10月中旬になって、各地でようやくカワハギの模様が上向いてきました。
今回取材した南房洲ノ崎栄ノ浦港の早川丸さんでも、いい日はトップで30枚近い釣果が上がっています。
Profile
三石 忍(みついし しのぶ)
タチウオ、カワハギ、マルイカ、一つテンヤなど、テクニカル系の釣り物を得意とするが、中でも東京湾のタチウオでは右に出る者なし、船長たちからも認められる腕前を持つ。
がまかつ、シマノフィールドテスター、マルキユー、よつあみ、シップスマストインストラクター。
三石忍のカワハギタックル&仕掛け
カワハギ釣りの基本
カワハギ釣りは、基本的にどのエリアでも仕掛けやタックルは変わりません。
その日そのときの魚の状況にタックルや仕掛け、釣り方を合わせて答えを探っていくのがカワハギ釣りです。
とはいえ引き出しの少ない初心者の方は、やはり基本をきっちりと押さえておくことが肝心です。
タックルと仕掛けについては今回私が使用したセッティングを参考にしてみてください。
道具の次に大切なのはエサ付けです。
まずは基本に忠実に水管、ベロ、ワタとこぢんまりとエサを刺せるようになってください。
釣り方も、最初はオモリで底を確認しながら上下の誘いでアタリを取れるようになりましょう。
アタリが出ても慌てずに、引っ掛けようとせず、ハリがカワハギの口へ入った重みを感じてから乗せるように合わせるのがコツです。
ここ数年の不調を脱し、今年の冬は久しぶりに各地でカワハギ釣りを楽しめそうです
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各地でカワハギの模様が上向く中、ここ南房洲ノ崎栄ノ浦出船も順調
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いい日はトップで20~30枚釣れている
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手強いけど面白い
釣行したのは10月21日。
7人のお客さんと午前6時ごろに出船しました。
このところ狙っているのは館山沖とのことで、まずは水深15mからスタートします。
釣れれば型はいいポイントとのことですが、フグが多くてハリを取られることもしばしばです。
ここで何枚か型を見てから7時半ごろ、潮が流れてきたため本命ポイントの大房岬周りへ移動します。
水深は12~13mから30m近くまで幅があり、海底は砂地に所どころ根がある感じです。
魚の動きが速くエサが頻繁に取られるうえ、外道もいるためチョイ宙でアタリを探っていきます。
こちらのポイントは大中小交じりで手強いカワハギも多かったのですが、久しぶりにカワハギらしい釣りを楽しめました。
早川丸が今のところ狙っているのは館山沖
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朝のうちは良型中心のポイントを流した
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とりあえずツ抜けを目標に頑張りたい
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12時半に沖揚がり。
トップの方は15枚で、私は12枚。
カワハギ釣りはテクニカルで難しいイメージはありますが、この日も貸し竿で初挑戦の方が11枚釣っており、入門者でもツボにハマれば十分楽しめます。
取材日以降も日に日に模様がよくなっているので、皆さんも臆せずカワハギ釣りにチャレンジしてみてください。
オモリの種類を使い分けるのも有効
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ようやく普通にカワハギ釣りが楽しめる状況になってきた
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カワハギ初挑戦、貸し道具でも基本に忠実に釣れば11枚!!
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来年2月ごろまで楽しめる
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Let'sしのムービー!
【Part 01】タックル&仕掛け
Part 01では、カワハギのタックルと仕掛けについて解説しています。
【Part 02】アサリエサの付け方と締め方
Part 02では、エサのアサリの基本的な付け方と締め方を解説しています。
【Part 03】忍流カワハギテクニック
Part 03では、カワハギの基本的な釣り方と、当日のポイントとなった攻め方などを解説しています。
今回の釣行を動画でチェック!
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隔週刊つり情報(2020年12月1日号)※無断複製・転載禁止