のアジを釣り上げている。
 
ビギナーの高木さんも無事ゲットし満面の笑顔。

こんな大アジを手にすればだれだって笑顔が弾けてしまう。
 
右ミヨシの福井さんは迫力のダブル。

定番ゲストのサバも黄色味を帯びており、実にうまそうだ。
 
右トモの常連山田さんは竿が大きく引き込まれ、何やらアジではなさそう。

見えてきたのはマダイで、自らタモ取りしたのは1kg級。
 
それにしてもハリス2号、全長2mの仕掛けでよく切られなかったものだ。

山田さんが使っているクッションゴムは幅6㎜の輪ゴム。

「これがいいんだよ。安いしね。ガハハッ」とマダイを抱えて恵比須様の笑顔。
 
常連さんの中にはゴムチューブで自作したクッションゴムを使用している方もいて、ベテランならではのこだわりがあるようだ。
 
私も撮影の合間に竿を出させていただいた。
 
アジ釣りはタナが基本。

着底したら5mほど巻き上げ数秒待ち、仕掛けが手前に戻ってきたところで再着底させてタナを取り直す。

釣り人の写真

記者もヤミツキになる面白さを堪能

釣り人の写真

体高がありよく太ったアジが釣れる

釣り人の写真

こんなアジがバリバリ釣れる

釣り人の写真

脂が乗って食味も最高

釣行の写真

大型は必ずタモを使って取り込もう

釣り人の写真

1kg級のマダイも交じった

正確なタナ取りが大切

指示ダナは2mなので、コマセワークは1m上げたところでひと振り、さらに1m上げたところでもうひと振りしてアタリを待った。
 
ククッと小さいアタリに続いてキュンッと竿先が入る。
 
聞き上げるようにゆっくり竿を立てたところで電動巻き上げのスイッチオン。
 
竿を脇に抱えて巻き上げるが、アジの引きってこんな強かったっけ?と思うほどの抵抗だ。

無事取り込んだのは35cm級のアジ。
 
次はアジが掛かってもすぐには巻き上げず追い食いを狙ってみた。
 
うまいこと2尾目も掛かったようだが、巻き上げ途中でブチッとハリス切れ。

このサイズの一荷ともなると2号ハリスではギリギリかもしれない。

次投からは欲張らず1尾1尾大事に巻き上げ釣果を重ねるようにした。
 
常連さんとの雑談の中で、この船はこの場所で大アジを狙うためにライトをやらないのかと聞いてみたところ、「ライトも楽しいけど潮によって釣り場が限定されるからね。ここの船長はうまいアジを狙うとは言うけど、大型を狙うとは言わないんだよ。でも俺たちはこのデカいアジを釣りたくて通っているんだけどね」と答えてくれた。
 
潮が緩んでくるとアジもサイズダウン。

といっても25~30cmもある良型だが、大アジに目が慣れてしまうとこうも小さく見えてしまうものなのか。

「12時半になったら仕舞いますね」と早揚がりを告げるアナウンス。

半数くらいの人がすでにクーラー満杯状態のようだ。

トップ49尾で平均30尾くらい。

型がいいので35lのクーラーでは40尾ほどしか入らず、アジ釣りとは思えないボリュームだ。
 
これぞ至高の大アジ。

脂が乗った身は刺身、たたきで悶絶。

フライにすればフワフワ食感に思わず目を見開く。

ありがとう~!と叫びたくなるほどのうまさですよ。

釣り人の写真

当日はアカタン、アオイソメともによく釣れた

釣り人の写真

大アジの一荷。いい日は頻繁にあるという

釣り人の写真

いい日はトップで50尾前後釣れている

料理の写真

アフターフィッシングは心ゆくまでアジ料理を満喫しよう

知っ得!特エサは肝!?

マダイを釣り上げた山田さんに使ったエサをお聞きすると、ミンチの中に交じっているイワシの肝で、マダイやクロダイはもちろん、食い渋りのときのアジにも効果抜群とのこと。

コマセの中に肝を見つけたら、取り出してここぞというときに使ってみよう。

エサの写真

イワシの肝で1kg級のマダイを釣り上げた

Tackle Guide

ビギナーは扱いやすい2本バリ仕掛けがおすすめ。

また人数が多い日はどうしてもオマツリは避けられないので、仕掛けは多めに用意しておこう。

当日のアジ仕掛け

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