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ヤリイカ釣りの決定版!仕掛けのセッティングから取り込みまでのノウハウをエキスパートがイチから伝授!【前編】(しまや丸/南房乙浜港)

船釣りマガジン 編集部

今回のカレッジ参加者は全員ヤリイカ経験者。

ステップアップを目指し、プロに直接教わる機会を得た参加者の質問は、

「プラヅノの選び方と仕掛けの作り方」

「誘い方と小さなアタリを取るコツ」

「直結仕掛けの釣り方」

「追い乗りさせるコツ」

「ヤリイカとスルメの誘い方の違い」

など様ざまで、その中で多かった質問の一つが直結仕掛けの釣り方だった。

カレッジの舞台は南房白浜沖。当日の早朝はサバの邪魔が多く、直結仕掛けにチャレンジする絶好の機会。

スタート時はブランコ仕掛けを使っていた参加者もいたが、皆さん早々に直結仕掛けにチェンジした。

直結は初挑戦の人もいれば、中にはイカ釣りの腕を磨くために自作したナワバチを持参した人もいて、直結釣法が大好きな松田さんの指導にも熱が入り参加者はメキメキ上達した。

そこで今回の誌上版ヤリイカ教室は、「松田流ヤリイカ直結釣法」にフォーカス。

仕掛けの作り方や誘い方、アタリの取り方などをお届けする。

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【LESSON1:仕掛け&タックル】ツノ数を少なくして直結仕掛けにトライまずは5本ヅノでスタート

タックルはヤリイカ専用竿と小~中型電動リールの組み合わせ。

リールに巻く道糸は高切れに備えて400m以上、感度を重視するなら潮切れがいいPE3号、耐久性を求めるなら4号がいいとのこと。

仕掛けについては、「私のヤリイカ用の直結仕掛けは10本ヅノですが、初心者や直結仕掛け初挑戦の人には5本ヅノがおすすめです。ヤリイカのタナは底付近が中心なので5本ヅノでだいたいのタナをカバーできるし、ツノ数を少なくしておけば慣れていない人でもイカを取り込める確率がアップします」

ヤリイカ用のプラヅノのサイズは11cmが定番。

しかしヤリイカも大型が増えてスルメも交じる春先は14cmも使う。

ツノが大きいほうが仕掛けをさばきやすく、投入器にツノを入れるときに収まりがいいなどのメリットもある。

また、釣り場によってはスルメが優勢な日もあるから、松田さんはプラヅノ11、14、18cmの仕掛けを各3組ほど用意して、釣行日の状況に合うものを選択する。

そこまで用意するのが難しくても、11cmと14cmの2種類は用意しよう。

「仕掛けの幹糸は11cmヅノで8号、14cmヅノで10号、18cmヅノは12号です。ツノ間を体格に合わせて作ると仕掛けが扱いやすいので、自作するなら両腕を広げたときの距離を目安にして作ってください。参考までに私は身長が177cmでツノ間は160cmです。ツノのカラーは定番の水色、ピンク、ケイムラを順番に並べて、アクセントで赤白などのガス糸を巻いて自作したツノを1~2本交ぜています」

ツノへの結び方は色いろあるが、松田さんはヘッドには移動結び、カンナへはチチワを作って掛ける方法。

後者は二つの輪がカンナに掛かるので強度がアップするうえ、カンナ側のラインの一部が2本になって張りがあるため、カンナにラインが絡むトラブルが軽減できるそうだ。

カンナへの結び方を写真で紹介したので参考にしていただきたい。

カンナへの結び方

【LESSON2:釣り方の基本】誘い方はシャクリ&低速タダ巻きアタリは竿を水平に構えて見るべし

松田流のヤリイカ釣法は、誘い方とアタリを取るまでのプロセスは直結仕掛けもブランコ仕掛けも同じでいい。

誘い方は大きく分けてイメージ図の2通りになる。

誘い方①「聞き上げ&シャクリ」

着底後、竿先を下げた位置で糸フケを巻き取り、続いてゆっくり聞き上げて乗りを確かめる。

「いわゆる着乗りが一番のチャンスです。乗りが分かりにくい小型のヤリイカでも、聞き上げれば竿先に変化が出ます。着底直後に強くシャクる人もいますが、イカが小さいと振り落とすおそれがあるので私はやりません」

水平まで聞き上げたら竿を止め、しばしアタリを見る。

続いて頭上までシャクリ上げ、ストンと下ろす。

「ヤリイカの釣り場はだいたい水深150~200m前後と深いので、しっかりシャクって仕掛けを動かし、振り上げた竿をストンと下げたときにフワッとツノが踊って誘いになります。誘いの動作はメリハリが大事です」

聞き上げ→止め→シャクリ→下ろし、この一連の手順を3~4回繰り返して誘う。

アタリを見るときは、竿先を水平、もしくは目線の高さに合わせて構える。

「ほとんどの参加者が、シャクったあと頭上で竿先を止めてアタリを見てましたが、竿を上げた姿勢でアタリを見ると疲れますし、ほとんど合わせしろがないので掛けるのが難しい。私はアタリに合わせて掛けるのが好きなので、必ず竿を水平にしてアタリを見るようにしています」

アタリに合わせて最初のイカを掛けたら、電動の低速で5~10mくらい巻き上げて追い乗りを狙おう。

誘い方① 聞き上げとシャクリを組み合わせた誘い

釣行の写真

合図が出たらすぐ投入!「イカ船は船長が反応を探して投入合図を出すので、すみやかにオモリを投げれば反応の中に仕掛けが入る確率が高まります。つまり移動中にしっかり投入準備をしておくことが大切なんです」と松田さん。

誘い方②「電動低速タダ巻き」

底付近で誘って乗りがなければ、竿先を水平もしくは目線の高さに合わせて構え、電動低速タダ巻きで7~8m誘い上げる。

タダ巻きのスピードは、巻き上げ速度が31段階で調節できる電動リールで速度5~7くらいが目安だ。

「電動低速タダ巻きはタナを広く探れて体力的にも楽なうえアタリも見やすい、とても効率がいい誘い方なんです」

松田さんが推奨する低速タダ巻きの主な特長をあげると次の3つになる。

●一定の速度で巻き上げると仕掛けが張った状態を保てる=アタリが伝わりやすい。

●竿を止めて誘える=竿先の動きや乗り感(重量変化)が分かりやすい。

●ゆっくり上がっていくツノにイカが乗る=合わせなくてもカンナに掛かる。

「どんな釣りでも道糸がたるんでいるとアタリが伝わりにくいものですが、低速タダ巻きは誘いながら道糸が張った状態をキープできることが最大のメリット。そしてイカが乗れば合わせなくてもオートマチックで掛かるので、アタリに合わせが遅れがちな初心者にも最適です」

7~8m誘い上げてアタリがなければ再着底させ、糸フケを取り、ゆっくり聞き上げ、水平の位置でしっかり止めてアタリを見る。

この一連の手順を3~4回繰り返して反応がなければ、高速で50~60m巻き上げて落とし直す。

「サバが多いとき、むやみにシャクると先にサバが反応してツノにアタックしてきます。直結仕掛けはサバが掛かったとしてもすぐに外れますが、そのときのショックでカンナが開いてイカの掛かりが悪くなることがあります。低速タダ巻きは、あまりサバを刺激せず適度にイカにアピールできるので、ぜひ試してください」

誘い方② 電動低速タダ巻き

釣行の写真

アタリを見る姿勢。松田さんいわく「どの誘い方もアタリを見るときは、竿を水平にするか、目線の高さに合わせて構えると、竿先の動きがよく見えます」

【後編】はこちら!

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