8月1日号からスタートした、大物釣りビギナーの読者を代表して「ミクちゃん」こと中尾未来さんがコマセ釣りのキハダに挑むドリームチャレンジ企画「キハダを釣りたい!」もついにファイナル。
女性限定のキハダ釣り大会に参戦し、見事にキハダを釣り上げ夢をかなえたミクちゃんの激闘レポをご覧ください!
コマセキハダドリームチャレンジャー 中尾未来(なかおみく)
職業OL。
おいしいアジが食べたくて6年前にアジ船デビューした食欲先行型アングラー。
以来、アジ、一つテンヤ、タチウオジギングをメインに沖釣りに傾倒。
大物釣りは未経験だが「キハダは釣って食べてみたかった憧れの魚。目標は30kg級です!」と気合十分。
コマセ釣りは付けエサが肝心。ミクちゃんは「奇跡の海老」の丸掛けで食わせた!
出典:
9月16日、ついに泣いても笑っても最後の実釣。
シップスマストカップ2019参戦です。
予報どおりの風雨のなか6時過ぎに出船。
30分くらい走って釣り場に到着して指示ダナ40mで流し込みでスタート。
ウネリがあります。
今まで釣り座は胴の間だったので、私はこの日初めてのミヨシで少し不安に。
大会の規定でハリスの長さは4.5mまで。
いかにタナで仕掛けを動かさずにキープできるかが勝負の分かれ目になるんじゃないかと思い、いつも以上に意識しました。
「反応が周りに出てきたよ」とアナウンスがあると、必ずだれかにヒット!
激アツです。
ヒットした人以外は仕掛けを上げて、みんなで頑張れー!と応援。
バラシもありましたが9時までに船中2本のキハダをキャッチ!
私にもアタリがきて、すかさず合わせましたがスカッ・・・。
掛けられなかったのは悔しかったけど、キハダに「お前のやってることで合ってるよ!」と答え合わせをしてもらえた気分でやる気満々です。
デカイの食った~!
そしてついに2回目のアタリが!
合わせも決まりました!
キハダが走る~!!
スタンディングファイトをしたかったけど、波風があり船が揺れるので、置き竿+電動巻き上げ釣法にしようと自分で決めました。
ファーストランが止まった後、ドラグを少し締めてファイト開始。
両手で道糸を引き込み、電動巻き上げをサポートしてジワジワ引き上げると、50m付近で停滞。
ドラグを締めなよ!と言う声も聞こえましたが、ウッチー(本誌内山)の教えどおり5kgくらいに調節したはずなので、そのままやらせてもらいました。
するといきなりキハダが120mまで走りました。
船長さんいわく「サメがいるんだと思う!」と。
キハダが走ったときは走らせて、止まったら道糸を引き込む。
とにかく集中しました。
そして海面に見えたのは2つの影!
「サメがいる。すぐ上げよう、ギャフ!」
がっつりサメにかじられてしまったけど、キハダをキャッチできました!
もうこの瞬間、色んなフラッシュバックが・・・。
キハダを何年も追いかけている人もいれば、すぐ釣っちゃう人もいる。
でも簡単に釣れる魚ではない。
それが頭にあっても、ここまでアタリすらない釣行が続いて、やはり悔しさを感じることはたくさんありました。
ビギナーズラックですが、一生懸命自分なりに考えてやってきた私にとって価値のある1本です。
今年5回目の釣行でミクちゃんが釣り上げた27kg級。ついにやったね!
出典:
すべてに感謝!
色んな船長さん、仲乗りさん、お客さんたちとお話してきた中で、自分で取り入れてきたことや、釣った人のファイトを見せてもらえたこと。
すべてが糧となったと実感できました。
スパルタウッチーに教わった手持ちの釣りが当初キツく感じ、自宅で筋トレ。
そのスパルタがなければ、この日の状況だとタナをキープするのはミヨシではキツかったと思いました。
本当にすべてに感謝です。
釣りのきっかけをくれた魚種でもあり、『つり情報』を読んでいつか釣りたい!と憧れていたキハダ。
感極まりました。
そしてこの後もなんと2回アタリました。
アタリに即合わせでスタンディングファイトも少しできましたが、2回ともバラシで終わりました。
すごくよい日に当たって運がよかったのはもちろんですが、自分がこんなにアタリを出せたということが、とてもうれしくて少し自信になった気がします。
検量すると26.9kg。
船別1位もいただけてしまい驚きました(笑)。
入賞した皆さま、おめでとうございます!
おつかれさまでした♪
この一日ですごく濃い経験ができました!
かかわってくれたすべての人のおかげで一つの夢がかない、本当に幸せです。
本当に本当にありがとうございました!!
釣り!
最高ー!!
(左)グローブを着けた両手で道糸を引き込み、電動巻き上げをアシスト(右)ミクちゃんはキハダを釣り上げた直後に感極まって大泣き
出典:
一昔前であれば、女性が一人で30kgを超えるキハダを釣りに行くなんて考えられなかった。
しかし、釣具、ウエア、遊漁船が進歩し、沖釣りが広く認知された今、それは夢でなくなった。
8月1日号から5号、2カ月半にわたる連載でミクちゃんが取り組んだ仕掛け作り、道具選び、準備、実釣で身につけた経験は、男性、女性、すべての釣り人に当てはまり役立つ〝等身大のキハダ入門〟であり、その結果が今回のキハダ獲得。
「キハダを釣りたい!」と思い立つ人へ贈る、バイブルである。
連載の中で本当に釣ってくれたミクちゃんに心から祝福を!
キハダ釣りはフィッシンググローブ必携!
小柄なミクちゃんはSサイズがフィット
出典:
手を保護するグローブは大物釣りの必須アイテム。
今回のキハダ釣り大会の規定では、注意事項としてグローブやフィンガーガードなどを着用するルール。
ミクちゃんが着用したグローブは写真のシップスマスト「フィッシンググローブ2」。
女性専用設計で手の甲側はストレッチ性のある素材でフィット感を高め、手のひら側は合成皮革と特殊ラバーで強度補強され、グリップ力は抜群。
キャスティングゲームにも対応。
「シップスマストCUP2019レディース鮪チャレンジ」大雨のなか35.46kgを釣り上げた稲村准子さんが優勝!
9月16日、相模湾平塚港の庄三郎丸において女性限定のキハダ釣り大会「シップスマストCUP2019レディース鮪チャレンジ」(主催・スポーツニッポン新聞社)が開催された。
参加者73名が5隻に分乗して出船。当日は大雨の悪天候であったがキハダの食いは活発。
ほとんどの船が型を見る好調ぶりで14名がキハダを釣り上げた。
検量の結果、稲村准子さんが35.46kgを釣って総合優勝に輝いた。
総合入賞の結果は以下のとおり。
【大会結果】
総合優勝/稲村准子・35.46kg
2位 /齋藤麻衣・29.4kg
3位 /大浦真以子・29.22kg
4位 /神谷美樹・26.94kg
(敬称略)
(左上)総合優勝の稲村准子さん(左)、シップスマストの金子マミさんがトロ フィーと副賞を授与(左下)サメにかじられなければ総合優勝!?(右上)ミクちゃんは船別1位を獲得(右下)ダイワの田渕さんとガッツポーズ!
出典:
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隔週刊つり情報(2019年10月15日号)※無断複製・転載禁止法