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エサ取り名手・カワハギを一網打尽!そのたった2つのテクニックとは?

船釣りマガジン 編集部

水温が下がってカワハギが深場へ落ち始めると、よく釣れるようになります。

カワハギは水温が14度台に落ちるまでは釣れる魚なので、比較的長く楽しめます。

エサ取りの名手なので、いかにしてハリに掛けるか、その攻防が面白い釣りですが、もうひとつの楽しみは食べることでしょう。

はち切れんばかりにお腹がふくれた、いわゆる“肝ぱん”状態のカワハギは、もちろん身も美味しいのですが、肝はまるでフォアグラのような味わいで、一度でも口にすると病みつきになってしまいます。

そこで“肝ぱん”のカワハギを仕留めるための、キモとなるテクニックを紹介しましょう。

カワハギってどんな魚?

カワハギはエサ取りの名手!?

カワハギは、魚のなかでも実に器用な泳ぎができます。

そのひとつが、まるでヘリコプターのようにホバリングしながらエサを取る泳ぎです。

仕掛けを入れたとき、めざとくエサを見つけたカワハギは、エサの動きに合わせて水中を水平移動しながらエサを囓り取るようにして食います。

そのため、竿先にはほとんどアタリが出ないのに、いつの間にかエサがなくなっていることがしばしばあります。

この芸当は、ちょっとほかの魚にはマネできないでしょう。

叩き釣りは“間”が命!

カワハギの釣り方のひとつに叩き釣りというものがありますが、この釣り方は、エサを激しく動かしてカワハギにエサを取らせないようにするためのテクニックです。

このテクニックを使うと、カワハギはホバリングしながらエサを食べたいのに、エサの動きが激しくて食べられない・・・ともどかしくなります。

しばらくそんな状態が続くと、カワハギが次第にイライラしてきます。

そのイライラしてきたところで、ふっとエサの動きを止めてやると、これなら食べられる!とカワハギはエサに飛びついてきます。

この瞬間を捉えて聞き合わせすると、うまくハリに掛かるというわけです。

叩き釣りもそうですが、エサふわふわ釣りも誘い上げの釣りも、エサをアピールしながら動かしておいて、ふっと一瞬その動きを止め、カワハギに食う間を与えてやる、この間が大切なのです。

カワハギにエサを吸い込ませるためのテクニックとは?

もうひとつ大切なのは、カワハギに下を向かせることです。

カワハギが下や横からの姿勢でエサを食べるときは、なかなかエサを吸い込んでくれません。

エサを囓り取るようにして食うので、アタリもほとんどでないのです。

ところが叩きを入れ竿先の動きを止めた直後に、すっと30cmほど竿先を送って仕掛けを落としてやると、エサの動きにつられてカワハギが下を向き、エサを追いかけながらきれいに吸い込んでくれることが多くなります。

このときははっきりアタリも出るので、初心者でもよく分かり、聞き合わせしやすいでしょう。

カワハギ釣りのコツは、魚に食う間を与えてやることと、魚を下に向かせてエサを吸い込ませハリに掛けることです。

この2点を勉強すれば、釣果アップ間違いなしですよ!

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