シーバス料理おすすめ5選!締め方や血抜きの方法、さばき方も徹底解説!
ルアー釣りで不動の人気を誇るターゲット・スズキ。
釣り人の間ではシーバスという愛称で親しまれ、引きの強さやゲーム性の高さに定評があります。
リリースされることも多いシーバスですが、実は釣りを楽しめるだけでなく食べても美味しい魚です。
今回はそんなシーバスの食にフォーカスし、味わいやさばき方、おすすめ料理をご紹介します。
記事を読む前に図鑑でシーバスについて知ろう
シーバスの味わい
シーバスは透明感のある白身をしており、淡白ながらも独特の風味があるのが特徴です。
クセのない味わいで食べやすく、身は火を通しても固くならないため、様々な味付けや調理法で楽しむことができます。
通年美味しく食べられる魚ですが、旬の時期にあたる梅雨時~夏は特に食味が良く、春のマダイ・冬のヒラメに並ぶ高級魚として扱われます。
また、冬に深場に落ちた産卵前の「腹太」は脂がのって絶品です。
ただし、シーバスは生息場所によっては臭みが強いので注意しましょう。
基本的に海で釣れたシーバスは食べても美味しいですが、川や湾奥に生息するシーバスは泥臭さがあるため食用には向きません。
もし河口付近で釣れたシーバスを持ち帰るのであれば、釣り上げたらすぐに締めて血抜きすることが大切です。
そうすることで身に臭みが移りにくく、食べやすくなります。
シーバスの締め方・血抜きの方法
シーバスに限らず、魚は釣ったその場で締めて血抜きすることで鮮度や味わいをキープできます。
せっかく釣ったシーバスを美味しく食べるためにも、正しい締め方と血抜きの方法をマスターすることが大切です。
まずはハサミやナイフでシーバスのこめかみ辺りを突き刺しましょう。
口が開いて動かなくなればしっかり締められた証拠です。
締める際のポイントとしては、躊躇せずに手早く行うことです。
もたつくと魚体が暴れて鮮度が落ちる原因になってしまうので注意しましょう。
シーバスを締めたら、続いて血抜きも行います。
手順はまずエラと尻尾を切り、海中で魚体を振るか、ホースなどで水を通して綺麗に血を抜きます。
これだけでも十分ですが、より新鮮な状態を保っておきたい場合はさらに神経締めをするのがおすすめです。
神経締めは尻尾から頭に向かって形状記憶ワイヤーを通し、大動脈の上にある穴に差し込めば完了します。
締め方と血抜きの方法はこちらの記事でより詳しく解説しています!
シーバスのさばき方
シーバスを家に持ち帰ったら、美味しく食べるためにまずは綺麗にさばいていきましょう。
ウロコは小さいので取りやすく、骨もあまり硬くないため慣れれば簡単にさばくことができます。
さばき方の手順としては、まずウロコを取って頭を落とします。
次に腹から包丁を入れて内臓を取り除き、血合いに切れ目を入れたら水で綺麗に洗い流します。
腹と背にそれぞれ切れ目を入れ、中骨に沿って包丁を滑らせたら片身を剥がします。
裏側も同様に片身を剥がし、腹骨をすいたら三枚おろしの完成です。
シーバスの詳しいさばき方については、下の動画を参考にしてください。
様々な魚の調理動画を配信するYouTubeチャンネル『きまぐれクックKimagure Cook』では、シーバスのさばき方を詳しく解説しています。
実際にさばく手元の様子が観られるので、初めてシーバスをさばくという方でも分かりやすいです。
動画の手順を真似しながら、自分でシーバスをさばいてみましょう!
シーバスをさばくときにおすすめのアイテムはこちら!
おすすめのシーバス料理
シーバスを綺麗にさばいたら、早速料理を作っていきましょう。
先に述べた通り、クセがなく淡白な白身のシーバスは、様々な味付けや調理法で楽しめる魚です。
今回はそんなシーバスを使った料理の中から、特におすすめの5品をご紹介します。
定番料理からアレンジ料理まで、一度は試していただきたい食べ方を厳選しています。
どれも簡単に美味しくできる料理なので、ぜひ挑戦してみてくださいね!
シーバスの刺身
新鮮なシーバスは刺身で食べると本来の味わいを堪能できます。
透明感のある白身は美しく、強い旨味としっかりした歯ごたえを感じられます。
また、旬のシーバスや腹太は特に脂のりがよく、身の旨味に甘みが加わります。
さらに生食は刺身の他、洗いにするのもおすすめです。
作り方は簡単で、まず薄くそぎ造りにしたシーバスの身を冷水ですすぎ、半透明の白っぽい色になったら取り出します。
水気を取って皿に盛り、酢味噌やわさび醤油をつけて食べると刺身とはまた違った味わいを楽しめます。
洗いにすることで臭みが軽減するので、さっぱりした口当たりが好みの方はぜひ試してみてください。
シーバスの塩焼き
魚料理の定番とも言える塩焼きは、手軽に美味しく作れる一品です。
さばいたシーバスの身に塩をまぶしたら1時間以上置いて味を馴染ませ、フライパンやグリルで焼き上げます。
ふっくらした身に仕上げるためには、じっくり火を通すことがポイントです。
身の食感だけでなく皮目の香ばしさも引き立ち、お酒との相性も抜群です。
味付けは塩のみとシンプルですが、シーバス本来の旨味と脂の甘みを存分に感じられます。
シーバスの煮付け
シーバスから出る旨味を余すことなく使える料理が煮付けです。
特に脂ののった腹太は煮付けにすると絶品で、ご飯が進むおかずになります。
さばいたシーバスを切り身にしたらサッと湯通しし、臭みやヌメリを取ります。
鍋に醤油・みりん・砂糖・酒などの調味料と水を入れて火にかけ、シーバスの身を加えたら甘辛く煮付けます。
臭みが気になる場合はショウガを入れると臭み消しになるのでおすすめです。
また、シーバスの身だけでなくあらも一緒に煮付けることで、より一層味に深みが出ます。
シーバスのムニエル
シーバスはクセがなく淡白な白身なので、洋風の味付けにもよく合います。
適当な大きさに切った身に塩コショウで下味を付け、小麦粉をまぶします。
バターを熱したフライパンで両面焼き目が付くまでしっかり焼き上げ、火が通ったら皿に移します。
再度フライパンにバターを熱し、溶けたところにレモン汁を加えてソースを作ります。
皿に上げたシーバスの身にレモンソースをかければ完成です。
ソースはレモンの他、バター醤油にしたり、キノコを加えて食べごたえのあるソースにしたりと、自分好みにアレンジできます。
シーバスのアクアパッツァ
シーバスをまるごと使った料理にはアクアパッツァがおすすめです。
さばいたシーバスの身を食べやすい大きさに切り、ハーブソルト(なければ塩コショウ)で下味を付けます。
オリーブオイルをひいたフライパンに、シーバスを皮目が下になるように並べて焼きます。
両面焼き色が付いたらニンニク・アサリ・ミニトマトを加え、白ワインを回しかけます。
アサリの口が開いたら水を追加し、じっくり煮込んで仕上げにパセリを振りかければ完成です。
シーバスから出た旨味がスープに溶け込み、全部飲み干したくなる美味しさです。
自分で釣り上げたシーバスは何倍にも美味しく感じられるはず!
今回はシーバスの食について詳しくご紹介しました。
クセがなく食べやすいシーバスは、老若男女に好まれる味わいです。
どんな調理法でも楽しめるので、ぜひ色々試してみてお気に入りの一品を見つけてください。
これまでリリースしていたという方も、一度味わえばきっとシーバス料理にハマってしまうこと間違いなしです!
シーバス料理について詳しくはこちらの記事をチェック!
この記事に関するよくある質問
シーバスはどんな味ですか?
シーバスは透明感のある白身をしており、淡白ながらも独特の風味があるのが特徴です。クセのない味わいで食べやすく、身は火を通しても固くならないため、様々な味付けや調理法で楽しむことができます。旬の時期にあたる梅雨時~夏と、冬に深場に落ちた産卵前の「腹太」は特に食味が良く絶品です。
簡単にできるシーバス料理を教えてください。
魚料理の定番とも言える塩焼きは、手軽に美味しく作れるシーバス料理です。さばいたシーバスの身に塩をまぶしたら1時間以上置いて味を馴染ませ、フライパンやグリルで焼き上げます。味付けは塩のみとシンプルですが、シーバス本来の旨味と脂の甘みを存分に感じられます。
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