タチウオの特徴・見分け方 | 写真から探せる魚図鑑
タチウオの図鑑ページです。タチウオの特徴がわかりやすい写真を掲載!タチウオの特徴、生息場所や釣り方、タチウオの美味しい食べ方など、タチウオについて詳しく解説しています。
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みなさんはタチウオ狙いで釣行するとき、どの時間帯に出かけていますか?
昼間でも楽しめるタチウオ釣りですが、タチウオの習性を考慮すると、実は暗くなった夜が最も釣りやすく狙い目です。
そこで今回は、数あるタチウオ釣りの中でも特におすすめの「夜釣り」にフォーカスし、釣り方やタックル、釣果を伸ばすコツをご紹介します。
タチウオの夜釣りは初心者の方でも始めやすいので、ぜひ参考にしてくださいね!
ショアからでもオフショアからでも狙えるタチウオですが、時間帯によって釣れる場所が変わります。
それはタチウオが夜行性のフィッシュイーターで、昼は深場で過ごし、夜になるとエサを求めて浅場に移動する習性があるためです。
よって、ショアから狙うのであれば夜が最適です。
夜は活性が高くなり、昼に比べて警戒心も弱まるので、そういった点でも夜釣りが有利だと言えます。
一方、船釣りの場合は昼は深場、夜は浅場を狙うことになります。
夜の船釣りに関しては、静岡県の沼津沖や和歌山県の湯浅湾、熊本県の八代海などで盛んにおこなわれています。
タチウオのピークは6~10月にかけてが最盛期なので暑さが厳しい時期と重なりますが、陽射しがなく過ごしやすい夜なら快適に釣りができるというメリットがあります。
今回はそんな夜釣りに焦点を当て、陸っぱりでの「引き釣り」と「ウキ釣り」、船上でおこなう「沖釣り」の3つの釣り方を詳しく解説していきます。
それぞれ特徴が異なるため、色々と試して自分に合った釣り方でタチウオを狙ってみましょう!
引き釣りとは、テンヤ(=ハリとオモリが一体になった仕掛け)にドジョウやキビナゴなどの生きエサを付け、それをショアから遠投して探る釣り方です。
リールを巻きながら仕掛けを引いて探ることから引き釣りと呼ばれるようになりました。
幅広いタナや広範囲のポイントを探れるのがメリットで、タチウオが回遊しているときに効果的な釣法です。
ロッドは引き釣り専用のものがあまりないため、ワインドロッドやシーバスロッドを代用するのがおすすめです。
長さは3m前後、硬さはMクラスのロッドが適しており、例えばダイワからリリースされている『ワインドX』や『モアザンブランジーノ EX AGS』などが使いやすいです。
リールに関してはレバーブレーキを使ってやり取りする釣りではないため、3000番クラスのスタンダードなスピニングリールで十分です。
3~4号のナイロン糸を最低150m巻けるものを選ぶようにしましょう。
引き釣りに用いるテンヤは、使用するエサによって使い分けることをおすすめします。
エサにキビナゴを使うときはシマノの『太刀魚ゲッター』、ドジョウを使うときは防波堤用の小型テンヤが使いやすく人気です。
シマノ(SHIMANO) テンヤ 太刀魚ゲッター ツイン噛む 3号 グローピンク 02T OO-003L ルアー
タチウオの引き釣りにおけるベストな時合いは、日が落ちる直前や夜明け前の薄暮時です。
この時合いになると急に釣れるようになり、ピークを過ぎるとピタッとアタリが止まってしまうケースが多いため、この時間帯を絶対に逃さないことが大切です。
時合いは大抵1時間、長くても2時間ほどで終わってしまうので、日が沈む2時間ぐらい前に釣り場に出向き、釣りの準備を始めておくとよいでしょう。
テンヤにエサを付けたらできるだけ遠投し、カウントダウンしながら仕掛けを沈めていきます。
周りが明るいうちはタチウオのタナも深いので、なるべく深くまで沈めてからリールを巻き始めましょう。
日が沈んで周りが暗くなってくると、タチウオは中層~水面近くまで浮き上がってエサを追いかけるため、このタイミングで泳層を探り続けてください。
リールを巻くスピードは、タチウオの活性の高さや群れの大きさなどによって日ごとに変わります。
探りながらベストなスピードを見極めてください。
順調にリールを巻いていると、途中でいきなりガツンとヒットします。
大抵の場合この瞬間にフッキングしているので、あまりにも大きなアワセは必要ありません。
軽くシャクってから、タチウオの引きに合わせてリールを巻くスピードを調節し取り込みましょう。
取り込みの際は躊躇せず、一気に抜き上げるのがポイントです。
慎重になりすぎて抜き上げるのをためらってしまうとバラしやすくなるので要注意です。
潮に乗せて電気ウキを流しながら、のんびりアタリを待つのがウキ釣りです。
引き釣りほど忙しくなく、アタリも分かりやすいので初心者の方やお子様でも気軽に楽しめます。
タチウオのアタリが出てウキが沈んだときの緊張感は、他の釣法では味わえないウキ釣りならではの醍醐味です。
基本のタックルに関しては、長さ4mほどの外ガイド付き磯竿と3000番程度のスピニングリールが適しています。
ロッドはアルファタックルのマルチキャスターHIなどが使いやすくおすすめです。
仕掛けにはオモリ負荷2~3号の電気ウキ、ウキ釣り用のワイヤ仕掛け(2本バリ)、集魚用のケミカルライトを使用します。
電気ウキについては、丸型やしずく型より棒型の方がアタリが分かりやすいです。
タチウオのタナが深いときはウキ下を3ヒロ以上取って釣ることがあるため、固定仕掛けはおすすめできません。
ウキ止めやシモリウキを使って、必ず遊動仕掛けにしておきましょう。
エサに小型のイワシを用いると、身が軟らかいため食いはよいですが、タチウオに取られやすいというデメリットがあります。
そのため、エサにはイワシよりもキビナゴを使う人が多いようです。
キビナゴは頭と胴に2本バリを刺し、投げたときに飛んでしまわないようしっかり固定しておきましょう。
アルファタックル(alpha tackle) (Alpha Tackle) ロッド マルチキャスターHI 3-400遠投 63361
冨士灯器(Fuji-Toki) 電気ウキ FF-14II 2点発光 超高輝度赤色LED 適合オモリ:3号 日本製
仕掛けを投入したら、まずはウキ下の設定をおこないます。
最初はウキ下3ヒロ~4ヒロぐらいで始めてみてください。
これでアタリがなければ、少しずつ浅くしていきます。
ウキ下に関しては釣る時間帯やタチウオの活性、釣り場の条件などによって変わるものなので、アタリが出るまで変えて探ってみましょう。
潮に乗せて流していると、稀にいきなりウキが入ることがあります。
ところが大抵の場合、トップが見えるぐらいで軽くウキを沈めたり、浮かしたりする前アタリが出ます。
ここでアタリだと思って大合わせしても、ほとんど掛かることはありません。
生きエサには一気に飛びかかるタチウオも、デッドベイト(=死にエサ)には用心して一気に食わないからです。
何度も浮き沈みしていたウキが徐々に水面下に持ち込まれ、電気ウキの灯りがぼうっと滲むようになったときが、アワセのチャンスです。
タチウオのウキ釣りでは、気長に待てるかどうかが釣果を左右します。
合わせた後は、手応えのあるタチウオの引きを楽しみながら取り込んでください。
船からタチウオを狙う沖釣りは昼に人気の釣法ですが、暗くなった夜におこなうとまた違った雰囲気の中楽しめます。
釣り方は昼と変わらずエサ釣りで狙えます。
沖釣りに用いるロッドは、7:3調子か6:4調子の少し軟らかめのものがよいでしょう。
シマノのサーベルマスターSSなどが使いやすくおすすめです。
夜釣りでは昼釣りほど深い場所を狙わないので、リールは巻き上げスピードの速い手巻き両軸リールで十分です。
ダイワのタナセンサーやシマノのバルケッタBBなどにはカウンターが付いており、タチウオが釣れたタナがひと目で分かるようになっています。
仕掛けは片テンビンに2本バリが主流です。
夜釣りでは視認性も考慮する必要があるため、仕掛けの根本にケミカルライトを付ける人もいるようです。
ハリスはタチウオの鋭い歯にも対応できるよう10~12号程度のものが適しており、さらに切られないようハリのチモト部分に蛍光のビニール管を通しておくと万全です。
オモリは水深に合わせて40~80号を、エサはサバの切り身を短冊に切ったものを使用します。
シマノ(SHIMANO) 船竿 ロッド サーベルマスター SS テンヤ 73 M190 RIGHT テンヤタチウオ釣り 喰わせ系 7:3調子
ダイワ(DAIWA) カウンター付両軸リール 17 タナセンサー 250(2017モデル)
沖釣りでの誘い方は色々ありますが、基本的には小さく2~3度シャクってそのままアタリを待ち、アタリがないときは2~3回リールを巻いてまたシャクりながらタナを変え、上へ上へと探っていきます。
底から20mぐらい探ってもアタリが出ないときは再び底近くまで仕掛けを下ろし、また小さく誘いを入れながらタナを探します。
タチウオの場合、小さなアタリが出てもなかなかハリに掛からないことが多々あります。
このときアワセに失敗してもタチウオはまだ近くにいるので、諦めずに誘い続けることが大切です。
探っているときに大きなアタリが出たら、そこですぐに合わせてください。
本アタリはどんどん掛け合わせていきましょう。
今回は、タチウオの夜釣りについてご紹介しました。
引き釣りにウキ釣り、沖釣りと、夜のタチウオ釣りは多様な釣法を試せるのが魅力です。
ぜひ一度挑戦して、その面白さを体感してくださいね!
この記事に関するよくある質問
タチウオは昼は深場で過ごし、夜になるとエサを求めて浅場に移動する夜行性のフィッシュイーターです。そのため、昼はショアからキャストして届く範囲にタチウオがいないことが多く、陸っぱりではあまり釣れません。一方、活性が上がって活発に泳ぎ回る夜はタチウオの警戒心も弱まり、ショアからでも狙いやすくなります。
タチウオの陸っぱりには、大きく分けて引き釣りとウキ釣りの2種類があります。引き釣りとはテンヤにドジョウやキビナゴなどの生きエサを付け、それをショアから遠投して探る釣り方です。一方、ウキ釣りとは潮に乗せて電気ウキを流しながら、のんびりアタリを待つ釣り方です。
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