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猛者ぞろいのカワハギ釣り大会!小網代沖は数型ともに絶好調

隔週刊つり情報編集部

横浜皮はぎ釣り研究会(通称・横浜カワ研)の現会長である吉澤均さんから、「横浜カワ研の秋季大会にゲスト参加しませんか」との誘いを受けたのはしばらく前のことだった。

吉澤さんは、実は江戸和竿師の竿好師匠である。

普段からお付き合いいただいている和竿師だ。

僕は横浜カワ研関係者とのお付き合いも長くて、以前何度かゲスト参加したことがある。

横浜カワ研は1963年に神奈川新聞社の故長島万水先生が組織した釣り会だ。

新聞社の先生と呼ばれた長島万水氏は、カワハギ釣りの祖であり、若いころには著書『万水つり話』を熱中して読んだものだった。

それはさておき、このコロナ禍で釣り大会の中止が相次いでいるが、40名以上が参加する大会がどんなものか関心があった。

加えて、パッとしなかったカワハギ釣りの釣況が好転し始めているという三浦半島小網代港・丸十丸からの情報も魅力的だった。

おかみの小菅えつ子さんは、「大きいのがポツポツだったのに、このところ小型の新子や中型がずいぶんと交じるようになってます。急に本格化した感じです」と電話口で語っていた。

チャンス到来!

というわけで、10月25日の早朝に小網代港へと車を走らせた。

釣行の写真

参加者44名が3隻に分かれて乗船、釣り上げたカワハギの総数を競った。

早朝のチャンスタイム

受付を済ませた参加者は抽選で3隻の船に分乗。

もちろんマスク姿で、釣り座間隔も広く取ってある。

僕はA船の左胴の間に、吉澤会長と並んで座った。

船は8時に出船したが、釣り場は港の目と鼻の先。潮回りを繰り返した後、8時15分にはスタートの合図が出た。

水深は15m程度だ。

すぐにバタバタッと船中あちこちで釣れ始めた。中~小サイズを中心に27cmの大型も交じってこりゃスゴイ! 

という出だしだったが、その食いは30分くらいで止まる。

僕はカメラを手に画撮りしながら船上をうろうろしていただけで、結局チャンスタイムに乗ることはできなかった。

うーん無念。

アタリが止まると、船長は船を小移動させて流し変える。

水深は大きく変化する。8~20mまでポイントは色いろだ。

9時ごろになって、僕の竿もカンカンカンとたたかれた。

底でユラユラさせてからゼロテンションで待ち、モゾッ、カツッというアタリで合わせた。

18cmくらいのカワハギだった。

やっと型を見ることができて正直うれしかった。
 
15分ほど後には、28cmの大型をゲット。

それはまあ、素晴らしい突っ込みだった。

お腹はパーンと張っているから、肝たっぷりに違いない。

やったね。

そのすぐ後にも、強烈な引きに襲われた。

小さなアタリだったが、とにかく引きがすごい。

何度もの突っ込みには竿先を送ったりしてしのいだ。

タモですくったのは40cm弱のヒガンフグで、これは極上のゲストだ。

仮にカワハギだったら、記録物の大型間違いなしだったけどね。
 
10時半過ぎからは、船全体で入れ食い状態が続いた。

お隣の吉澤会長も27cmの大型を含めて順調に数をのばしていく。

船中あちこちで大型も出ていたし、一荷釣りもあったから画撮りも忙しい。

釣りに集中したくてじれたが、まあ仕方ない。

でも11時前には大型2枚を含めてツ抜け、ホッとした。

加えて、船全体ではリリースするカワハギも多かったのに、僕の釣ったカワハギは比較的型がよかったのは幸いだった。

昼ごろには入れ食いも一段落した。

釣行の写真

日が高くなった10時半ごろから入れ食いがしばらく続いた。

釣行の写真

(左上)25cm上がった。(左下)釣り場は小網代沖の水深8~20m。(右上)ダブルで釣る人も多かった。(右下)ていねいなエサ付けが大切。

知って得!カワハギの神経絞め

神経絞めをすると、肝の状態もよい気がする。

金田湾の漁師に教わった方法で絞めている。

エラぶたの上部を切って海水を張ったバケツでしばらく血抜きをする。

目と目の間にとがった手かぎやピックを刺し、脳の部分をグリグリして破壊する。

穴からワイヤーを差し込み、側線のあたりを探る。触れてピクピクするのが神経だ。

そこにワイヤーを差し込むとスーッと入ってカワハギが痙攣し体色が白く変化する。

それで完了。

エサ取りの正体は?

ポカポカ陽気のナギの海で昼食タイムを楽しむ。

海から眺める三浦の山やまも秋の装いが始まっていてきれいだ。

さて昼過ぎには、右舷で入れ食いが始まった。

一荷あり良型ありですごい状況だ。

不思議なことだが、左舷で釣れるのは黄色いカゴカキダイばかりだ。

船長も「どうなってるんだろう?」と首を傾げる。

ガリガリッというアタリがしつこく続いてエサはきれいになくなる。

うまくハリ掛かりさせても、海面で黄色い魚が舞う。

それでも左舷でポツポツとカワハギも顔を見せる。

うまくリズムが合った人は、連釣となるからうらやましい。

僕は少し硬めの竿に替えて、ハリもハゲバリにして宙釣り主体で攻めて、なんとか数枚追加。

25cmもゲットした。

途中で、釣ったカワハギを神経絞めしてクーラーに大切に保管した。

なんたって最高の食材だから、大切に持ち帰らなくちゃね。

15時沖揚がりだが、隣の吉澤会長は最後に大型を釣り上げて26枚。

僕はちょうど半分の13枚だった。

取材しながらのツ抜けだから、まあ満足。

やはり、若い世代は強い。

船中トップは、パワフルに攻め続けた右胴の間の荒井良之介さんで、ダントツの43枚だった。

スソは6枚。

3隻トータルの成績だが、荒井さんが総合優勝で43枚。

準優勝はC船の赤坂さんで40枚だった。

船ごとの総枚数はA船285枚、B船317枚、C船327枚ということで、この日はとんでもなくたくさんのカワハギが釣り上げられた。

全体平均は一人20枚ほどだ。

大型賞は29cm。

コロナ禍でこれだけの大会を無事に開催できたのも本当によかった。

横浜カワ研という猛者ぞろいの大会ということもあるが、小菅裕二船長は、「今まで岸寄りに散っていたカワハギが一気に沖に出てきている感じで、これからは安定して釣れそうだ」と話していた。

確かにアタリがすごく多くて、メチャクチャたくさんのカワハギがまとまっている感じだ。

行楽シーズの秋、小網代のカワハギと遊ぶ(いやいやカワハギに遊ばれる)のも悪くない。

美味このうえない肝もゲットできちゃいます。

釣行の写真

(左)横浜カワ研の会長・吉澤均さんは26枚キャッチ。(右)平均で20枚前後。

Tackle Guide

大型のカワハギも交じるので、細いハリスは避けたほうが安心だ。

ハリス2.5号以上、3号程度にはしたい。

ハリも折れたり伸ばされたりするので太軸がおすすめだ。

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【隔週刊つり情報(2020年12月1日号)※無断複製・転載禁止】

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