コマセ釣りの代表的なターゲットがアジ。
ビシアジとも呼ばれるノーマルタックルと、 近年大人気のライトタックルの2パターンがあるが、基本的な仕掛けの構造は同じだ。
手返し優先なら2本バリ
ノーマルとライトで変わってくるのはオモリの重さ。
ノーマルがオモリ130号前後を使うのに対し、ライトはオモリ40号が基本。
当然、使用するタックルは変わってくるが、仕掛け部分の基本的な構造は同一だ。
ハリス2号全長2mの2~3本バリが標準で、ノーマルの釣り場でサバが多いときは太めのハリス2.5~3号を使うこともある。
一方、ライトの釣り場ではハリス1~1.5号と細めのほうが食いがいいときもある。
状況に対応できるよう何タイプかの仕掛けを用意しておくと安心。
なお、ハリ数は手返しに直結するので、慣れない人は2本バリを選んだほうが無難だ。
タックルガイド
◆ロッド
ノーマルタックルの竿は「ビシアジ竿」とも呼ばれショートタイプの8:2~7:3調子が中心で、イカ竿やワンピースタイプの各種汎用竿も使われる。
対してライトタックルはオモリが40号と一気に軽くなるため各種ゲームロッドが使えるが、7:3調子のほうがコマセを振りやすい。
◆リール
ノーマルのビシアジでは使用オモリが重いため、たとえ水深が浅くても電動リールのほうが便利。
ライトアジは小型の両軸で十分だが、超小型電動を使う人もいる。
◆道糸
ノーマルタックルはPE4号前後を300m、ライトタックルではPE1~2号を100m巻いておくのが一般的。
◆付けエサ
アカタンと呼ばれる紅染のイカの角切りが基本。
アオイソメは船により常備しているところと、別売もしくは持参となるところがある。
ノーマルタックルの竿にはオモリ130号に耐えられる強度が必要
出典:
ライトタックルは7:3調子のゲームロッドが使いやすい
出典:
付けエサはアカタンかアオイソメ。アカタンはハリのフトコロへチョン掛け、アオイソメはタラシを1㎝ほどにして通し刺す
出典:
仕掛けの素材
◆ハリ
ハリはノーマル、ライトともムツ9~10号。
サイズと種類にはそれほど悩まなくていいが、自作するならハリの色にこだわるのもいい。
一般には金バリでOKだが、サバが多いときには目立たない銀バリを使ったり、グリーンやケイムラなどカラーバリを使ってみても面白い。
◆コマセカゴ
アンドンビシと呼ばれるオモリ一体型のコマセカゴを使うのが一般的。
ノーマルタックルはオモリ130号が標準で、相模湾ではプラスチック製、東京湾では金網製が多用される。
ライトタックルの場合はオモリ40号の金網製アンドンビシが主流だが、船宿の貸し出し用にはオモリを別付けする金網カゴを使っているところもある。
◆クッションゴム
それほど長いものは必要なく、1~1.5㎜径20~30cm前後が標準。
輪ゴムで代用する場合もある。
なくても構わないが、使う人のほうが多い。
◆船宿仕掛け
アジ仕掛けは自作するより市販品を購入する人が多いかもしれない。
釣具店で購入できるメーカー品もいいが、それぞれ工夫が凝らしてある船宿仕掛けもおすすめだ。
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隔週刊つり情報(2021年4月1日号)※無断複製・転載禁止