根掛かり知らずの快適釣行！良型ヒガンフグの大トラも

12月15日、ヒガンフグを狙って東京湾奥鶴見の新明丸さんへ。
　
平日にもかかわらず多くのファンが集まり、片舷6名計12名で定刻7時半に出船。

最初のポイントは川崎沖、ヒガンフグ定番の護岸沿いです。

「根掛かりに注意してください」とのアナウンスでスタート。
　
すると早くも船内で良型ヒガンフグが上がり、その後は同様のポイントを数カ所攻めて、今度は沖目に移動。

水深15m前後で再開です。
　
私はまだアタリなし。

この釣りは仕掛けを動かしてフグにエサを見付けやすいように誘わなければなりません。

私の誘い方は、底から30～50㎝ほど仕掛けを離すイメージで軽くシャクリ、これを3～5秒ごとに繰り返します。

仕掛けを動かした後は、必ずしっかり仕掛けを止めてアタリを待つのがコツです。
　
この釣りで大事なことはソフトな誘いと止めるタイミング。

フグが釣れたらアタリが出るパターンを覚えておくとよいでしょう。
　
アタリは竿先が微かに震える程度。

もし何か違和感を感じたら、軽くハリスの長さ程度ロッドを上げて合わせてください。

間違っても大合わせは禁物です、もし掛け損なっても、軽い合わせならエサが残っている限りフグはアタックしてきます。
　
合わせが決まらず、次の誘いでエサの重みが感じられなかったら、すぐに回収してエサを付け直し、同じ所へ仕掛けを落としてください。
　
一度エビの味を知ったフグは、活性が上がり再度アタックしてくる場合が多いので釣れる確率が高まります。
　
合わせが決まり、ガツッと重さを感じたら、今度は素早くリールを巻くことです。

フグは泳力があるので、ゆっくりリールを巻いていると食い上げたときバレる原因となるので注意してください。

沖目の釣り場はほとんど根掛かりしないためキャストして広範囲を狙いました。
　
ここでようやくアタリをとらえて最初のヒガンフグを釣り上げ一安心。
　
相変わらずアタリは小さく、このアタリを感じ取るには湾フグ専用竿の必要性を感じます。
　
そして次のアタリで掛けると何やら重い。

これはタコが乗ったと判断し、強気でリールを巻き始めるとゴンゴンと力強い引きが伝わりビックリ。
　
大型ヒガンフグになると、ヘッドシェイクしながら上がってくるのでこれはデカイはず！　

しかし海面に姿を見せたのは、なんと大きなトラフグ。

すかさず船長が飛んできて無事ネットイン。

まさかのトラフグ登場で興奮しました。

その後も船中ポツポツとヒガンフグやショウサイフグ、コモンフグが釣れ、たまにマダコも上がります。

私は途中で2回アカエイが掛かりました。

1度目は海面で船長がギャフを使って外してくれました。

2度目はかなりの大型で、これはとても引き上げるのは無理と判断して、自らリールのスプールを押さえてラインを切りました。

フグ釣りにアカエイは付きもの。

自分で対応できない大きさと思ったら、船長に助けを求めるのが一番です。

やがて15時に沖揚がり。

私の釣果は25～38㎝のヒガンフグ7尾、2.3㎏のトラフグ1尾、ショウサイフグ1尾、スミイカ1杯と大満足。
　
船中釣果はヒガンフグ、ショウサイフグ、コモンフグを交えて2～10尾。

大半の方がヒガンフグを5尾ほど釣りました。
　
東京湾のフグ船が秋～冬にヒガンフグを専門で狙い始めてから10年もたっていませんが、船宿の努力によってポイントが開拓され、食味のよさもあって人気が高まり今では季節限定のお楽しみになりました。
　
湾フグ未体験の方は、ぜひ早めに挑戦してください。