50種類以上ある沖釣りターゲット。
さらに同じ魚種でも狙い方の違いで仕掛けも変わってくる。
今回よりスタートする「令和版!!沖釣り仕掛けガイド」では、仕掛けを7つのジャンルに分類、魚種ごとの最新仕掛けを紹介していこう。
3タイプに大別される沖釣り仕掛け
沖釣りの仕掛けは、胴つき仕掛け、テンビン仕掛け、そのどちらでもない仕掛けの3タイプに大別できる。
胴つき仕掛けは、オモリで引っ張った幹糸から何本かの枝スを出した構造で、代表的なのは浅場のメバルや深場のキンメ仕掛けだが、例えばヒラメやカンパチなど生きエサを泳がせる仕掛けも、ヤリ・スルメイカのブランコ仕掛けも、見た目は多少異なるものの、基本的な構造は胴つき仕掛けになる。
テンビン仕掛けは、オモリを付けたテンビンの腕先からハリスを出す仕掛け。
ハリスの長さやハリ数が魚種ごとに変わるが、一番の特徴はコマセを使う釣りと、使わない釣りに大別できることだろう。
そのどちらにも当てはまらない仕掛け(正式な呼称があるのかどうか分からないが、ここでは便宜上“その他の仕掛け”としておく)が各種ルアー釣りやアナゴ仕掛け、フグのカットウ仕掛けだったりする。
沖釣り仕掛けを7ジャンルに分ける
ただ、沖釣りの仕掛けは単純にこの3タイプに分別できるものではない。
同じ魚でも胴つき仕掛けによる狙い方とテンビン仕掛けによる狙い方があったりするし、そのどちらにも属さない仕掛けで狙うこともある。
例えばシロギスのテンビン仕掛けと胴つき仕掛けやテンビンのタチウオとテンヤのタチウオなど・・・。
そもそもなぜ沖釣りの仕掛けを分類するのかというと、整理したときに見やすく、分かりやすくなるほか、同じジャンルの仕掛けであれば、おおよそ同じ結び方で作ることができるからでもある。
というわけで、当連載では下記イラストのように沖釣り仕掛けを7つのジャンルに分け、それぞれ該当する魚種の仕掛けを50音順に紹介していきたい。
次号、まずは胴つき仕掛けの部から始めよう。
沖釣り仕掛けの分類7ジャンル
胴つき仕掛け
イシモチ オキメバル
カサゴ カマス ヒラメ
カワハギ エビハナダイ
マハタ ムラソイ
メバル サビキアジ・サバ
テンビン仕掛け
アマダイ オニカサゴ
カレイ シロギス ハゼ
スズキ タチウオ
マコガレイ マゴチ
その他の仕掛け
アイナメ アナゴ フグ
イイダコ エビタイ
一つテンヤ&タイラバ
クロアナゴ マダコ
ルアー サワラ
コマセ釣りの仕掛け
アジ イサキ イナダ シマアジ
ハナダイ マダイ メダイ ワラサ
イカ仕掛け
アオリイカ アカイカ スミイカ
スルメイカ マルイカ ムラサキイカ
ヤリイカ ティップラン イカメタル
深場仕掛け
アカムツ アコウ キンキ キンメダイ
クロムツ マダラ
大物仕掛け
隔週刊つり情報(2020年5月1日号)※無断複製・転載禁止