梅雨に入り好模様が続いている南房のイサキ釣りを楽しみに6月中旬、洲ノ崎栄ノ浦の早川丸を訪れた。
当日は雨が降っていたにもかかわらず盛況で2隻出し。
私は若船長の船の左胴の間に釣り座を構えた。
片舷7名ずつの14名で5時に出船すると、ほどなく港前のポイントに到着。
高活性でイサキ連発
「タナは10m。貸し竿の人は道糸の最初の色変わりが10mです」とアナウンスがありスタート。
ハリス1.75号、全長3mの3本バリに船宿支給の米粒大にカットしたバイオベイトを付けて投入。
指示ダナよりハリス長分の13mまで下ろし、仕掛けがなじむのを待ってからコマセを振り、1m巻いて再び振り出し、さらに1m巻いて10mの指示ダナに合わせる。
しばし待つとキュンキュンと竿先がたたかれるアタリがあり、そのまま追い食いを待つ。
次のアタリがきたのでゆっくり巻き上げると23cm前後のイサキが一荷で上がってきた。
その後も同サイズのイサキの数釣りを楽しむが、やがてアタリが遠くなったため洲ノ崎沖へ移動、指示ダナ32mで再開となる。
先ほどと同じように釣り始めるとさっそくアタリ。
小気味いい引きを味わいながら25cm級のイサキを取り込む。
次の投入では強烈な引き込みがあり、道糸が少しずつ引き出されるので慎重に巻き上げる。
左隣の人とオマツリしながら上がってきたのは小型のマダイ。
ハリを外そうとしたらハリスが切れ、危ないところだった。
25cm前後のイサキがしばらく釣れ続いたが、少し食いが落ち着いてきて小移動。
指示ダナ20mで再開すると、タナに合わせる前にアタリがきた。
指示ダナで少し待ち追い食いを狙うと25cm前後のイサキがダブル、次の投入では同サイズがトリプルでハリ掛かりしてきた。
しかし次の投入では弱いアタリの後に追い食いを待っていても食ってこない。
そこでゆっくり巻いてみるといきなり竿先が絞られる。
巻き上げると先バリに25cm級のイサキ、真ん中のハリには良型のウマヅラハギが掛かり、尾にハリスを絡ませていた。
イサキの魚影は濃いようで、その後も仕掛けを指示ダナに合わせる前にアタリが出て、追い食いを狙えばほぼ多点掛けという食いっぷりを満喫。
規定の50尾に到達したところで11時の沖揚がりを迎えた。
釣果は22~36cmを一人22~50尾。
みなさん十分なお土産を確保できたようだ。
帰宅後、母と2人でイサキを下ごしらえして近所に配ったが、皆さん大喜びで受け取ってくれた。
わが家ではタタキと塩焼きに、翌日は刺身とアクアパッツアで堪能したが、いずれも美味だった。
ちなみにウマヅラハギはニンニクと味噌でタタキを作ってみたが、これまた酒の肴に最高だった。
当日のイサキ仕掛け
釣り船予約サイト「釣割」のスタッフがオススメする釣り船はこちら!
早川丸に乗船してみたい方はこちら!
【南房(千葉県)イサキ船】人気ランキング
【南房(千葉県)イサキ船】価格ランキング
隔週刊つり情報(2021年8月1日号)※無断複製・転載禁止