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食わせサビキで青物祭り!リレーのアジは良型ぞろい!

隔週刊つり情報編集部

三浦半島葉山あぶずり港発→秋谷~三戸浜沖

山本さんが食わせサビキで2.5㎏級のワラサを釣り上げた

西日本方面、とくに玄界灘などで人気の高い「落とし込み」。

関東では「食わせサビキ」とも呼ばれ、極太サビキ仕掛けで小魚を掛けたら、そのまま本命の泳層に落とし込んで釣り上げる、いわば「わらしべ長者」的な釣りとして知られている。
 
そんな釣りが楽しめる船宿の一軒が三浦半島葉山あぶずり港の愛正丸だ。
 
取材日は11月8日。

この日の愛正丸は、ワラサ・イナダ&アジ五目のリレー船と、ワラサ・イナダ、ヒラメなどを食わせサビキで狙う落とし込み専門船の2隻出しと大盛況。
 
私はリレー船に乗船。

当日は好天に恵まれカップル2組、グループ3組を含む乗船者20名で7時前に出船となった。
 
釣り場へ向かう間、食わせサビキの釣りが初挑戦の私は、3週連続で来ているという常連の今田さんにその魅力を伺うと、「テンビンもクッションゴムも使わないので、魚の引きがダイレクトに手元に伝わってきて面白いですよ」と話してくれた。
 
今シーズン、愛正丸の食わせサビキは9月下旬からスタートしており、例年以上にイナダやワラサの群れが濃く当たり年の様相。

カンパチやヒラメ、マハタなどの高級魚も姿を見せるとのことで期待が高まる。

ビギナーにヒット

7時20分、秋谷沖35mダチに到着。

「始めてください。タナは底から3mです。着底して糸フケを取って、3回に分けてコマセを振ってタナに合わせてください」とのアナウンスがあり一斉に仕掛けが投入された。
 
初めにサビキに掛ける小魚は15~20㎝ほどのアジ。

ここのアジの遊泳層は青物のタナと同じ底から3~5m付近。

なので厳密にいえば落とし込まない。
 
すると、各所でプルプルと小魚が掛かったシグナルが竿先に伝わり、その直後、左トモから3番の黒瀬さんの竿がグイッと絞り込まれた。

上がってきたのは1㎏級のイナダだ。
 
間を置かず、カップルで来ていた右ミヨシ2番の山本梓さんの竿が曲がる。

沖釣り初挑戦の彼女は、「おもーい。巻けなぁい」と必死にリールを巻くのだが、魚が突っ込むたびに悲鳴を上げる。
 
彼氏の橋本さんとタモを持った仲乗りさんが「がんばれ、がんばれ!」と声援を送り、なんとか1㎏級のイナダを釣り上げた。
 
息が上がった彼女に、「もっとデカイのもきますよ」と私が告げると「これ以上大きいのがきたらどうしよう」と困り顔。

「そのときは電動で巻けばいいのですよ」と伝えると、「そうかぁー」と笑顔を見せてくれた。
 
続けて左ミヨシ3番に並ぶ山本親子の大登くんにアタリ到来。

彼も沖釣り初挑戦ながら見事にイナダを釣り上げた。
 
その後もポツポツとイナダが釣れたが、飯田船長によるとほとんど潮が流れていないため本来の調子にはほど遠いようだ。
 
そこで、船長は8時過ぎに移動を決断。

三戸浜沖の60mダチに向かう。

山本さんの息子、沖釣り初挑戦の大登くんはイナダをキャッチ

知っ得!落とし込みのコツ

落とし込みは、ベイトの小魚が食わせサビキに掛からないと始まらない。

手返しよくコマセをまき、小魚を寄せてサビキに掛け、当日はベイトのアジと同じタナで本命が釣れた。

アタリがきても早合わせは禁物。

竿先がバタバタしても慌てずに、グイッと絞り込まれたところで竿を持ち上げて合わせる。

走られると根に当たってハリス切れするリスクが高いので、あらかじめリールのドラグをきつめに締めておき、竿を斜め上に構え、強気で巻き上げ魚を浮かせる。

魚が見えたらしっかり船に寄せ、タモ取りしてもらおう。

食わせサビキの取り込みは、竿先の10㎝ほど手前まで仕掛けを巻き上げ、竿を起こして魚をタモに誘導しよう

ワラサがきたぞ!

「ここは食えばデカイよ!」とのアナウンスに皆さん期待を込めて投入。
 
ほどなくして、左胴の間の今田さんの竿がグイッと曲がった。

この釣りが得意な今田さんはグイグイ魚を浮かせ後検量2.8㎏のワラサを釣り上げる。
 
すると奥さんの有紀さんにもアタリ。

こちらも余裕で浮かせて2.5㎏を難なく取り込み夫婦でワラサをゲット。
 
続いて大登くんのお父さんにヒット。

慣れたファイトで上げたワラサを掲げ、「どうだっ!」とばかりに父親の威厳を示していた。
 
ワラサは単発ながら時折姿を見せ、アジ釣りに転進する30分前に私も竿を出してみた。
 
置き竿にして、右ミヨシでワラサを釣り上げた橋口さんの写真を撮っていると、「鈴木さんの竿、アタってねぇーか」との船長の声。

振り返ると、竿がバタバタと暴れている。
 
慌てて席に戻り合わせて巻き上げる。

ギュンギュン激しく抵抗し、きつめに締めたリールのドラグが滑ってなかなか上がってこない。

さらにドラグを締めて巻き上げると竿が深く曲がり込む。

重量感から5㎏オーバーのワラサを確信してニマニマしていると、残り20mでプッとテンションが抜けた。

痛恨のバラシ・・・。
 
10時を回ったところで、「それではアジ釣りに行きます」とのアナウンス。
 
アジのポイントは三戸浜沖75mダチ、指示ダナは底から5m。
 
ここでは30㎝級の良型アジが各所で釣れ上がり、いい人は20尾ほどキープ。
 
最後の1時間、船長は早朝にイナダが釣れたポイントに戻り、再び食わせサビキで青物を狙う。
 
ここではポツポツとイナダが釣れて、私も2本キャッチして14時半に沖揚がり。
 
釣果は2.5~3.5㎏のワラサが0~2本。

イナダが1~5本、30㎝前後のアジが5~20尾。
 
当日は潮具合が今ひとつで食い渋ったものの、連日反応は出ているとのことなので、条件がそろえば釣果アップも期待できる。
 
愛正丸では年内はワラサ・イナダ&アジ五目リレーで出船するとのこと。

強烈に突っ込むワラサ・イナダとのバトルと、手堅いアジをセットで楽しめるチャンスですぞ!

当日のタックル

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食わせサビキのハリは平打ち仕様で、これが光を乱反射して小魚にアピールする。

様ざまな仕掛けが発売されているが、そのシーズンに食いがいいタイプを販売している船宿仕掛けがおすすめだ。

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隔週刊つり情報(2020年12月15日号)※無断複製・転載禁止

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