茨城のヤリイカは今年も年明けからカンネコの水深140m前後で胴長30~40cm級が釣れていて、週末ともなるとどこも満船の大盛況。
そんな中、鹿島港の大春丸を訪れたのは1月28日、当日は平日にもかかわらず14人の満船でカメラだけを持って乗り込む。
プラヅノ11cmのブランコ仕掛けを投入
5時に出船し、1時間ほどで鹿島沖のカンネコに到着。
「水深は115m、反応は底付近です。オモリ150号です。どうぞ!」の合図で一斉に投入。
仕掛けは全員がプラヅノ11cmのブランコ仕掛け。
前回訪れた1月中旬よりポイントの水深が浅くなっている。船長によると140m前後でもヤリイカが釣れているそうだがサバも多いらしい。
ヤリイカの群れも広範囲に回遊しているので、サバが比較的少ないポイントを選んだとのこと。
1流し目こそ不発だったが、辺りが明るくなった次の流しは、右舷ミヨシ3番で胴長40cm級のヤリイカが取り込まれた。
これを皮切りに左トモ、右ミヨシ、左ミヨシ2番と単発ながら立て続けに上がる。
右トモの益子さんは釣れたヤリイカを潮回りの間に素早くさばき、慣れた手つきで船上干しを作っている。
このまま続くのかと思いきやサバが回遊してしまい、ブランコ仕掛けではオマツリが多発、直結仕掛けに交換した数名だけがヤリイカを釣り上げている。
おまけにサメにオモリと仕掛けを取られる方も出てきため移動となる。
船長の合図と同時に仕掛けを投入する
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多点掛けで連発
「水深120mです。やはり反応は底付近です。どうぞ!」の合図で再開。
左ミヨシ3番の今井さんは、濃いブルーと薄いブルーが交互に配色された自製仕掛けを使い、2~3点掛けでヤリイカを連発。
「潮が澄んでいるのでブルーのツノにしたのがよかったみたい。着底後、中オモリの重さを利用して2mほど仕掛けを送り込んでから道糸のたるみを取り、イカが乗ったらゆっくり巻き上げて多点掛けを狙っています」と言いつつ、船中で最初にツ抜けを達成。
右ミヨシの金谷さんは着底後5、6回シェイクしてからたるみを巻き取りイカの乗りを確認、乗りがあったらゆっくり5m巻き、胴長30~40cm級を2点掛けで取り込んでいく。
移動してからはサバも少なくひと安心。
イカの活性も上がり、船中のあちこちで良型のヤリイカが2~3杯掛けで上がってくるようになり、手返しよく数をのばしていく。
その後もサバに邪魔されることなく順調に数を重ねていき、半数以上の方が30杯を超えたところで11時半の沖揚がり。
釣果は胴長30~40cmのヤリイカが15~38杯。
帰港後、干したヤリイカをロープから外していた益子さんから船上干しを1杯いただいた。
帰宅後、これを軽く炙り、七味&マヨネーズ、しょう油を少し付けて堪能。
次回は自分で釣ったヤリイカで船上干しを作り、味わいつくしたい。
多点掛けに備えてパワーのある中小型電動リールが使いやすい
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ヤリイカが乗ったらゆっくり巻き上げて多点掛けを狙いたい
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赤白のウキスッテにもよく乗った
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ブランコ仕掛けはバレにくいので落ち着いて取り込もう
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後半は3杯掛けも多かった
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当日は30杯台の人が多かった
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当日のヤリイカ仕掛け
船宿仕掛けは11cmのプラヅノに赤白スッテを交ぜた5本ヅノのブランコ式。オモリ150号
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サバが多いときは直結仕掛けがおすすめ
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ブルーのツノによく乗った
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濃いブルーと薄いブルーを交互に配色して釣る人もいた
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良型は身が厚く食べごたえ十分
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隔週刊つり情報(2022年3月1日号)※無断複製・転載禁止