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掛けた瞬間しびれる手応え!東京湾のマゴチ上昇気配(吉野屋/東京都奥深川)
東京湾奥深川の吉野屋を訪れたのは2月13日。
当日は雨にもかかわらずエサ釣り14名、ルアー釣り4名の満船でカメラだけを持って乗り込む。
7時に出船し、ゆっくりと運河を下り、東京ゲートブリッジをくぐると高橋郷船長は南へ舵を切った。
約1時間で大貫沖のポイントに到着。
エサ釣りの方には、生きたサイマキが1人5匹ずつ配られた。
「水深20mです。どうぞ!」の合図で投入。
エサ釣りの方は船下へ仕掛けをゆっくり下ろし、底ダチを取り、海面に向けた竿先を1m上げてアタリを待つ。
ミヨシの一段高くなっている場所はルアー釣りの指定席で、4人がマゴチ用のラバージグをキャストし始めた。
20分ほど流したが船中アタリなく小移動し、18mで再開。
しかしここもアタリが遠く再び移動となる。
数日前に降った雪の影響で水温が下がり、生きエサの動きもあまりよくないし、マゴチの活性も低いようだ。
春のマゴチ釣りのコツは?徹底解説した記事がこちら!
釣り開始から1時間半、本命のマゴチが
釣り開始から1時間半、「水深23mです。どうぞ!」
合図が出たポイントで、今度はすぐに右トモの方の竿先がグッ、グッと引き込まれる。
断続的にグーッ、グーッが続いたあとにギューンと強く引き込まれ、大きく合わせを入れると竿が曲がった。
取り込まれたのはやや小ぶりながらも本命のマゴチだ。
これを皮切りに右トモ2番、同3番と立て続けに40cm級のマゴチが取り込まれ、その後も左トモ2番、左トモと続く。
いずれもサイズは45cm級だ。
この調子で釣れ続けるかと思いきや、その後は全体的にアタリが少なく、転々とポイントを探りながら水深30~35mの深場に入った。
「水深32mです。オモリは20号を使ってください。どうぞ!」のアナウンスで再開。
時合に突入し連発
11時ごろから時合となったのか船中まずまずのペースで竿が曲がり始めた。
左右のトモの方は40~45cm級を追加し、これまで沈黙していた左右のミヨシの方がそれぞれ40cm級を釣り上げると、置き竿にしてた左胴の間の方にもアタリがきて小ぶりながらも本命が取り込まれた。
「潮が流れるようになってアタリが増えてきました。ただマゴチの活性は低いみたい。エサを放してしまうことも多いようです」と船長。
これまで3本以上釣っている左トモ2番の菊池さんが5打数3安打、右ミヨシの小林さんが4打数3安打という。
そんな中、頭一つ出ているのが右トモ2番の溝口さん。
6打数4安打で4本のマゴチを上げている。
30秒に1回のペースで頻繁にタナを取り直す溝口さんに釣り方を聞くと、「アタっても居食いしているみたいです。ゆっくり聞き上げてテンションをかけると引くので、引いた分だけ送り込んで食い込みをうながします。再び聞き上げて強く引き込まれたら合わせています」と教えてくれた。
時合は1時間ほど続いたあと、八景沖へ移動し良型を狙う。
ここで一人気を吐いたのは溝口さん。
ククンとアタリがきてから断続的にググッが続き、30秒後にグーンと大きく竿先が引き込まれて合わせると、強烈な引きに竿が曲がった。
タモに入ったのは53cmのマゴチ。
このポイントではルアーの方にもアタリがあったが掛けることができず14時の沖揚がり。
釣果は38~53cmのマゴチを頭5本。
エサ釣りの方には全員アタリがあった。
船長によると今後水温が上がると、釣り場も広がり、型も数も期待できるとのこと。
東京湾のマゴチはこれからが本番。
活性も上がり、アタリから掛けるまでの駆け引きをたっぷり味わえるようになるはずだ。
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