生きエビエサスタート　大ダイ挑戦は次回に

生きエビエサのテンヤマダイ釣り解禁に合わせて9月1日、九十九里飯岡港の幸丸からチャレンジしてきた。

昨年は解禁1週間で100枚以上の大ダイが上がっていた。

私の本日の目標は無料乗船券をプレゼントしてもらえる大ダイ（3.33kg以上）1枚。

鼻息が荒いのは私だけではないようで、午前2時に船宿へ席取りに着くとすでに胴の間しか空いていない。

3時受付開始が2時半からに早められたときは長蛇の列ができたが、2時50分に受付完了。

日陰になる可能性が高いと思われた1号船片舷9人の右胴の間に席を確保し、両隣の方にあいさつを済ませ準備に入る。

5時前に港を出て５時40分ごろ釣り場に到着。

エサが配られて6時前に、「水深28m、タナは底付近です。魚礁周りなので根掛かりに注意してください。潮が流れないので船下ではなくキャストして探ってください」のアナウンスでスタート。

8号のテンヤを軽くキャストする。どうやらパラシュートアンカーは使わずエンジン流しのようだ。

生きエビなら本命ならずともゲストのアタリが活発なはずとの目論見はもろくも外れ、スタート直後は船中静かなまま。

だが、6時過ぎに右ミヨシ3番の方がカサゴを上げると、その直後に右トモの方にヒット、慎重にヤリトリして上がってきたのは2.2kgの本命。

さあ、次は自分の番とキャストを繰り返す。

始めは1mほどリフト＆フォール、その後はエビが跳ねるイメージで小さく3回シャクってひと巻きしてみた。

が、ゲストのアタリすらなくきれいなエビが上がってくる。

周りの方も同様でたまに掛けてもシイラやカサゴと、なかなか本命が見られず首をかしげている。

さらに悪いことに、キャストを繰り返すうち道糸との結束部の余ったリーダーがガイドに引っ掛かり、手前マツリからの結び直しを2回も続ける羽目になる。

それでもなんとなく魚の活性が上がってきたような気がし始めた9時半過ぎ、キャストでより広く探ろうとテンヤを10号に替えたところでようやく本命らしきアタリ。

一発で合わせも決まり塩焼きサイズをゲット。

周りの方もアタり出し、ポツポツと本命を手にしていく。

そんな中で右ミヨシの方が大きく竿を曲げてヤリトリを開始する。

みんなの歓声とともに取り込まれたのは1号船当日最大の3.4kg。

次こそは自分にと念じながら竿を振るが、根掛かりのような重厚な引きに竿を曲げたのは右トモ3番の方。

「本命じゃないけどこっちのほうがおいしいですよ」と船長が取り込んだのは2.9kgの立派なイシダイだった。

アタリが多いのが魅力の一つテンヤ釣りのはずだったが、その後はうまくアタリを出せず、自分の引き出しの少なさを思い知った一日となった。

思惑どおりだったのは右胴の間は日陰で釣りやすかったことと帰り道に入った「中村や」の岩ノリラーメンがおいしかったこと。

目標の無料乗船券はゲットできなかったものの、スタンプがたまって次回は無料で乗船できるので早めにリベンジしたい。

九十九里飯岡港　幸丸

0479・57・2258

▼備考＝予約乗合、午前船4時、午後船11時集合