餌木シャクリでドスン　剣崎沖のアオリイカ順調

11月16日、アオリイカ狙いで三浦半島剣崎間口港の喜平治丸を訪れた。

同宿ではティップランと餌木シャクリで出船していて、私は餌木シャクリ船に予約を入れた。

出船は7時。

左舷5人、右舷6人の11人のお客さんが集まり、私は左舷ミヨシ2番に釣り座を構える。

竿は全長3.6mの中通しのメバル竿、仕掛けは中オモリ10号、ハリス4号全長4m。

餌木との接続は小型の餌木用スナップを使用し、餌木は3.5号。

正確にタナを取るため道糸は色変わりの10mに切って中オモリを接続する。

過去の当たり餌木の傾向はケイムラボディ。

昨シーズン乗りがよかったブルー系とグリーン系に加えて定番のオレンジやピンク系の餌木を中心に準備した。

7時に出船し港を出ると風は思ったよりも強い。

剣崎沖の岸寄りのポイントに到着。

「タナは18m。始めてください」のアナウンス。

タナは海面から中オモリまでで、船長は根の高さを計算して指示を出しているので、指示ダナを厳守すれば根掛かりすることはない。

道糸のマーカーを数えて18mに合わせたら10秒くらい待って餌木を沈めてからシャープに小さくシャクる。

長竿なのでリールをつかむ手を支点にして、竿尻を押し込むと竿先が浮き上がり小さくシャクってもしっかり餌木が動く。

シャクリ間隔は7秒にして、あとはシャクリを繰り返すだけ。

1流し目はオレンジ系の餌木で様子を見るが乗りはない。

船中でもイカの乗りがないためポイントを転々とする。

移動するたびにピンクやブルー、グリーンなど餌木のカラーを交換して色いろ試してみる。

開始から1時間が過ぎたころ、右舷胴の間でようやくアオリイカが上がった。

アオリイカは群れで固まっていることが多く、1杯釣れると連鎖するように釣れるので期待が高まる。　

ブルー系の餌木を投入し、シャクった瞬間に根掛かりのような重量感とともに竿先が止められる。

同じタイミングで両隣でも竿が曲がりトリプルヒットだ。

アオリイカ独特の引きを楽しみながら慎重にリールを巻く。

竿を立て中オモリをつかみ、海中を見るとアオリイカが餌木をガッチリ抱いている。

竿を横に置いてハリスをたぐり餌木をつかみ、もう片方の手でイカをギュッとつかんで取り込んだのは後計量610gのアオリイカ。

ところがそのあとまたアタリが遠のき、ポイント移動を繰り返す。

強風の影響で船がドンドン流されてあっという間にポイントの上を通過してしまいイカが乗らないのかもしれない。

10時半、風裏となる城ケ島沖へ移動すると、船中でポツポツとイカが乗るようになる。

右隣でコンスタントにイカを上げているので、私にも乗っていいはずだとシャクリ続けると、ピンクの餌木で後計量420gをキャッチ。

その後も無心でシャクリ続けて沖揚がりが迫った13時ごろに3杯目となる540gを釣り上げた。

当日は0.3～1.1kgのアオリイカが一人0～7杯。

この日はボウズのお客さんも2人出てしまったが、海況が悪い中でトップ7杯釣れていたので、今後も期待できそうだ。

三浦半島剣崎間口港　喜平治丸

046・886・1110

▼備考＝予約乗合、7時出船。ティップラン、ヤリイカ、カワハギへも出船