江之浦沖のカワハギ狙い 後半深場でアマダイも

11月25日、毎月仕立船で釣行している元勤務先の釣り愛好会「チームDL」が相模湾小田原早川港の海真丸でカワハギ＆アマダイのリレー釣りをするというので私も同乗させていただいた。

当日集まったのは5名で私は右舷ミヨシに席を構えた。

7時前に出船し、20分ほどで江之浦沖のポイントに到着。

「始めてください。水深は27mです」と船長からアナウンスがあり、カワハギ釣りからスタート。

3本バリにエサのアサリを付けて海底へ送り込む。

すぐにアタリがくると期待していたが本命どころか外道のアタリすらない。

20分ほどたったころ、左舷胴の間の松本氏が20cmのカワハギを釣り上げた。

私の竿にもチクッとしたアタリがきたので、すかさずタタキを入れて焦らしたあと、ゼロテンションにするとヒット。

カワハギ特有の金属的な引き味を楽しみながら釣り上げたのは22cmのまあまあサイズ。

肝も膨らんでいておいしそうである。

なんとかオデコを脱出してホッと一息といったところだが、後が続かない。

船中全員苦戦しており私が2枚目の18cmを釣ったところでアマダイ釣りのポイントへ移動することになった。

根府川沖の水深110mで後半戦がスタート。

片テンビン仕掛けでオモリは80号。

私は2本バリの先バリに船宿支給のオキアミを付け、上バリには持参したホタルイカをツボ抜きして付けてみた。

すぐに左舷ミヨシの石野氏にアタリがあり28cmのアマダイが釣れ上がった。

続いて胴の間の松本氏も同サイズの本命を釣り上げ、船中盛り上がる。

時合がきたのか私の竿にもアタリがあり、軽く合わせを入れて巻き上げる。

上がってきたのは33cmのイトヨリでガッカリ。

左舷ミヨシでは石野氏に大きな魚が掛かったようで、立派なウッカリカサゴが取り込まれた。

拍手をしながら自席に戻ると、置き竿にしていた私の竿にアタリ。

慌ててロッドキーパーから竿を外し、合わせを入れて巻き上げを開始。

力強い引きに期待を込めながら海中を覗き込むと34cmのアマダイが上バリのホタルイカに食い付いて上がってきた。

その後も魚の活性は高く、左舷胴の間では1kgオーバーのオニカサゴや40cmほどの大アジの一荷など多彩な魚が釣れ上がる。

私もなんとか本命で両目を開けたいと思いていねいな誘いを繰り返す。

そのかいあって竿先にかすかなアタリ。

聞き上げると竿がググッと引き込まれた。

アマダイであってくれと祈りながら巻き上げると23cmの小型ながら本命を釣り上げることができた。　

沖揚がりの時間が迫ったころ、右舷トモと左舷ミヨシで大物が掛かったのでタモを持って駆けつけたが、これは両方ともサメでガッカリ。

釣果は17～24cmのカワハギが1～2枚、20～38cmのアマダイが1～4尾。

オニカサゴやウッカリカサゴ、アジ、イトヨリなどがが交じった。

海水温は暖かさを感じるほど高く、カワハギはまだ群れが固まっていないようだったが、後半戦は多彩な魚種が釣れ上がり大いに楽しめた。

アマダイとイトヨリはいずれもツボ抜きしたホタルイカに食い付いてきた。

ほかのメンバーはオキアミでしっかり釣り上げているので、ホタルイカが特別効果があったわけではないのだろうが、今後もアオイソメなど色いろなエサを持参し楽しんでみたいと思っている。