読者の皆さま、こんにちは。
なおちんこと井上直美です。
第18回なおちゃんねるは三浦半島剣崎松輪港の伝五郎丸さんからワラサ釣りをしてきました。
プロフィール
井上 直美(いのうえ なおみ)
アルファタックルフィールドスタッフ。
ドクモスカウト2014グランプリ、第4代ツリタガ~ル。
“ なおちん” の愛称で親しまれる。
釣り方のコツは?
関東ではワカシ、イナダ、ワラサ、ブリと成長するごとに呼び名が変わる出世魚で、ワラサクラスは3~4kgと大型で引きも強く、釣り応えのある人気のターゲット。
とくに今年の剣崎はサイズが大きく6~7kgのブリクラスも上がっているそうです。
10月の取材時は城ケ島周辺で釣れているとのことで、今回は一日そちらのポイントを狙いました。
1カ月ほど前まではいい日は一人10本近くのワラサが釣れていたようですが、最近は釣果が下がってしまったようです。
朝イチに釣れることが多いようで、仕掛けはハリス8号全長6mの標準的なものを使いました。
付けエサはコマセのオキアミがしっかりしていたので、その中からちゃんと目の付いたサイズが大きい物を選び、抱き合わせにします。
鈴木長喜船長によると、基本的にタナは上(海面)から取るのですが、ここ数日はかなり潮が速く、そんなときは下(海底)からタナを取ったほうがタナボケしないとのことで、私は下からタナを取ることにしました。
難しくない!ワラサ釣り・その一・タックル&仕掛け
ワラサ用の竿は強度のある全長2.4m前後のワンピースロッドが理想だが、コマセダイ用のタックルでも大丈夫。
自分で仕掛けを作るのが難しければ、市販仕掛けでもOK。
ハリス6~8号全長6~8mほどの仕掛けを用意しておこう。
なおちんはグラスワンピースのデッキスティック73フルアームドを使用
出典:
(左)今後はマダイ仕掛けも必要かも(中)使用前にハリスを引っ張る。前回のカツオ釣りで勉強しました(右)コマセカゴはLサイズでオモリ80号
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食いが立ったのは朝のうち
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朝一番に上がったのは1.5kgほどのイシダイ
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なおちんの1尾目はカラフルさん
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イカタンサンドが効いた!?
底上10mのタナで待っているとツンツンと優しいアタリがありました。
釣れたのは初めましてのタカノハダイというトロピカルな魚。
体はシマシマ、尻尾は水玉、鼻ピアスまでしていて人間界なら原宿系ファッションリーダー。
調べてみるとタカノハダイが釣れるのは潮止まりや潮が悪いときが多いみたいです。
嫌な予感が的中か!?
その後はなかなかアタリがありません。
そんな中、5kgはありそうな立派なワラサを釣り上げた常連さんにお話を聞いてみると、エサ取りが多いのと、アピールを強くするため付けエサをイカタンサンドにしていたのがよかったのではないかとのこと。
そして、イカタンを持っていなかった私にも分けてくれました。
また城ケ島沖は海底の起伏が激しいので、まめにタナを取り直したほうがいいとも教えてくれました。
いただいたイカタンとオキアミを付けて同じく底上10mで待っていると突如、竿が引き込まれます。
これはワラサだと確信し、思いっきり合わせを入れました。
引きが強いのでヤリトリもかなり面白く大興奮!
バラシ防止でドラグを緩めに設定していたためなかなか上がってきませんでしたが、ようやく浮上した念願の1本目は丸まる太った良型でした。
しかし、その後もなかなかアタリが出ず厳しい状況は変わりません。
ハリスを5号と細くしたりと自分なりに工夫してみるも、釣れるのはサバなどのゲストフィッシュだけ。
風も強くなり海況もだんだんと悪くなり、気付けば沖揚がりの時間になってしまいました。
今回は状況が状況だっただけに内心釣れるかどうか心配でしたが、どうにか1本釣り上げられたので本当にうれしかったです。
次は自分でもイカタンをバッグに忍ばせて行こうと思いました。
コマセ釣りの基本さえ分かっていれば釣り初心者さんでもチャレンジしやすく、食べてもおいしいのでぜひ皆さんも伝五郎丸さんでワラサ釣りを楽しんでみてくださいね。
船長さん、乗合の皆さん、一日ありがとうございました。
4本、5本と釣り上げていた父さんたち。なおちんに優しくしていただきありがとうございました
出典:
難しくない!ワラサ釣り・その二・エサの付け方パターン
ワラサの付けエサはオキアミが基本。
付けエサ用のオキアミを持参してもいいが、コマセの中から形のよいものを選んで付けてもOK。
エサ取りに強いイカタンを使いたい場合は持参となる。
(左)1匹掛け(中)抱き合わせ(右)イカタンサンド
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なおちんのワラサ仕掛け
開始2時間、 ようやくなおちんに食った!
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難しくない!ワラサ釣り・その三・投入の手順とタナ取り
海面からのタナ取りが主流だが、海底からのタナ取りもOKとする船も多い。
とくに初心者は海底からタナを取ったほうが分かりやすいこともある。
海底からタナを取る場合はハリス6mで10mが基準になる。
仕掛けが着底したら道糸のマーカーを見て、コマセを振り出しながら10m巻き上げるようにすればいい。
①投入はコマセカゴから②ハリスが絡まないように気をつけながら付けエサを投入③仕掛けが底に着いたら道糸の印を見て巻き上げる④コマセは大きくしっかり振り出そう
出典:
Nao's Kitshen
★まずはワラサの半身で竜田揚げ、味噌漬け、しめワラサ、お刺身を作りました。
すべておいしかったけど、一番のヒットはしめワラサ。
しめサバと同じレシピで作りましたが、簡単で、お酒も進むしこれはハマりますよ!
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隔週刊つり情報(2021年11月15日号)※無断複製・転載禁止