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冬はゲスト豊富で面白い! ライトマダイは今が狙い目

隔週刊つり情報編集部

三浦半島の冬のコマセダイが好感触だ。

剣崎松輪港・棒面丸ではオモリ40号のライトタックルで狙っており、本命に加えて豪華ゲストのアタリも豊富で楽しめている。

取材日は剣崎~下浦沖の水深50m前後を狙い、本命マダイは1.2kgまでを0~3枚と数はのびなかったが、シマアジ、シロアマダイと本命超えとも言えるゲストが顔を出した。

このほか後半にはイナダが入れ食いになるなど、ライトタックルのだいご味を堪能。

今年の冬は水温、潮色ともよく、マダイを狙うには好環境。

さらにこの時期は味も抜群にうまいから、あえて厳冬期に通うというファンも多い。

春の訪れを感じながら、マダイの引きに酔いしれたい。

釣行の写真

好日は小型の数釣りが楽しめる

大バリでフグ対策!

当日は剣崎沖ではフグにハリを10本近く取られた。

対策として蛍光玉など光り物を取り外したが全く効果はなかった。

そんな中で常連の高埜さんだけはほとんどハリを取られていない。

聞くと大バリ(イセアマ13号)を使用しているとのこと。

大バリ使用の効果は船長も認めており、「マダイの食いにも全く関係ない」とのこと。

ハリの写真

大バリはフグに取られにくいという

関東を代表する沖釣り拠点の一つ、三浦半島剣崎松輪港で、ライトタックル(LT)を用いたコマセマダイ釣りを提唱する棒面丸。

冬場の落ちマダイのシーズンになっても好調を継続中で、いい日にはトップ2ケタに届く釣果をたたき出し、本命マダイ以外にもイナダやクロダイと五目釣りに近いイメージで楽しませてくれている。

船の揺れでゆっくりと上下する竿先がストンと海中に引き込まれて満月を描くのがコマセダイ釣りのだいご味の一つだが、LTならこれにプラスして2割増し、いや5割増しでハラハラドキドキ感が味わえる。

「ライトならではの道具の軽さがウリっていうのももちろんあるけど、マダイ釣りのコマセはそんなに多くまかなくてもいいでしょ?ってことでビシサイズを小さくしたかったのがLTマダイの始まりです」と開始時のコンセプトを聞かせてくれたのは鈴木俊一船長。

実績と歴史を積み重ね、今ではしっかり剣崎沖の釣り物として定着している。

釣り場は下浦~剣崎沖がメインで、タナは30~40m前後だ。

「今シーズンはそこそこ数が釣れる日はあるんだけどちょっと細かいの(小型)が多いかな」と船長。

トップ10枚近い釣果の日もあるが、型は0.4~1.5kg級というのが目下の釣況。

ただ、小型とは言えこの時期の剣崎沖のマダイはグルメ釣り師をもうならせる超美味で知られる。

脂の乗りがよく別格の味わい。

筆者もコマセダイはこの時期が最も楽しくおいしいと思っている一人だ。

また、当地は言わずと知れた大ダイエリアで、毎年4~5kg級は何枚も上がっているし過去には10kgオーバーなんて話も聞くから、これからのプレ乗っ込みシーズンに向け油断は禁物。

ゲストはイナダ、クロダイが定番で、最近は美味なカイワリが交じることも多いという。

とくにイナダは一時入れ食いになる釣れっぷりでお土産には困らない。

じっくりと大ダイを狙うのもよいが、寒い時期はやはり適度にアタリのある釣りが楽しい。

取材日にはともに1.5kg級のシロアマダイ、シマアジと超高級ゲストも顔を出し剣崎エリアのポテンシャルを見せつけられた。

釣行の写真

クロダイも定番ゲスト

小型のコマセカゴにオモリは40号

常連さんたちが使用するのはライトマダイ専用竿。

全長2.4m前後でオモリ40号に対応するコマセマダイ竿だが、大手メーカーからはライトマダイ用と銘打たれた専用竿はほとんどなく、それぞれプロショップのオリジナルや自作のロッドだった。

これらのほかいわゆるライトゲームロッドでも対応できる。

その場合は6:4調子やムーチングアクションと呼ばれる胴調子で、長さは2m以上とやや長めがより適している。

そのほか軟調のヒラメ竿(ライトヒラメ用)でも対応可能だ。

リールはタナが30~40m前後のことが多いので、手巻き両軸でも構わないが、ほとんどの方が小型電動を使用しているのが実際のところ。

電動リールの場合、最近の物は小型でもパワーがあるので各メーカーとも超小型最小モデルでも対応できるが、ワンサイズ大きめのほうがより安心感はある。

手巻き両軸の場合はカワハギ用などのサイズではパワー不足。

こちらもワンランク以上大きめのサイズが好適だ。

道糸はPE3号以下が船宿の指定だが、潮が速いこともあるので2号がベストだと思う。

コマセカゴはプラビシならFLサイズ、常連さんたちはステン缶や船宿オリジナルの金網ビシを使用する人がほとんど。

コマセはオキアミなので、ステン缶や金網ビシを用意する場合は目や穴の大きさに要注意。

アミコマセ用の穴の小さな物は使えない。

プラビシを使用する場合も、上穴は全開、下窓はオキアミが通る幅(約1cm)と開け気味の調整が必要だ。

テンビンから先の仕掛けは通常のコマセダイと一緒で、船宿指定はハリス3号以上、長さは6~8mだ。

「LTっていうと仕掛けも細くしてって思う人がいるけどそんなことはないです。どちらかというと逆で、ウチではハリス4~5号を推奨しているし、竿頭の常連さんの中にはもっと太いハリスを使う人もいますよ。長さも6mあれば十分。8でも10mでもオマツリが多発しなければお好きにどうぞですが(笑)、まあ必要ないですね」と船長。

ハリスが太いほうがさばきやすく手前マツリしづらい、また傷にも強いから手返しアップにつながる。

「そりゃあ状況によって細く長くしたら食ったってこともあるにはあるけど、トータルで見たらマダイの食いにハリスの太さは関係ない」と船長。

以前は3号から2.5号へ、なかには2号と細く長くする傾向があったが、最近は各地でも4号以上推奨の声を聞くことが多くなっている。

ちなみにこの日も乗船していた常連の高埜さんは、アリゲーター剣崎マダイカップを制した方でもあるが、この日の仕掛けは7号で枝ハリスは8号とのことだった。

ハリ数は扱えれば2本バリ仕掛けがおすすめ。

枝スは編み込みで強度アップするのが一般的だが、太いハリスなら親子サルカンでの接続でも問題なく、この辺りも太いハリスのメリットだ。

ハリもマダイバリ10号程度が標準と大きめが棒面丸流。

ハリス同様大きくしてもマダイの食いには関係ないとは船長で、「フグ対策ではワラサのときに使うような大バリを使うこともある」とのことだ。

先ほども記したが、12~13号のハリも忍ばせておきたい。

フグが多い場合はまめにチモトのチェックもしておこう。

誘いに迷わない! 飽きずにやること

釣り方も通常のコマセダイとほぼ同じで指示ダナは海面から。

道糸のマーカーで正確に確認しながら指示ダナプラス(下)5mまでビシを下ろし、コマセをまきながら指示ダナまで上げてくる。

その後は置き竿でアタリを待つが、剣崎エリアはエサ取りも多いので待ちの時間は3分を基準に、それで付けエサを取られているなら2分、1分と早めの手返しを心がけよう。

逆に付けエサが残ってくるようなら1分程度長めに待ってみる。

ただし、朝イチや時合のときは短めのインターバルでどんどんやり直したほうがチャンスはアップする。

誘いについては、落とし込みなどの誘いが有効なこともあるとしつつも船長は「あまり誘いにこだわると迷いが生じて逆効果。タナ下5mでしっかりコマセをまいてタナに合わせて待つ、を一日中飽きずに繰り返すのがアタリを出すコツ」と教えてくれた。

置き竿でアタリがあった場合、小型のときは竿を持ち上げて合わせを入れたほうがバラシは少なくなる。

ズドンとしっかり入った場合も竿を持ち上げて重量を確認し、大型で走る場合はドラグで対応する。

ライトマダイのメリットはオモリが軽いことで抵抗が少なくなり大型のバラシが減ることもあげられる。

大型だと思ったらドラグを緩めにして、巻けなくてもいいのでハンドルを回して負荷だけかけておくと少しずつ浮上させられる。

推奨ハリスも太めなので焦らずにじっくりヤリトリしよう。

また、目下の剣崎沖はイナダの回遊もあり、ときには入れ食いになることもある。

「そんなとき、またイナダか、って雑になったり釣りをやめたりする人がいるけど、上手な人ほど淡々と釣り続けていますよ。イナダの合間にポツポツとマダイも交じりますからね」と船長。

ちなみに現在釣れているイナダは0.8~1.2kg級で、脂もしっかり乗って大変に美味。

ぜひ持ち帰って味わおう。

冬のコマセダイ絶好期へ 本命以上の豪華ゲスト乱舞!

この時期、超美味な東京湾口のマダイを狙って剣崎松輪港の棒面丸へと釣行した。

剣崎沖のマダイはコマセを使った釣りだが、棒面丸では40号オモリのライトマダイだ。

港を出ると各船とも思い思いのポイントへと船を走らせる。

棒面丸が目指したのは下浦沖で、朝イチは棒面丸ただ1隻での釣りとなった。

タナ35mの指示で開始。

開始2投目で左舷ミヨシの上田さんの竿が曲がった。

「大した型じゃないよ」と余裕の笑顔も、引きっぷりは間違いなくマダイのようだ。そして上がってきたのは本命のマダイ。

片手持ちできる500g弱といったサイズだが、船中第1号はうれしい。

続いて竿を曲げたのはまたも上田さん。

今度はひと回り大きくなったが、これも600g級といったところか。

そして続いては右舷ミヨシの高埜さん。

これはそこそこの型のようでライトマダイ専用竿がきれいな円弧を描いている。

危なげないヤリトリで海面に浮かせ、船長にタモ取りされたのは1.2kg級のきれいなマダイだった。

間を置きながらもミヨシ側ではマダイが上がる。

ミヨシ側ではアタリに比例してエサ取りも多く、1~2分のインターバルで入れ直しているが、トモ寄りではアタリがないだけでなくエサも取られない状況。

潮としてはトモ有利に思えるが、このあたりが沖釣りあるあるで不思議なところだ。

豪華ゲストで五目釣り

しばらくして、「40mにして」とタナ変更が告げられた。

そしてここで高埜さんに再びいいアタリが出て、なんと上がったのは良型のシロアマダイだった。

食っていたのは枝バリで、「コマセを詰め替えようと巻いたら食った」とのこと。

コマセにつられて浮いてきたのだろうか。

この後、右トモで500g級のマダイ、左舷ミヨシの上田さんに1.5kg級のクロダイと続いたが、アタリが遠くなったのを見て船長は9時過ぎに移動を告げた。

次なる場所は剣崎沖で、タナは30mと指示が出る。

ここではまずフグの猛攻から始まる。

あっという間にエサを取られるのはまだしも、ハリを切られるは、中にはクッションゴムを切られる人までいた。

そうこうしているうちにイナダがアタり始める。

ライトだからイナダの引きも楽しいのなんの。

一荷で掛かろうものなら、おっとっとと引っ張り回される。

イナダの食いが立ちだすと、不思議なことにフグは姿を消し、10時過ぎにはイナダが入れ食いとなった。

しかし、イナダの合間にマダイが食ってくるというから手は抜けない。

そして、それを実践して見せてくれたのが上田さん。

なんと本命以上にうれしい1.5kg級のシマアジを釣り上げる。

時合がきたか!と色めきたつが、その後はまたイナダ。

そしてベタナギだった海も、予報どおり南西の風が吹き出すと一気に風力が強まり、12時に早揚がりとなってしまった。

釣果はマダイが0.4~1.2kgを0~3枚で竿頭は上田さん。

ゲストにはイナダ多数にシロアマダイ、シマアジと超が付く高級魚が交じった。

剣崎のライトマダイ、今後しばらくは五目釣り的に楽しみながら、乗っ込み期の大ダイ狙いへ移行していくものと思われる。

釣行の写真

下浦沖ではシロアマダイも交じった

釣行の写真

後半の剣崎沖で1.5kgのシマアジが釣れた

釣行の写真

イナダは後半入れ食いに

船宿information

三浦半島剣崎松輪港 棒面丸

046・886・1451

▼備考=予約乗合、7時出船

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