ゲストを招いて時には教え合い、時にはともに悩み、楽しく真剣に釣りをする宮澤幸則さんの連載「令和も釣りは楽しく真剣に!2」。
第5回は目下、絶好調で釣れている三浦半島剣崎~久里浜沖のワラサ。
ゲストはダイワ・スーパーフレッシュアングラー、ももちゃんこと千葉百々絵さん。
15歳の現役高校1年生で、ただいま沖釣り修行中。
マダイでコマセ釣りの経験はあるもののワラサは今回が初挑戦。
宮澤さんにしっかりサポートしてもらって、存分に楽しんでください!
PROFILE
宮澤幸則(みやざわ ゆきのり)
1966年大阪生まれ、三重大学水産学部卒。釣り全般を愛好するが、陸っぱりのエギング、船のカワハギ、マルイカのエキスパートとして雑誌、新聞、テレビ、Webで最先端の情報を発信する。グローブライド・ダイワ社員。
千葉百々絵(ちば ももか)
2018年度のダイワ・スーパーフレッシュアングラーの一人。次世代を担う期待のニューフェイス。
さっそくイナダをキャッチ!
三浦半島剣崎松輪港の瀬戸丸へ釣行したのは10月15日。
鈴木昌士船長が担当するワラサ船に乗船者12名で午前6時半に出船。
前日食いがよかったという久里浜沖で船団と合流し、7時15分に海面から35mの指示ダナでスタートとなった。
すると、さっそく宮澤さんが1kg級のイナダを釣り上げ、続いてももちゃんも同級をキャッチ。
「引きが強くて驚きました!」と、ももちゃんは初めて味わう青物の引きに大興奮。
その後は船内あちこちで竿が曲がってイナダの入れ食いモードに突入!
昌士船長によると、このようにイナダ優勢の日もあるが、今年のイナダは脂が乗っていてとてもおいしく、いいお土産になっているという。
この日はエサ取りの活性が高く、フグ類も多いようでハリが切れられること度たび。
そこで宮澤さんは、コマセをまいてタナに合わせた後、電動巻きの低速(レオブリッツ500JPのスピードレベルで10~12)で指示ダナから10mくらい巻きっぱなしで誘い、アタリがなければ仕掛けを回収し再投入してエサ取りを避ける作戦に出る。
これが当たって、その後はハリを切られることなく次つぎと1~2kg級のイナダを釣り上げていく。
船内イナダが釣れ盛る中、ポツポツと3kgオーバーのワラサも取り込まれヒートアップ!
当日の瀬戸丸のワラサ船は2隻出しの盛況ぶり。
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取材日の前半は久里浜沖、後半は剣崎沖を狙った。
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(左上)久里浜沖に20隻以上のワラサ船が集結。(左下)竿をしっかり振ってコマセワークはバッチリ!(右上)ワラサ初挑戦のももちゃん、パワフルな青物の引きに大興奮。(右下)ももちゃんにタックルの扱い方や釣り方をていねいに説明する宮澤さん。
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早朝のチャンスタイムにイナダが入れ食い。
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イナダはハリスをつかんで抜き上げてしまおう。
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(左上)宮澤さんのエサ付けはアピール度が高い抱き合わせ。(左下)コマセカゴは「シャベルビシ速攻Ⅲ」のLサイズ、オモリ80号を使用。(右)コマセの中から大粒のオキアミを選んで付けエサに。
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(左)ショットバイパーMー225STMで2kg級がヒット!粘りのあるバットパワーで魚を引き上げる。(右)宮澤さんは電動の低速巻きで誘ってアタリを出させていた。
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左ミヨシの常連さんが3kgオーバーのワラサをキャッチ。
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ワラサもヒット!
食いがひと段落した11時過ぎに移動となり、30分ほど走って剣崎沖に到着。
48mの指示ダナで再開となる。
イナダでクーラーが満タンになった宮澤さんは、初挑戦のももちゃんにワラサを釣ってもらいたい親心でサポート役に回る。
しかし移動後はアタリが遠く船内パッとしない。
昌士船長によると、ワラサの反応が出ているものの、どうしたものか食い渋り気味とのこと。
そこで宮澤さんは、食い渋るワラサに口を使わせるべく、ももちゃんの仕掛けをハリス4号8mと細く長い仕様に交換した。
すると、狙いどおりももちゃんにヒット!
竿の曲がり具合からサイズアップを確信した宮澤さんがすかさずリールのドラグを少し緩め、「ゆっくりでいいよ」とアドバイス。
ももちゃんが慎重に巻き上げ、無事タモに収まったのは3kgに迫るワラサ。
おめでとう!
その後は船内ポツポツとワラサが上がって13時半に沖揚がりのアナウンス。
釣果は2.7~3.8kgのワラサが0~3本、イナダ4~28本。
ももちゃんはイナダ10本とワラサ、宮澤さんは48Lクーラーにイナダ満タン、存分に青物の引きを楽しんだ。
なお、翌日は剣崎沖でワラサがトップ9本と復調。
剣崎~久里浜沖のワラサ&イナダのトップシーズンはまさに今。
どうぞ釣行はお早めに!
(左上)剣崎沖を狙った後半戦、ももちゃんにワラサがヒット。(右)児玉さんの差し出すタモに無事ワラサが収まった。(左下)初めてワラサを釣り上げ笑顔が弾けた。ももちゃんおめでとう!
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仲乗り役も務める常連の児玉健太朗さんがワラサ獲得。
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ベテランの二人組はイナダ主体にお土産たっぷり。
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(左・真ん中)若者のグループもワラサ&イナダの引きを楽しんだ。(右)丸のままのイナダに、たっぷり塩をまぶして一晩寝かせた「塩イナダ」の刺身が最高!
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宮澤さんはイナダの入れ食いを存分に堪能してルンルン!
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丸まる太った2kg級の引きはワラサに匹敵!
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タックルデータ
当日、宮澤さんが使用した竿はワラサ、シマアジなどの青物や中深場のアカムツなど幅広いターゲットに対応するショットバイパーMー225SMとMHー210。
リールはパワータイプのレオブリッツ500JPとシーボーグ500JPをセット。
仕掛けはケイムラ加工でワラサを誘惑するDーMAX尾長真鯛のカラーフックを採用した快適ワラサ仕掛けKP SSを使用。
宮澤さんのワラサタックル&仕掛け
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