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東京湾タチウオ好調継続!良型主体で釣り味も良好!(いなの丸/三浦半島京急大津)

隔週刊つり情報編集部

10月中旬、次号の打ち合わせの際に加藤編集長から、「お前もそろそろ単独で取材に行ってもらうか~」という話があった。

入社してから半年間はだれかの取材に同行して撮影したり船長やお客さんと話したりして色いろ学んできたが、今回ついに単独取材の許可が下りたのだ。

話をもらったときは非常にうれしかったが責任重大だ。

撮り逃しや肝心なことの聞きそびれなどなく、一つの記事にまとめ上げるプレッシャーは半端ではない。

これまでの勉強の成果を存分に発揮すべく10月17日、三浦半島京急大津のいなの丸へと向かった。

単独取材初出船へいざ!

5時半に宿へ到着するとショートタチウオ船の舵を握る野地吉友船長が受付を担当していた。

あいさつを済ませ、国道16号へ一度出てから大津漁港西側交差点を右折しドン・キホーテ脇の道を通って駐車場へと移動する。

撮影機材と釣具を持って船へと乗り込むとすでに4人が準備して待っていた。

平日だからそれほど多くないのかなぁと心配していると続々と乗船予定の方が集まり、最終的に11人が乗り込んだ。

ごあいさつと取材の旨を伝えつつ話を聞くとテンヤ釣りの方が多いようで、11名中9人がテンヤ釣りとのこと。

入社してからタチウオの取材はこれで4回目となるが、改めてテンヤ釣りの人気の高さが分かる。

いなの丸ではトラブルやオマツリ防止のため、船の後方にテンヤ釣り、前方にテンビン釣りのお客さんをそれぞれ分けて釣り座が指定される。

午前7時15分になり出船。

まずは猿島沖の61mダチから攻めていく。

「どうぞ~。海面から50~58mを探ってみてください」と船長から釣り開始のアナウンス。

出船前は小雨が降っていたが、釣りを開始するときには雨も止んでいた。

きっとこれはいい予兆なのだろうと思っていると、右舷トモでこの日最初のタチウオがヒットした。

手巻きでゆっくりと巻き上げ、やがて海面に見えたのはメーターオーバーは余裕でありそうなタチウオで、無事に取り込みも成功。

釣り上げた大藤恭介さんに食ったタナなどを聞くと、「指示ダナの範囲をゆっくり探っていたのですが、タナの上限まできたのでフォールさせて58mまで落としたらすぐに食ってきました」とのこと。

ひとまず最初のタチウオの写真を撮り終えてひと安心していると、このタチウオが呼び水となったのかあちこちで竿が曲がり始めた。

「ヤバい!今だけ自分の体が3つほしい!!」と思いながらできる限り撮影して回っていく。

アタリが落ち着くやすぐに船長はポイント移動を決め、走水沖へと向かった。

移動した先の水深は猿島沖とそれほど変わらず61m。

指示ダナは海面から50~60m。

ここで船長に最近のタチウオの釣り方や注意点について話をうかがうと、「釣り方や誘い方は夏のタチウオとそんなに変わりませんね。

ただ、水温が下がるにつれて執拗にはエサを追わなくなるので、テンビンにしてもテンヤにしても食わせの間をしっかり取ることが大切です。

あと全体的にサイズが大きいのでテンビン仕掛けの場合は3/0サイズのハリも用意しておくとハリス切れ対策になります」と話してくれた。
 
10時過ぎ、アタリが減ってきたタイミングで再び小移動し大津沖へ。

しかしちょうど潮止まりと重なってしまったのもあり、先ほどまでの勢いはない。

時折ポロッポロッと取り込まれるがサイズも先ほどまでと比べると少し小さい80cmほどのタチウオが目立つようになってしまう。

1時間ほど様子を見たところで11時過ぎに走水沖へと戻った。

釣行の写真

秋が深まり東京湾でも大型タチウオがよく交じるようになってきた。

釣行の写真

大型を狙うならテンヤ釣りのほうが有利だ。

最後に大型がヒット

この時点でほとんど撮影は終了していたので残り2時間ほどだが私も左舷ミヨシで竿を出してみることにした。

テンビン仕掛けで、このときの指示ダナである50~60mのタナを探っていく。

竿をシャクって下げるときにリールのハンドルを3分の1回転させ、再びシャクる。

シャクったときに食わせの間を与えるため5秒ほど待ち、竿を下げてハンドルを回す動作を繰り返しながら誘っていくと1投目からガツガツッとアタリ!

なかなか食い込まないので、焦らせるために竿をタタいてから聞き合わせるとヒットしたが、巻き上げ中に痛恨のバラシ。

おおよその流れは分かったので同じように誘うと53m付近で再びアタリ。

タタいてから聞き合わせるとハリ掛かりした。

無事に取り込みも成功。

80cm級とこの日にしては小ぶりだが、これまでの取材で皆さんに色いろ教えていただいたことがこの日の状況にうまくフィットできたのが何よりうれしかった。

少し間が空いて再びアタリがあったが今度はハリス切れ。

アタリがきてから待ちすぎたのが原因だったようだ。

仕掛けを結び直して次の一投。

今度は竿がギュギューンと曲がる明らかにタチウオではないアタリが出た。

合わせてみるとそこまで強くは引かないのでサバが掛かったのかと強引に巻き上げてくると、なんとビックリ40cmはありそうな丸まると肥えたアジだった。

うれしいゲストの登場にいそいそと血抜きをしていると右舷が何やら騒がしい。

行ってみると右舷トモ2番の齋藤富之さんがこの日最大となる133cmのタチウオを取り込んだばかりだった。

撮影していると今度は左舷でも大型がヒットしたそうで、向かってみると左舷トモ3番の沖倉幸之介さんが124cmの大型タチウオを釣り上げていた。

気が付けばもう13時。

最後の最後で大型がバタバタッと釣れたところで沖揚がり。

釣果はテンヤ釣りが最大133cmを含み7~20本、テンビンが12~15本と数も型も十分な釣果となった。

ちなみに私は恥ずかしながらタチウオ1本とアジ1尾。

個人的にはこれでも十分お土産になったが、まだまだ修業が足りないなぁと思い知らされた初の単独取材であった。

釣行の写真

テンヤ釣りの場合イワシに少しでもキズが入ったらどんどん替えよう。

知っ得!タチウオの脳天絞め

ハサミでエラをパチンと切って絞めると不意に暴れてタチウオの歯が手に当たってしまったりすることがあるが、仲乗りの和田頼宏さんはフィッシュピックを使って脳天絞めしてから血抜きをするとおいしく持ち帰れるうえケガのリスクがないと教えてくれた。

頭頂部の白い点が脳天にあたり、そこにフィッシュピックを突き刺すと一瞬で動きが止まる。

簡単なのでぜひ試してほしい。

釣行の写真

絞め方自体は非常に簡単。

Tackle Guide

テンビン釣りの場合、専用竿もあるが80号のオモリを使う場合はオモリ負荷100号まで背負えるライトゲーム竿でも対応できる。

リールは手巻きの両軸でもいいが、これからの時期は深場を狙うこともあるので超小型電動がおすすめだ。

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【隔週刊つり情報(2022年11月15日号)※無断複製・転載禁止】

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