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フリースタイルで楽しめる!南房江見のイサキ五目(新栄丸/千葉県江見港)

隔週刊つり情報編集部

ブリにサバ、ヒラメなどは冬に向かうにつれて脂が乗っておいしくなる。

そのような魚には、あえて頭に「寒」の字を付けて差別化するのだ。

ほかにも「寒」が付く魚の一つが「寒イサキ」で、腹を開くとラードのような固まった脂が内臓を寒さから守るかのようにぎっしりと詰まっており、これからの季節においしさが増してくる。
 
11月7日、そんな寒イサキを求めて南房江見港の新栄丸に出かけた。

同船のイサキ五目はポイントによってメインとなる魚種が変わるので、それに対応した仕掛けも準備すると万全だ。

集合時刻の5時に受付の列に並んでいると、「あれっ?鈴木さんではないですか」と背後から声をかけられた。

なんと釣友の稲尾さんが偶然にも乗り合わせたのだ。

これは心強い。

「俺のお土産分も釣ってくれよな」と冗談を言いながら船に乗り込み、総勢10名で5時半に港を離れた。

釣り場へ船を走らせながら武ノ内船長がイサキ釣りのアドバイスをアナウンス。

コマセカゴの調節は、下窓を完全に閉め、上窓を3分の1から2分の1くらい開ける。

誘いのイメージは、竿を時計の7時の角度に構え、9時の位置までシャクリ、1、2、3と数えたら、道糸を巻き取りながら元の位置まで竿を下げ、これを繰り返して指示ダナの範囲を探る。

2往復タナを探ったら仕掛けを上げてコマセを詰め直す。

このとき少しコマセが残っているくらいが理想で、そうでない場合はコマセカゴの上窓を調節する、といった内容であった。

いきなりハリス切れ!?

最初のポイントの定置網周りに到着すると、「ここはイサキのほかにマダイやカンパチもいますので、先バリにオキアミを付けてください。水深は50m、タナは底から10mです」とのアナウンスでスタート。

さっそく右ミヨシの荒木さんが良型のイサキを釣り上げて口火を切ると、各所で竿が絞り込まれた。

しかしそのほとんどが、「あっ!バレた」というもので、ハリス切れが頻発。

その正体がカンパチであることを証明したのが右胴の間の奥村さん。

40cm級のカンパチ(若魚)とイサキを一荷で釣り上げる。

続けて右トモの松井さんがカンパチをダブルで取り込んだかと思えば、左胴の間の藤平さんがイサキをトリプルで抜き上げた。

右トモ2番の三浦さんはカンパチとイサキの一荷、次投は40cm近いジャンボイサキを上げてエンジン全開だ。

気になる釣友の稲尾さんは、「ハリス1.5号のイサキ仕掛けをバチバチ切られたので、ハリス3号のアマダイ仕掛けにチェンジしました」とカンパチ狙いに的を絞ったらしい。

そんな彼にアタリがきてバトルを始めたのだが、かなりの大物が掛かったらしい。

強烈な引きになかなか魚を浮かせられず、少しドラグを締めた直後に痛恨のハリス切れ。

カンパチ用にハリス4号程度の仕掛けを用意するのも一手だろう。

7時ごろからサバが回遊してきて、仕掛けが落ちなくなったところで船長は、「ハナダイ狙いにチェンジします」と告げ移動となった。

10分ほど走って水深70m付近に到着し、「ハナダイ、カイワリ、ホウボウ、アマダイ、キントキなども釣れるので、全部のハリにオキアミを付けてください。仕掛けはアマダイ用などハリス3号くらいがいいですよ」とのアナウンスで第2ラウンドがスタート。
 
指示ダナは底から15m上まで。

さっそく稲尾さんが25cmのハナダイを釣り上げると、右トモ2番の三浦さんがダブルでハナダイを取り込む。

続いて船内でホウボウやキントキ、カイワリなどが顔を出し、右トモの松井さんが30cm級のアオハタを上げる。

しかし、ポツポツの食いに、「普段はもっとガンガン釣れるのに・・・潮具合が悪いなぁ」と船長は納得がいかない様子。

釣行の写真

釣友の稲尾さんがハナダイ、イサキ、カンパチ、オニカサゴを上げて大活躍。

根魚狙いもOK

「移動します。次はイサキとハタを狙います。ハタ狙いの人はヒラメ仕掛けに冷凍イワシを付けてください」と告げて船長は船を走らせた。

第3ラウンドのポイントは水深51m、指示ダナは底から10m。

再開直後、稲尾さんの竿がグイッと曲がった。

「鈴木さ~ん。タモお願いします」

「今度はバラさないでよ」

白い魚影が浮かび上がり、無事タモに収まったのは45cmのカンパチ。

彼は続けて同級のカンパチを上げ、1kgオーバーのオニカサゴも手にした。

「写真はそれぐらいにして、鈴木さんもお土産を釣りなせぇーよぉー」との船長の言葉に甘えて私も竿を出す。

イサキの仕掛けをセットし、着底後、底から3m巻き上げてからシャクリ上げると、キューンと心地よいアタリがきて25cmと30cmのイサキを一荷で取り込む。

その後もイサキは順調に釣れて、私が20尾目を上げたところで11時に沖揚がりを迎えた。

釣果はイサキのトップが40尾以上でゲスト多数。

冷凍イワシエサでハタを狙った方はマハタやアカヤガラ、カンパチを上げていた。

多彩な魚が狙える同船のイサキ五目は、五目釣りファンにはたまらないメニュー。

一度釣行してみてはいかがだろう。

釣行の写真

冷凍イワシエサで1kg級のマハタも。

釣行の写真

南房江見のイサキ五目は12月も大いに期待できそうだ。

知っ得!カラーバリ仕掛けと付けエサ考

イサキの食いがよいときはカラーバリ仕掛けで十分釣れるが、先バリにオキアミを付けるとマダイなどが掛かる確率が高まる。

手返しを重視するなら、バイオベイトやイカタンなど、エサ持ちのよいものを使うのも一手。

餌の写真

オキアミとバイオベイトは受付で販売。

当時のイサキ五目仕掛け

イサキ仕掛けは、ハリス2号でオキアミを付けやすいチヌバリ仕様のカラーバリがおすすめ。

ハタ仕掛けはヒラメ用でOK。

深場の五目釣りではハリス3号のアマダイ用など。

カンパチ狙いはハリス4号の仕掛けが安心。

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【隔週刊つり情報(2021年12月15日号)※無断複製・転載禁止】

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