【2022年度版】タイラバおすすめアイテム特集！初心者向けタックル&仕掛け解説

船からのタイラバゲームは、マダイ釣りを手軽に楽しめるアプローチのひとつで、とても人気が高まっています。

どんな仕掛けやロッドやリールを用意すればいいのか、分かりやすくピックアップしてみましょう。

タイラバとは、マダイをターゲットにした仕掛けの一種のことで、日本古来の漁具からヒントを得たルアーです。

ヘッドパーツには鉛やタングステン素材が使われていて、その中をラインが貫通する構造になっています。

そこにマダイの興味を惹き付けるラバーやシリコン製のスカートやネクタイを取り付けて、フックを装着しています。

このタイラバを用いた船釣りスタイルのことを、総称してタイラバと呼ぶようになりました。

マダイを釣るなら、一般的には4月から11月頃までが狙い目。

初夏にかけて産卵を控えたマダイが、水深の浅い沿岸部に接近してきますから、そのタイミングでタイラバを撃ち込むと大型サイズを釣ることができます。

秋は数釣りになりがちですが、経験値の高い船長さんが操るガイド船なら、レコードフィッシュが釣れるかもしれません。

それではタイラバに用いる仕掛けについて、ひとつずつ取り上げてみましょう。

①ヘッドパーツ

タイラバに用いるヘッドパーツは、タイラバ仕掛けをスムーズに着底させる役割を持っています。

水深の深い場所や潮流の激しいシチュエーションなら、このヘッドパーツを重くしたり、タングステン素材を使ってボリュームをコンパクトにしつつ、ウエイトを上げていくようにします。

前述のようにヘッドパーツの素材は、鉛とタングステンの2種類から選べます。

タングステン素材は、比重が高いので、鉛よりも小さく重いヘッドに作り上げることが可能です。

カラーもバリエーションが豊かで、潮の澄み具合に合わせて使い分けると、マダイの反応も変わってきます。

②スカート

タイラバに用いるスカートは、マダイにその存在をアピールする役割を担っています。

フックやネクタイが、お互いに絡み付かないようにする要素も含んでいるでしょう。

そして何より、水をつかんで巻き取り感を安定させることにもつながっています。

マダイがタイラバに食い付いたとき、スカートが顔周りに触れることで、甲殻類の節足をイメージしているかもしれません。

③ネクタイ

タイラバにおけるネクタイの役割は、巻き上げをする際に独特な波動を発生させるところにあります。

ピロピロと棚引くネクタイが、マダイを振り向かせてバイトを誘発するのです。

ネクタイの形状は、真っすぐなストレート形状のものや、カーリーテール形状のものが用意されています。

カーリーテールしているほうが、波動は強めで巻き取り抵抗も大きくなります。

④フック

タイラバに装着するフックには、マダイの歯に曲げられてしまわない剛性・耐久性と刺さりの良さが求められます。

サイズはあまり大きくないほうが、マダイの口の中に入り込みやすいでしょう。

かといってあまり小さくし過ぎると、せっかく掛かったマダイが暴れたら外れてしまいます。

釣りの経験値を上げながら、ベストなフックサイズを見つけ出してください。

タイラバに適した釣り場は、遊漁船を予約する際に絞り込むことができます。

自分の住んでいる県の名前にタイラバを付けて検索してみると、釣り場と遊漁船のリストが出てきます。

その中から選んで連絡を入れると、釣りの予約はもちろん、当日使うタックルやタイラバのウエイト・カラーなども教えてくれるでしょう。

もっとカンタンに数多くの遊漁船をチェックしたいなら、釣り船予約サイトを活用することをおすすめします。

タイラバゲームを楽しむためのおすすめタックルを取り上げてみましょう。

ロッドは、タイラバ専用のものがたくさんリリースされています。

リールは、操作性を高めるためにもあまり重くないものがいいでしょう。

PEラインを多めに巻けるラインキャパを持ったリールなら、深場を積極的に攻めることが可能ですし、ドテラ流しなどのアプローチもこなせます。

アブガルシアブランドからリリースされている、タイラバゲーム専用のベイトロッドです。

全長は2.06mで2ピース仕様ですから、仕舞寸法は107cmにまで縮まります。

ここまでコンパクトに収納できると、釣り船まで持ち込むのがとても便利でしょう。

標準自重は130gとやや軽めで、先径/元径は1.2/9.3mmと細めです。

適合するルアーウエイトは、60gから120gに設定されていて、比較的浅い水深でタイラバを操るのに向いています。

適合するPEラインは、最大で1.5号までです。

ブランクスのカーボン素材含有率は、98%です。

Lパワーでファーストテーパーにデザインされています。

実際に手に取ってみると、とてもしなやかで曲がり込みのいい仕上がりになっています。

スローに巻き上げながらマダイを誘えますし、ショートバイトを弾いてしまう心配も要らないでしょう。

ガイドバランスも良好で、よく曲がるブランクスにしっかり追従するように配置されています。

実売価格は1万円前後と、とてもリーズナブルな価格帯に設定されています。

タイラバ初心者の人なら、購入の際の選択肢に含めていいのではないでしょうか。

Xカーボンテープで、ブランクスのバットパワーを引き上げていますから、大型マダイが掛かってもやり取りを楽しめるはずです。

ダイワから発売中の、タイラバゲーム専用ベイトリールです。

ICカウンター付きなので、アプローチしている水深や巻き取りスピードを意識しながら、釣りを楽しめるようになっています。

ギア比は4.9対1に設定されていますから、ハンドル1巻きで54cmのPEラインを巻き取ることができるように作られています。

自重は240gで、最大ドラグ力は5kgです。

ダブルハンドルが標準で付いていて、長さは100mmです。

EVAのハンドルノブは、とてもつまみやすく滑りにくくなっています。

ラインキャパは、PEラインなら1号を200m巻けます。

スプール径は35mmで、ボールベアリングは5個搭載しています。

実際に手に取ってハンドルを回してみると、巻き心地は滑らかで安定しています。

これならボトムまで落とし込んだタイラバを、スローに巻き上げながらマダイを誘えるでしょう。

ICカウンターの表示も見やすく、入手する情報を解析しながらタイラバゲームを満喫できます。

実売価格は1万円台と、とても低価格な設定に収まっています。

使用後は、しっかりと真水で洗って、塩気を取り除くようにしてください。

レベルワインド周りに付着したゴミなどは丁寧に拭き取っておくと、リールの機能を維持しやすいでしょう。

タイラバに使う仕掛けやタックルの特徴や、おすすめロッド&リールをご紹介しましたが、いかがでしたか？

釣具店に出向くと、かなり豊富な量のタイラバ用アイテムか並んでいます。

いったいどれがいいのか分かりにくいですから、最初はベーシックなのものを揃えて、足しげく釣りに出かけるようにしてください。

実際にマダイを釣っていく中で、自分にとって必要なタックルか見えてきます。

当然釣り船の船長さんのアドバイスも重要になるので、分かりやすい説明をしてくれるガイド船を見つけ出すようにしましょう。