今回Bグル隊+Gがお届けするのは東京湾のビシアジ。
アジっていいよね。
釣って楽しいし、どう食べても本当にウマイ!
もう長いこと釣りをやってきたけど、釣り物がアジと聞くと思わずトキめいちゃいやす。
第二海堡周りのビシアジにトライ!親切な仲乗りさんに感謝
お世話になったのは東京湾奥小柴のはやぶさ丸。
お邪魔した8月16日はオレらを含めて10名が乗船。
7時に出船となった。
小山恭弘船長に釣り場をうかがうと第二海堡周辺とのこと。
「いま向かっているのは型のいいアジが出る所なんですよ」と船長。
しばらく味わっていないデカアジの引き、とっても楽しみでありやす。
約15分ほど走って第二海堡周りに到着、水深40m前後で開始となった。
とりあえずオレはいつものごとくカメラに徹し、食材確保は近田に任せる。
近田が鈍くさい動きで釣りを始めようとしていると、同船で仲乗りを務める小山哲司さんが軽やかにやってきて近田にエサの付け方からコマセの詰め方、タナの取り方などを実にていねいに教えてくれている。
哲司さんは船長の叔父にあたる方でとにかく親切。
オレらみたいなポンコツやビギナーにとっては大変ありがたい存在だと思いやしたよ。
釣り場は第二海堡~小柴沖の水深40m前後
出典:
プロフィール
隊長:竹田信彦(NOBUHIKO TAKEDA)
釣り歴は40年以上だが釣りがうまいワケではなく釣運もないビンボーライター。
料理好きでうまい魚で酒を飲むことを生きがいにしている。
芋焼酎とバイスサワーがないと死んでしまう50歳のオッサン。
近田隊員:近田憲男(NORIO CHIKADA)
本編集部に加入して2年の若くない新人。
沖釣りに関してはかじった程度の知識を持ち、入門企画の生徒役で重宝されている。
食べること好きで、その旺盛な食欲を満たすためなら外道も食らうアラフィフ。
(左)竹田隊長(右)近田隊員
出典:
釣れるアジは良型ばかり。こりゃ楽しい!
一方、周りの皆さんはというと開始からアジを釣りまくり。
サイズは船長の言葉どおりで30~40cm級の良型ばかり。
豆アジは1尾も交じらない。
ううっ、とっととカメラをバッグにぶち込んでオレも釣りてぇとマジで思った。
哲司さんにレクチャーしてもらった近田も絶好調で、「超引いてメチャメチャ楽しいッス!」と言って大喜びしている。
オイオイおまえの担当は外道だろ。
本命はもういいから外道を釣れっての!
ひととおり写真を撮り終えた中盤戦に近田と選手交代。
オレが準備していると、またまた哲司さんがやってきて手取り足取り教えてくれる。
う~ん、なんともありがたい。
仕掛けを投入し底から2mのタナでコマセを振ってアタリを待っていると、ククンと竿先が入った。
巻き上げを開始すると引きが強く、まるでイナダやショゴを掛けたときのような感触。
キュキュンと突っ込む瞬間はもうドッキドキでありやす。
やがて姿を見せたのは35cm級の立派なアジ。
このサイズは久びさなのでついあせってしまい、抜き上げたら口切れしてポチャン。
ああ、やっちまった、目の前にタモがあるじゃないの・・・。
気を取り直して再開するとすぐにアタリが出て巻き上げ開始。
浮上したのは先ほどと同サイズのアジで、タモを手に取ろうと思ったら哲司さんがスパッとすくってくれた。
さっきのバラシを見られていたんですね。
感謝、感謝。
そんなとき右舷ではなんとマダイが登場。
船長の話では2kg級が上がった日もあるという。
その後はオレも順調に数をのばし同船していたおかみさんと記念撮影。
いやはや楽しいのなんの。
今年はなんとも暗い雰囲気が漂う夏だけど、いいこともあるもんですなぁ。
型がいいだけに引きはかなり強いッス!
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良型アジの一荷。いい日は頻繁にあるという
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こんなアジがバリバリ釣れた
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幅広でおいしいアジが連発してやす
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取り込みは必ずタモで。抜き上げると口切れする可能性大
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【船長さんに聞きました】アジ釣りのコツ
「タナは底から2mです。仕掛けが着底したら糸フケを取り、2m巻き上げてコマセを振り、アタリを待ちます。アタらなければこれをあと2回繰り返し、仕掛けを上げて再投入してください」
「きちんとタナに合わせてください」
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今後も第二海堡~小柴沖のビシアジは期待度◎
後半戦は小柴沖に移動。
ここもアジの食いは活発で25~40cm級のアジが次つぎに取り込まれる。
そんななか同船の常連である鈴木さんが取り込んだのは、後計測43cmの特大サイズ。
お見事でありやす。
ふと外道のことが気になり近田に聞くと、「外道が釣れねぇッス。本命でクーラーがいっぱいッス」と満面の笑みを見せた。
あのなぁ・・・。
でもこればかりは仕方がないか。
結局この日のトップは前出の鈴木さんで35尾。
船長の話では例年秋に向かうにつれ、釣果はどんどんよくなるとのこと。
マジで楽しい東京湾のビシアジ。
ぜひ皆さんもおでかけくだされ。
常連の鈴木さんが釣り上げた43cmの大アジ
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隊長も無事食材をゲット
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本命でクーラーをいっぱいにし、外道担当失格の近田隊員
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【お客さんの部屋】鈴木一行さん
「はやぶさ丸には20年以上も通っているよ。周年アジを狙っていて、いつも船長がおいしいアジを釣らせてくれるんだよ。それにおかみさんや仲乗りの哲司さんがフレンドリーだから、毎回来るのが楽しみなんだよ」
近田隊員の戯れ言
「第二海堡周辺で釣れるアジの大きさにビックリし、ギュンギュン走る引きの強さに大コーフン。仲乗りの哲司さんに釣り方を教えていただいたおかげでお土産は十分でしたが、ゲドゥー担当として外道を釣るためにタナを下げてみたもののアジしか釣れず複雑な気持ちです。今回はお手上げでした」
「お手上げでした!楽しくてえへっ」
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【Bグルレシピ】今回のイチ押し!カレー風味フライ
大きなアジをたくさん釣らせてくれた小山恭弘船長に一番好きなアジ料理を聞いたところ「なんといってもカレー風味のフライだねぇ」とのこと。
同船していたおかみさんに作り方を教えてもらうと、ハーブソルトとカレー粉で味付けしてから揚げるそうな。
で、さっそくやってみたんですがコレ、大人はもちろん子供ウケ間違いなし。
カレー粉とハーブソルトがいい仕事してくれていやす。
サクッ、フワでうまいのなんの。
お弁当のおかずにもおすすめッス!
作り方
①アジのゼイゴをそぎ取る
②①を三枚におろし腹骨をすき取って骨抜きで血合骨を抜く
③②を適当な大きさに切り分け、ハーブソルトとカレー粉を振りかける
④小麦粉、溶き卵、パン粉の順で衣を付け170度に熱した揚げ油で4~5分ほど揚げれば完成
材料
アジ、ハーブソルト、カレー粉、小麦粉、卵、パン粉、キャベツ、トマト、レモン
【ゲドゥーのレシピ】今回のおすすめ!アジの水なますそうめん
今回はゲドゥーが釣れなかったので、本命のレシピです。
アジのなめろうだけでも十分おいしいのに、冷たい味噌汁に溶かした水なますをそうめんのつけ汁にしてみたらこれが絶品!
夏バテ気味で食欲がないときにおすすめです。
作り方
①下処理したアジを三枚におろして皮をむき、腹骨をそぎ、血合骨を抜いた身を細かく切る。長ネギ、ショウガを細かく刻む
②アジの身に味噌、刻みネギ、ショウガを混ぜて包丁でたたく
③水で味噌を溶いて氷を入れて冷やす
④冷たい味噌汁になめろうを混ぜ、キュウリとミョウガを入れて完成
材料
アジ、長ネギ、ショウガ、ミョウガ、キュウリ、大葉、味噌、そうめん
【コレも食べてみた・・・】なめろうを焼いただけ!アジのサンガ焼き
なめろうが余ったので、もう一品作りました。
といってもフライパンにオリーブオイルを敷いて焼くだけなので簡単です。
こんがり焼き上げると香ばしさが鼻を抜け、カリッとした食感がたまりません。
味噌味が効いていて食欲をそそります。
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隔週刊つり情報(2020年9月15日号)※無断複製・転載禁止