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魚のカモフラージュ~なぜ青物は背が青い~

船釣りマガジン 編集部

カモフラージュ(カムフラージュ)はフランス語で、周囲の風景に溶け込むことにより、敵の目を欺き発見されないようにする方法のことです。

戦争に使われる戦車や戦艦、航空機や兵器などでもお馴染みで、迷彩を施したものがカモフラージュですね。

実は魚の世界にも見事なカモフラージュをするものがいます。

海の中にもカモフラージュの達人がいる!?

たとえば、海底の砂の色と同調し、ときには砂の中に潜り込んで、エサにする小魚や敵を欺くカレイやヒラメなども、海底の魔術師と呼びたくなるほど見事なカモフラージュを見せてくれます。

また、カレイやヒラメなどの底棲魚だけではなく、広い大海原を自由に泳ぎ回るブリやカンパチ、ヒラマサなど青物と呼ばれる魚たちも、カモフラージュの達人です。

これらの魚に共通しているのは、泳ぐスピードが速く、背が青く腹が白いことと言えます。

青物がカモフラージュするものとは?

もともと青物という呼び名は背が青いことから生まれたものですが、それではなぜ背が青くなるのでしょうか?

いずれの魚も成魚になると1mを超える大型魚になるので、他の魚から襲われる心配はあまりありませんが、稚魚や幼魚の時代はそうではありません。

特に稚魚の間は流れ藻などについて水面近くを泳ぎ回るため、海鳥などに襲われやすいのです。

これを防ぐために、上から見たとき自分の姿が水の中に溶け込めるよう、深緑をした海の色とそっくりの青色になったと言われています。

では、背側は青いのになぜ腹側は白いのでしょうか?

これはダイビングやシュノーケリングをしている人ならよくご存じだと思いますが、海に潜ったとき水面を仰ぎ見ると、色が消え水面近くが白く輝いているように見えます。

これも背の青色と同じで、腹側を白くして水面近くの水色と同化し、下から見上げたときに分かりにくくするためのカモフラージュをしているのです。

カモフラージュは生き残るための護身術!

カレイやヒラメが周りの海底の色に合わせて色を変えるのは、エサを襲うための知恵でもありますが、自分自身が襲われないための工夫でもあるのです。

海の中は、昔も今も弱肉強食の世界。

自分の身が守れないことには生きていけないのです。

カモフラージュすることは、魚にとって大切な護身術のひとつなのですね。

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