イカの締め方解説!道具を使わなくてもできる!?鮮度を保ったまま持ち帰る方法もご紹介
みなさんはエギングなどでイカが釣れたとき、きちんと締めていますか?
イカはそのままの状態で置いておくとどんどん鮮度が落ちてしまうので、釣ったその場で締めることが大切です。
正しく締めれば鮮度が保たれ、持ち帰ってからも美味しく食べることができます。
そこで今回は釣り場で簡単にできるイカの締め方と、持ち帰るときの注意点をご紹介します。
アオリイカやスルメイカ、ケンサキイカなどイカの種類を問わず実践できる方法なので、ぜひ参考にしてくださいね!
記事を読む前に図鑑でイカの王様・アオリイカについて知ろう
イカを締めるメリット
締めるというのは釣ったイカを即殺することを意味します。
イカは生きたまま持ち帰ると全身に過度のストレスがかかって鮮度が落ちてしまいます。
また、墨を吐いてイカの体が汚れてしまうこともあります。
持ち帰る前にしっかりと締めておけば、味も見た目も良好な状態に保つことができます。
より美味しくイカを味わうためにも正しい締め方をマスターしておきましょう。
道具を使ったイカの締め方
イカの締め方には、大きく分けて道具を使う方法と使わない方法の2種類があります。
まずは道具を使った締め方からご紹介しましょう。
締め具にはナイフや専用のピックを使用し、イカの急所を2ヶ所刺します。
初めに眼球と胴体(=エンペラが付いている側)の付け根部分に、締め具の先端を45°の角度で刺し入れます。
一瞬で胴体部分が白く変色すれば、正しく刺せた証拠です。
次に、イカの眼球の間を目がけ先ほどと同様締め具の先端を刺し入れます。
そうすると頭部から足にかけても白く色が変わります。
イカが全体的に白くなれば締め作業は完了です。
ちなみに締め具の先端で眼球の間を刺す際、片側に寄っていると半分しか締められず、色も胴体の片側のみ変色します。
そんなときは締め具を抜いて入れ直し、全体の色が変わるまで刺すようにしましょう。
なお、イカを締めるときに使用する道具はピックやナイフ、ハサミなど先端が鋭利なものになるため、取り扱いには十分注意してください。
道具を使った詳しいイカの締め方は動画でチェック!
YouTubeの人気釣りチャンネル・釣りよかでしょう。のサブチャンネル『佐賀よかでしょう。』では、道具を使ったイカの締め方を紹介しています。
刺し方のコツや締める手順について、分かりやすく解説しながら実践しています。
初心者の方でも簡単に真似ることができるので、ぜひこの動画を参考に自分でイカを締めてみましょう。
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ピック
イカを締めるための専用ピックです。
ステンレス製でさびにくく、刺さりが良いのが特徴です。
軽量かつコンパクトに設計されているので収納に困らず、携帯にも便利です。
ただし、刺さりやすい分先端が鋭いため、取り扱いには注意しましょう。
シマノからリリースされているイカ締め用ピックです。
スライド式で未使用時にピックの先端を収納でき、さらにロック機能も付いているので安全に保管できます。
ピック部分は少し広めの幅に作られており、イカを刺しやすいのが魅力です。
ショルダーストラップやカラビナも標準装備されているため、釣り場で落とすことなく安心して使えるでしょう。
ナイフ
刃先を収納できるホルスター付きのフィッシングナイフです。
イカ締め用に作られているので刺しやすく、瞬時に締めることができます。
ナイフの刃はステンレス製でフッ素加工が施されており、さびや汚れに強いだけでなく切れ味も抜群です。
さらに持ち手の先端にはカンナチューナーを搭載しているため、餌木の針先が曲がってしまったときに修正できるのも魅力です。
道具を使わないイカの締め方
釣り場に締め具を持参するのを忘れても、素手でイカを締めることができます。
狙う急所は先ほどと同じく眼球と胴体の付け根部分で、そこを左右から指先でしっかりつまみます。
少し力を入れるだけで胴体部分が白く変色するので、続けて眼球の間を指の腹で押し込みます。
そうすると足も同様に色が変わり、正しく締められていれば全体が白くなるはずです。
その他にもイカチョップと呼ばれる面白い締め方もあります。
イカチョップの手順としては、まずアオリイカを表(=模様がある側)に向けて置き、胴体の中央部分に目がけて手の側面を下ろします。
うまく締められれば一瞬でイカ全体が白く変色するので、より簡単に締めることができます。
これらの方法は手軽ですが、1kg程度までのイカにしか通用しません。
それ以上の大きさになると力が及ばず正しく締められない可能性があるため、大型のイカを釣り上げたら道具を使って締めるようにしましょう。
なお、素手でイカを締める際は無理をせず、ケガをしない範囲でおこなってください。
道具を使わない詳しいイカの締め方は動画でチェック!
釣行の様子や様々な魚種の締め方を紹介するYouTubeチャンネル『アングラベース』では、素手でイカを締める様子を視聴することができます。
手順を追って締め方が解説されているので非常に分かりやすいです。
小型のイカが釣れたときは、道具を使わず手軽にできるこちらの締め方にも挑戦してみましょう。
釣れたイカの持ち帰り方
イカは締めるときに墨を吐くことがあるため、締めた後は海水などで綺麗に洗い流しましょう。
その際、イカの胴体をしごいておくと体内に残った墨も流され、持ち帰った後の処理が楽になります。
また、イカは真水に触れると味が落ちるため、クーラーボックスに保管する際はジップロックなどの保存袋に入れるようにしましょう。
持ち帰る間、身に直接氷を当てないことも大切です。
少しの手間でより美味しくイカを味わえるので、ぜひ実践してくださいね。
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保存袋
普段使いにも便利なジップロックは、締めた後のイカを入れておくのに重宝します。
ジッパーで口を閉じられるので、持ち帰る際にイカの墨や粘液でクーラーボックスが汚れるのを防げます。
ジップロックに入れておけば、そのまま冷凍庫で保存することもできます。
釣り場で濡れた衣類や道具を入れるのにも使えるので、複数枚持参しておくと安心です。
クーラーボックス
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きちんとイカを締められたとしても、保管や持ち運びの際に保冷力の弱いクーラーボックスを使っていては、鮮度が落ちて台無しです。
なるべく真空パネルや断熱構造を採用したクーラーボックスを使用し、新鮮な状態を保つようにしましょう。
こちらのクーラーボックスは保冷力の高さに定評があり、防波堤などのコンクリート上でも安心して使えます。
持ちやすさや開閉しやすさにもこだわっているので、機能性を重視する方におすすめです。
正しいイカの締め方を知って鮮度をキープしよう!
今回はイカの締め方と持ち帰り方をご紹介しました。
釣ったイカを美味しく食べるためには出来るだけ鮮度を落とさず持ち帰らなければなりません。
今回取り上げた締め方はどれも簡単なものばかりなので、練習してコツをつかんでくださいね。
釣りを楽しんだら正しく締めて持ち帰り、命をいただくことに感謝して新鮮なイカを堪能しましょう!
イカの締め方について詳しくはこちらの記事をチェック!
この記事に関するよくある質問
イカを締めるメリットとは?
締めるというのは釣ったイカを即殺することを意味し、イカの身を新鮮な状態に保てるメリットがあります。新鮮なまま家に持ち帰れば、より美味しくイカを味わうことができます。また、イカは生きたまま持ち帰ろうとすると過度のストレスがかかって鮮度が落ちてしまうので、それを阻止するためにも締める行為が必要になります。
締めたイカの持ち帰り方は?
イカは真水に触れると味が落ちるため、クーラーボックスに保管する際はジップロックなどの保存袋に入れるようにしましょう。持ち帰る間、身に直接氷を当てないことも大切です。
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