釣りが大好きな男性アイドルがわがBグル隊に志願!てか、ホントにいいんすか!?
この連載の79ページ、隊員募集のところに「変わった職業の方歓迎」って書いてあるんだけど、なんと、今回の隊員はアイドルでありやす。
それが、メンズアイドルグループ「B2takes!!」のあつしくん。
釣りが大好きで、自分で魚をさばいて料理するのも大好き!ってことで、わがBグル隊の入隊に志願してくれやした。
んで、8月9日にお世話になったのは金沢八景駅からも近く電車釣行派にも人気の荒川屋。
出船の1時間前に船宿へ向かうと、すでにあつしくんとスタッフのAさんが到着していて、「おはようございます!今日はよろしくお願いします!」と明るくハキハキあいさつ、いやあ~美形な好青年でありやす。
「こ・・・こんな酒飲みオッサンの連載に出ちゃって大丈夫なの?」と聞いちゃいましたよ。
するとあつしくん、「そんなぁ、出させてもらえて光栄です。僕も飲みに行くのが大好きで、一人でフラリと居酒屋とかに行くのが好きなんです」と、さわやかスマイル。
エエ子や~!
寝ぼけた顔で最後にやってきたO藤は放っておいて、さっそく船着き場へ。
夏休み中ということもあって子供や女子も相次いで乗船。
出船前から楽しげな声が上がり、なんともいい雰囲気でありやす。
(左)若おかみに見送られて「行ってきま~す!」(右)船で橋の下をくぐるのも初体験のアイドル。 思わず「スゲー!」
出典:
【隊長】竹田信彦 Nobuhiko Takeda
隊長とはいっても釣りがうまいワケではなく、常に隊員の釣果をあてにしているビンボーライター。
うまい魚で酒を飲むことを生きがいにしていて、芋焼酎とバイスサワー、つまり酒がないと死んでしまう49歳のオッサン。
【あつし隊員】あつし atsushi
12名で活動するメンズアイドルグループ「B2takes!!」のメンバー。
魚釣りが大好きで料理も得意。
釣ってきた魚はすべて自分で調理し、それを肴に一杯やるのが至福のときと語る。
沖釣りは今回が初めての挑戦で、大好物のアジのたたきを作るべくライトアジにトライ!
愛知県出身。
(左)あつし隊員(右)隊長
出典:
若いだけに飲み込み早いあつし隊員でもポロリ病に・・・。
釣り場は金沢八景沖の水深13~14m
出典:
7時半に出船、20分ほど走った金沢八景沖の水深13~14mで開始。
まずはあつし隊員に1尾釣ってもらおうとオレが釣り方をレクチャーすると、若いだけに飲み込みが実に早い。
周りでは20~25cm級のアジがパタパタと上がり、女子や子供たちから歓声が上がる。
すると、わが隊にもアタリ。
「なんか竿先にプルンときましたぁ」
あつし隊員は竿先をキュキュンと押さえ込む引きに、うれしそうにリールを巻く。
やがてアジが姿を見せ、さぁ取り込みとなったところで、残念ながらポロリとハリから外れてしまった。
まぁ、よくあることと再投入するとすぐにアタリ。
が、これもまたポロリ・・・。
「なんでぇ~!」とあつし隊員。
どうやらBグル隊員特有の「ポロリ病」にかかってしまった模様。
とはいえ、これでキミも立派なBグル隊員だ
(隊長のダメオーラが原因。byO藤)。
そんななか、クーラーのみで道具はフルレンタルのAさんは金色に輝くアジを手にニッコニコ。
あつし隊員もそのアジを見て「おいしそうですね~!」と目をキラキラ輝かせている。
う~ん、好青年だぞ!
ちょっと爽やかだけど基本的に釣れていないわがBグル隊を見かねて、助手で乗っている船長見習いの和田雄太さんが釣り方を実にていねいにレクチャー。
あつしくんは真剣な表情で釣り方に聞き入っている。
コマセはイワシのミンチ、付けエサはアカタン。オモリ30号のアンドンビシとテンビンは船で借りられやす
出典:
(左)隊長に釣り方を教わって釣り開始(右)あつし隊員のファーストヒットはあとちょっとのところでバラシ
出典:
あつし隊員も無事アジをゲット!今日もダメダメな隊長は奥村さんに感謝、感謝!
午前船の実釣は約3時間。
料理撮影用のアジを10尾は釣らないとヤバイのでオレも竿を出す。
んが、そんなときにかぎってなかなか釣れないのが安定のBグル隊パターン。
数えると沖揚がり直前で4尾・・・
自分で食べるだけなら十分だけど、料理撮影がなあ・・・と悩んでいると、「ノブだけ午後船に乗ってアジ確保しなよ。あつしくんとオレたちは帰って、釣れたてアジと冷えたビールでキュ~ッとやるからさ!」とO藤。
ちょっと待てアンタ、編集長がそりゃねえーだろ!
と言い争っていると、「私は明日も乗船するので、よかったら、このアジ使ってください」と、オレらの近くで21尾を釣っていた奥村直樹さん(相模原市)が、声をかけてくださった。
なんとありがたい!
奥村さんに感謝、感謝!
地獄に仏とはこのこと。
奥村さんの爪の垢を煎じてO藤に飲ませてやりたいもんですよ。
「きました、きましたぁ~!」
振り向くと、最後の1投と気合を入れていたあつし隊員が竿をギュンと曲げて巻いている。
そしてポロリ病も完治したようで、最後をダブルで決めてくれた。
さすが芸能人、持ってます。
と、納得したところで11時を迎えて沖揚がり。
でもマジメなはなし、実釣3時間の半日船は体も楽だし、食べる分を釣るのに十分だから、これから釣りを始めたい人や、家族連れ、または、わが隊みたいにその日の晩酌が楽しみな人に持ってこいでありやす。
しかも、八景で釣れるアジは脂が乗っていてマジうま!
皆さんもぜひ、楽しんで、味わってくだされ!
(左)相模原市の奥村直樹さんにアジを恵んでもらうノブ。 左ページの料理になりやした!(右)午前シロギス船もお子さんが大きなキスを釣って大盛り上がり!夏休みのいい思い出になったね!
出典:
ダブルで釣り上げてまさに破顔一笑!
出典:
船長さんに聞きました。ライトアジのコツ
ビギナーの方には扱いやすい全長1mのオリジナル仕掛けをすすめています。
この仕掛けで釣るときの誘いは、ビシが着底したら底から50cmと1mの所でコマセを振り出して、さらに50cmほど巻き上げてアタリを待ってみてください。
30~40秒ほど待ってアタリがないようなら再び落として誘い直し。
それでアタリがなければ入れ直します。
これが基本で、コツになります。
Bグルチョイス!あなたはどっち?
釣れたてのアジは「刺身orフライ?」
小ぶりでも身に脂がしっかりと乗って抜群にうまい東京湾のアジ。
そこで今回は船長も含め20名に、釣りたてのアジは刺身とフライ、どっちで食べたい?と聞いてみやした。
その結果は、11対9でアジフライ!
勝因はズバリ、お子さんや家族連れにフライが大人気だったこと。
でも・・・刺身もばかウマ!
てなわけで刺身&たたき、フライのアジざんまいにしてみやした!
材料
【アジの刺身&たたき】
アジ、ショウガ、ミョウガ、ネギ、大葉(薬味はお好みで)
【アジフライ】
アジ、小麦粉、タマゴ、パン粉、揚げ油
アジの刺身&たたき
①ゼイゴを切り取り、三枚におろして腹骨をすき取ったら皮を引いて、浅く飾り包丁を入れる
②たたきは刺身を0.5~1cm幅に切り、ボウルで薬味と混ぜ合わせる
アジフライ
③ゼイゴを取ったら三枚におろして腹骨をすき取り、軽く塩コショウ(皮は取らないよ)
④③に小麦粉、溶きタマゴ、パン粉の順で衣を付けて170度の油でキツネ色になるまで揚げる
Bグルレシピ!大おかみのイチオシ!!アジの酢味噌あえ
さっぱりして夏場にいいですよ
出典:
荒川屋の大おかみに好きなアジ料理をたずねると「アジの酢味噌あえ」とのこと。
さっそくレシピを教わって作ってみると、酢味噌のさっぱり感とアジのうま味が相まってクセになるおいしさ。
酒のあてはもちろん、ご飯にもピッタリでありやす。
作ってから冷蔵庫で2日ほど寝かせると身がネットリしてうま味倍増。
皆さんもお試しあれ!
材料
アジ、味噌、酢、砂糖、スダチなどの柑橘類、ショウガ
①味を見ながら味噌に砂糖と酢を混ぜて酢味噌を作る
②皮を引きサク取りしたアジの身を0.5~1センチ角に切る
③ボウルで①と②をあえる
④香り付けとして③にショウガの搾り汁とスダチなど柑橘類の搾り汁を少量加える
あつし隊員のアジ料理photo by あつし
あつし隊員作・アジの刺身
出典:
あつし隊員から報告がきやした。
当日釣ったアジは三枚におろして刺身に、ご飯もちゃんと炊いてエライねぇ。
ビールをキューッとやりながら、うまかったんだろうなぁ。
また今度釣りに行こうね!
釣り船予約サイト「釣割」のスタッフがオススメする釣り船はこちら!
【東京湾(神奈川県)マアジ船】人気ランキング
【東京湾(神奈川県)マアジ船】価格ランキング
隔週刊つり情報(2019年9月15日号)※無断複製・転載禁止