3月30日、シーバスジギングを楽しみに東京湾奥川崎のつり幸へ釣行した。
初めてのシーバス釣り、慣れないジギングということもあり、釣れるかどうか不安を抱きつつ船宿到着。
親子連れ4組を含め、乗船客22名と盛況。
私は左胴の間に座り、6時50分に出船。
川崎沖の障害物周り、水深26mに到着し、「反応は底から2mだけど、底から15mは追ってくるからね」とのアナウンスで開始。
開始早々左隣の方にヒット。
続いて船中ポツポツとシーバスが釣れ上がり幸先のいいスタートを切る。
当日のシーバスジギングタックル
速巻きで食ったぞ!
ところが、私にはなかなかアタリがない。
そこで左隣の釣り人を観察すると、リールを巻くスピードが速い。
マネをして速く巻いてみたところ、底から13mでズシズシと竿先を押さえ込むようなアタリ。
合わせを入れてハリ掛かりさせ、強い引きを楽しみつつ海面まで上げてくる。
リーダーをつかんで船内に引き上げ、初対面したシーバスは50cm級とまずまず。
再投入するとまたしても底から13m巻いたところでアタリ。
連続ヒットに手応えを感じ、これで今日もなんとか釣りになりそうだとホッとする。
しばらくして船長から、「17~26m!」とアナウンスがあると、船中一気にペースアップ。
私の3本目のアタリはフォール中で、竿先がフワッと戻りカツカツと引っ張られた。
その後もアタリは続くがバラシも多い。
海面まで上がってくるとジャンプして頭を振るとハリが外れる。
シーバスのエラ洗いを初めて見た。
川崎沖でアタリが続く
次に船は少し移動し、東京湾アクアラインの風の塔周りを流す。
「水深26・5m、18mまで反応あり」とのアナウンス。
左隣の釣り人が掛けるが、今度は後が続かない。
「いい反応は出ているが、魚がジグを追わない」と船長は早々に見切り、再び川崎沖へ戻ると活発にアタリが続き数をのばす。
当日は底から20m以上巻き上げて、海面近くでアタることも多かった。
これを意識して20m以上巻くことでアタリを増やせた。
10時を回ったところで、「もうすぐ時合が終わるよ」とアナウンスがあると、言葉どおりピタリとアタリが止まった。
シーバス釣りは潮の流れが大事ということで、これから上げ潮が流れ始めるまで我慢の時間だ。
木更津沖、さらには姉ケ崎沖へと移動しながら探っていくがアタリは遠い。
とはいえすでに十分な数を確保しており、気長に釣りを続ける人、お弁当を食べる人、居眠りをする人、各自ゆったり過ごしている。
12時近くになると上げ潮が流れ出し、ポツポツとアタリ始める。
13時前に川崎沖へ戻ると再びシーバスの活性が上がり、14時半の沖揚がりまで釣れ続いた。
釣果は35~72cmのシーバスが一人4~73本。
私は60cmを頭に22本。
ご近所へのお裾分けも含め9本持ち帰ったが、それだけでもクーラーはズッシリ重かった。
型のいい魚が数多く釣れ、道具立ても簡単なシーバスジギングは魅力的だ。
食味もよく、ムニエルは身のうま味が引き立ち、二日間熟成させた刺身はもっちりとしてどちらも格別だった。
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