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東京湾の夜アナゴ開幕!木更津沖で滑り出し上々(ミナミ釣船/東京湾奥南六郷)

隔週刊つり情報編集部

4月16日、夜アナゴの開幕模様をお届けするために東京湾湾奥南六郷のミナミ釣船へ向かった。

「今シーズンの夜アナゴ乗合は4月23日からスタートするつもりでしたが、ファンの熱烈なリクエストがあり、16日から始めることにしました」と安達任伯船長。

当日集まったのは16人で満船。

5時過ぎに出船し、まだ明るい18時前に釣り場の木更津沖に到着。  

水深16mほどのポイントにアンカーを入れて、「潮が速いのでオモリは25号です。準備ができた方から始めてください」とのアナウンスで開始。

この日は大潮で満潮は17時4分、干潮は23時13分。

釣っている間は下げ潮が続く。

仕掛けはほとんどの方がオーソドックスなツリガネオモリ、タックルは半数以上が小型両軸にしており、船下を狙っている。

スピニングタックルの方は仕掛けを投げて広く探っている。

船下か広範囲か、最初の1本はどちらにくるだろう?

ところが明るい時間帯は良型のシロギスが上がったのみ。

なんだか少し心配になってきたが、おそらく本番は暗くなってからなのだろう。

釣行の写真

釣り場は木更津沖の水深16~17m前後。

暗くなってからが本番

右トモの加藤さんが船中1本目を掛けたのが薄暗くなった18時20分だった。

「食い始めるのが遅いようだね。暗くなれば釣れると思いますよ」と船長。

その言葉どおり、19時を回るとアナゴの食いが立ってきて船内でポツポツとアナゴが取り込まれ、「よし!」「釣れてよかった」「アナゴ釣り楽しい」などの声が聞こえてくる。

1本を上げた方たちはホッとひと安心している様子。

左胴の間の安藤さんは2本竿で船下を探って30cm級のアナゴを上げ、「久しぶりのアナゴ釣りで、小づきがぎくしゃくしてしまいましたが、1本釣り上げてようやく誘いの感覚を取り戻すことができました」と笑う。

右胴の間の鈴木さんは底からオモリ1個分上げて底をたたく小づきで誘い、アタったら1~2秒待ってからエイヤッと合わせてハリ掛かりさせる。

30cm級のアナゴを取り込むと、同じ誘い方で立て続けに同級のアナゴを2本上げる。

左トモ3番の荻野さんは微妙な感触のアタリをとらえて25~30cm級のアナゴを次つぎと掛け、「小型が多いからか、活性が低いからかは分かりませんが、アタリがあったら一呼吸待ってから合わせたほうがハリ掛かりはいいです」とのこと。 

ここで俄然ペースを上げたのが左トモ2番の山根紀一さん。

小づきを見ると竿先を軽やかにしならせながら上下してリズムを刻んでいる。

なんだか竿先がダンスをしているようだ。

「潮が速いので、オモリを上げると仕掛けが流されて隣の方とオマツリしてしまいます。オモリは底に着けたまま、寝かせて起こすイメージで小づいています」と言う。

確かに周りでは結構な頻度でオマツリしているが、山根さんはそれがほとんどない。

その分、釣りに集中できるので数がのびていくのだろう。

山根さんはその後、納竿までに11本を釣り上げて竿頭に。

釣行の写真

キャストして広く探るのもおすすめ。

釣行の写真

(左)テンポのいい小づきで4本釣り上げた。(右)ゴツゴツと分かりやすいアタリのほか、微妙な感触のアタリもあった。

釣行の写真

(左)置き竿に掛かった。(右)派手なアタリのわりにスッポ抜けも多い。

中小型のアナゴが乱舞

その後もポイントを移動して船内ポツポツと数を重ねた20時、船長がアナゴをさばき始める。

ここから船内でバタバタッと釣れるシーンもあったりしてプチ盛り上がり。

こうなれば、あとは型のよい1本がほしくなるというもの。

「小型が多かったから良型が釣りたいですね」という右トモの加藤さんが1本を手にして小づき、もう1本を置き竿で狙うスタイルで釣っていると、置き竿の竿先がツンツンと引き込まれている。

巻き上げると2本のアナゴが掛かっていた。

「結構引いたので良型のアナゴかと思ったら2本掛かっていてラッキーでした」と加藤さん。

船長がアナゴをすべてさばき終えたところで、船着き場の潮位の関係で20時半に早揚がり。

釣果は25~38cmのアナゴがトップ11本、船中71本。

とくに両舷のトモ、トモ2番の方が数を釣っていた。

今年の開幕はほぼ全貝型を見ることができたし、「アタリが多く楽しめた」と話していた方も多かった。

昨年よりも数が釣れているので、「今年はイケるでしょう」と船長も手応えを感じているようだ。

午後からブラリと出かけられ、短時間の釣りながら、釣って面白く食べておいしく、しかも釣ったアナゴは船でさばいてくれる。

気軽で楽しい東京湾の夜アナゴは例年だとゴールデンウイーク前後が一番盛り上がるころ、ぜひ釣行していただきたい。

釣行の写真

(左)釣ったアナゴは帰港前にきれいにさばいてくれる。(真ん中)開いた身と中骨に分けてくれる。(右)オーソドックスな仕掛けのパターン。オモリは20号が標準だが当日は潮が速く25号を使用。

知っ得!船長に聞きました『アナゴの誘い方』

「着底したら1~2秒間隔でオモリを底から3~5cm持ち上げて下ろすを繰り返して小づいてください。10回小づいたら止めて、底から10cmくらい聞き上げてみましょう。2本竿で交互にリズミカルに小づくのが理想ですが、慣れないうちは1本竿から始めてみてください。ゆっくり小づくのが基本となりますが、周りで釣れていると小づきが早くなりがちですので気をつけてください」

釣行の写真

2本竿で船下を小づく正調スタイル。

Tackle Guide

スピニングは仕掛けを投げて広く探ることも船下を探ることもできる。

船下の小づき釣りでは小型両軸スタイルが正調で、入れ食い時は圧倒的に釣りやすい。

軽く仕掛けを投げてやや広く探ることもできる。

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釣行の写真

(左)満月の夜空の下、ひらすら小づいてアナゴを誘う。(右)当日は暗くなってから釣れ始めた。

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【隔週刊つり情報(2022年5月15日号)※無断複製・転載禁止】

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