今大人気のスローピッチジャーク、どんなロッドを使えばいい?・・・正解はこちら!
皆さんはスローピッチジャークという釣りをご存知ですか?
10年前に関西で生まれたこの釣法は今や全国的な広まりを見せ、今や王道の釣りジャンルになろうとしています。
しかし、まだまだ歴史が浅いため、「ジギングの動作をゆっくりやる釣法でしょう?」「根魚を狙う釣り方のことだよね?」と、誤解が多いのも現実です。
今回はスローピッチジャークの基本をお伝えするとともに、テイルウォークから新たに発表された専用ロッド・SLOW BUMP SSD(以下スローバンプSSD)の情報もお届けします。
新製品でありながら既に「スローピッチジャークならこのシリーズに決まりだね!」と高く評価されているこちらのロッド。
スローピッチジャークを日頃から実践されている方はもちろん、スローピッチジャークをこれからやってみたいという方も要注目です。
目次
まずはスローピッチジャークの基本情報をチェック!
スローピッチジャークはどんな釣り方?
スローピッチジャークは10年ほど前に関西で生まれた釣法です。
使用するのはベイトタックルで、まずはジグを海底に落とします。
ジグが着底したらリールを1/4回転~1/2回転させます。
そうすると、ジグの重みでロッドが曲がります。
このときロッドは元に戻ろうとするのですが、この反発力によってジグが水中で動きます。
水中で動いたジグは海底から舞い上がり、ヒラヒラと水平方向に落ちていきます。
このアクションを連続で行うのがスローピッチジャークです。
スローピッチジャークの特徴は?
スローピッチジャークは狭い範囲と距離の中で魚に効果的にアピールすることができます。
また、アングラーの体力が釣果を左右するジギングに対し、スローピッチジャークは使用するジグの特性と水深、潮のコンディションを考慮してジグを動かす頭脳戦です。
ジギングほど激しくジグを動かさなくてよいため疲れにくく、女性や子供も十分に楽しめる釣法と言えるでしょう。
スローピッチジャークで狙えるターゲットは?
スローピッチジャークは海底に潜む根魚のほか、青物、マダイなど、幅広い魚種を狙うことができます。
狙えるターゲットのバリエーションの豊かさもスローピッチジャークの人気の要因のひとつです。
新製品にして王道のロッド!スローバンプSSDとは?
スローバンプSSDはスローピッチジャーク専用ロッドで、チューブラータイプとフルソリッドタイプが展開されています。それぞれのタイプの特徴を詳しく見ていきましょう。
チューブラータイプ
数百メートル先のターゲットの挙動を確実に掴む抜群の感度
チューブラーというのは、ロッドの芯の部分が空洞になっていることを表します。
スローバンプSSDは前身のスローピッチジャーク専用モデル・SSD SPJ(SSDスローピッチジャーク)から更なる軽量化が図られました。
SSDスローピッチジャークの自重が最大180gだったのに対し、スローバンプSSDのチューブラーモデルは最大134gです。
つまり、それぞれの一番重いロッドを比較すると45g以上軽くなっています。
この軽量化の実現によってロッドの感度が高まり、数百メートル下に潜む根魚や青物の動きがダイレクトに伝わるようになりました。
フルソリッドタイプ
激しいファイトにも負けないしなやかな曲がりが強み
フルソリッドというのは、ロッドの芯の部分まで中身が詰まっていることを表します。
フルソリッドタイプのロッドは芯まで中身が詰まっていることにより細く削った仕上がりにすることが可能です。
細身のロッドはしなやかな曲がりを表現することができるため、針に掛かった魚が激しい抵抗を見せてもロッドがしっかりとその動きに追従してくれます。
また、ビッグフィッシュとのファイトの際にもロッドがしなやかに曲がり、粘り勝ちを収めることができます。
スローバンプSSDの実力を動画でチェック!
スローバンプSSDは実践でどのぐらい活躍してくれるのでしょうか?
それがひと目で分かる動画がこちらです。
テイルウォークスタッフの種村さんがフルソリッドタイプの634/FSLを使用したトンボジギング(=ビンチョウマグロを狙うジギング)に挑戦します。
ターゲットとの迫力のファイトはもちろん、スローバンプSSDのしなりの美しさ、パワーにも注目です!
スローバンプSSDのラインナップは?全モデルを完全解説!
スローバンプSSDは全部で9モデルです。
新製品にしていきなりバリエーションが豊富なのは嬉しい反面、どのロッドが自分に合っているか悩んでしまいますよね。
そこで今回はそれぞれの機種の特徴をまとめてみました。
ご自身の釣りの経験や環境に合った一本を見つけてください。
※機種名に「FSL」の付いているものはフルソリッドタイプ、付いていないものはチューブラータイプです。
632/FSL
近海ジギングに挑むなら迷わずこれ
632/FSLは、頻繁に使われる80~150gのジグを近海ジギングで軽々と操作可能です。
なお、632/FSLはフルソリッドタイプとなっており、しなやかに曲がるため、釣り上げた魚が乱暴に動き回ったとしても、その動きに確実に対応します。
狙いたいターゲットはタチウオやマダイ、青物、根魚など多彩な種類があります。
全長(ft.in) | 継数 | 自重(g) | ルアー(g) | ドラグ(kg) | 定価(円) |
---|---|---|---|---|---|
6'3" | 2(B) | 120 | max 220 | max 5.5 | 28,000 |
633/FSL
フルソリッドシリーズの中で基準となる一本
3モデルあるスローバンプSSDのフルソリッドモデルの中で基準となるのが633/FSLです。
フルソリッドの特徴である曲がりの良さをファイト中存分に実感できます。
近年人気急上昇中のアカムツジギングにもおすすめです。
全長(ft.in) | 継数 | 自重(g) | ルアー(g) | ドラグ(kg) | 定価(円) |
---|---|---|---|---|---|
6'3" | 2(B) | 133 | max 300 | max 6.0 | 29,000 |
634/FSL
大物ターゲットとの勝負に打ち勝つ
634/FSLは250g前後のジグを使用し、青物やマグロ、遊泳力のあるターゲットを狙うときに重宝する一本です。
しっかりと曲がるブランクス(=ロッドの本体部分)で、大物を悠然といなすことができます。
水深300mまでの中深海ジギングにも対応可能な懐の広さも魅力です。
全長(ft.in) | 継数 | 自重(g) | ルアー(g) | ドラグ(kg) | 定価(円) |
---|---|---|---|---|---|
6'3" | 2(B) | 138 | max 380 | max 6.5 | 30,000 |
631
魚の反応が悪い状況を打破する救世主ロッド
631は水深の浅いエリアで根魚・小型青物・タチウオ等を狙うのに適したモデルです。
ロッドの穂先が柔らかく、ジグの動きを本物の魚のようにナチュラルに見せることができます。
アプローチをかけても魚の食いつきが芳しくないときにはぜひこのロッドを使ってみてください。
全長(ft.in) | 継数 | 自重(g) | ルアー(g) | ドラグ(kg) | 定価(円) |
---|---|---|---|---|---|
6'3" | 1 | 102 | max 180 | max 2.5 | 24,000 |
632
近海~中深海で使える汎用性の高さが自慢
632は使用できるフィールドの幅広さが特徴で、近海から中深海まで対応します。
120~200gまでのジグを気持ちよく操作できるスペックで、小~中型青物やタチウオ、アカムツなど、多様な人気ターゲットが狙えるのが魅力です。
全長(ft.in) | 継数 | 自重(g) | ルアー(g) | ドラグ(kg) | 定価(円) |
---|---|---|---|---|---|
6'3" | 1 | 102 | max 230 | max 2.8 | 24,000 |
633
スローピッチジャークのオールラウンダー
633は日本全国で行われている様々なスローピッチジャークを最も幅広くカバーできるオールラウンダー的存在です。
ターゲット、フィールド、海のコンディションを選ばないスペックで、まさに万能竿と言えるでしょう。
スローピッチジャークの専用竿をまず一本手に入れたいという方には迷わずこのモデルをおすすめします。
全長(ft.in) | 継数 | 自重(g) | ルアー(g) | ドラグ(kg) | 定価(円) |
---|---|---|---|---|---|
6'3" | 1 | 106 | max 350 | max 3.0 | 25,000 |
634
パワーとしなやかさを両立、ジグを自在に操れる
634はブランクス全体にしっかりとしたパワーがありつつもしなやかさをキープしているバランスの良いロッドです。
ジグの操作性の良さにも定評があり、様々なアクションを自在に繰り出すことが可能です。
全長(ft.in) | 継数 | 自重(g) | ルアー(g) | ドラグ(kg) | 定価(円) |
---|---|---|---|---|---|
6'3" | 1 | 110 | max 450 | max 3.5 | 25,000 |
635
遠征の心強い味方となるパワーモデル
水深400m前後でクロムツやキンメダイを狙っていくのに最適なロッドです。
もちろん青物を狙うことも可能で、深場のカンパチ、大型根魚、大型青物を相手に勝負を仕掛けることができます。
大型を狙う遠征で間違いなく活躍してくれるパワー自慢の一本です。
全長(ft.in) | 継数 | 自重(g) | ルアー(g) | ドラグ(kg) | 定価(円) |
---|---|---|---|---|---|
6'3" | 1 | 116 | max 500 | max 4.5 | 25,000 |
638
強靭なパワーで釣りに不利なコンディションでも大物ゲット
水深400~500mに潜む大物のアコウやキンメダイ、アラなどを狙うディープジギングにもってこいの一本です。
大型魚の釣りが盛り上がりを見せるサマーシーズンは海のコンディションが乱れがちですが、638は潮や風の条件に関係なく、思いのままにジグを操作できる強靭なパワーを持っています。
全長(ft.in) | 継数 | 自重(g) | ルアー(g) | ドラグ(kg) | 定価(円) |
---|---|---|---|---|---|
6'3" | 1 | 134 | max 650 | max 6.0 | 27,000 |
これがスローピッチジャークのロッドの正解!
今回はスローピッチジャークの基本と専用ロッド・スローバンプSSDについてお伝えしました。
人気ジャンルとして定着しつつある一方、「どんなロッドを使えばいいんだろう?」と思われていた方も多かったであろうスローピッチジャーク。
スローバンプSSDは発売後そんな問題を一気に解決してくれる王道ロッドになってくれるでしょう。
ぜひ一本手に入れて、様々な魚たちとのファイトを楽しんでくださいね!
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