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[宮沢幸則の令和も釣りは楽しく真剣に!(第13回)]東京湾奥川崎出船のテンビンタチウオ

隔週刊つり情報編集部

読者アングラーをゲストに招いて、宮澤幸則さんとともに釣り方や仕掛け、エサなどをあれこれ試して、楽しく真剣に釣りをする当連載。

第13回はいよいよ夏シーズン本番を迎える東京湾のテンビンタチウオ釣りへ。

ゲストアングラーの田中慎也さんは10数年前に初めて体験した船釣りがマダコで、以来マダコ、ライトアジ、タチウオなど東京湾のターゲットをメインに楽しんでいるという。

このところ、月にマダコ2回、タチウオ1回、ライトアジ1回といったペースで通っているそう。

釣りのことはそれほど詳しくないと言うが、職業柄かここ一番の集中力はさすがで、最後まで諦めない釣りを信条としているそうだ。

釣行の写真

▲朝はトモのルアーマンが連チャンを決めた

PROFILE

みやざわ ゆきのり

1966年大阪生まれ、三重大学水産学部卒。

釣り全般を愛好するが、陸っぱりのエギング、船のカワハギ、マルイカのエキスパートとして雑誌、新聞、テレビ、Web で最先端の情報を発信する。

グローブライド・ダイワ社員。

Reader Angler

田中慎也(たなかしんや)

●東京都在住

●船釣り歴=10年

●職業=弁護士

● 普段、自己流でやっているので、色んなテクニックを聞いてみたいです!

釣行の写真

▲この日は南西強風のため走水沖のタナ50m前後を狙った。風がなければ第二海堡~大貫沖の浅場も狙う

東京湾奥川崎のつり幸へ釣行したのは7月10日。

第二海堡周りや大貫沖などの浅ダナでトップ20~30本の釣果も出ており、いよいよ夏タチシーズン本番といった状況だったが、釣行数日前から南西の強風が続き、東京湾の東側のポイントを狙うのが難しくなってしまう。

この日も朝から13~15mの強風で、東京湾中のタチウオ船は風裏にあたる走水沖に大集結。

「走水沖は大貫沖などに比べるとサイズは小さいですが、潮が緩んだときにデカいのがいきなりアタってきますよ」とはタチウオ船の助手、桒原和哉さん。

2本バリで狙ってみます!

今回は小型のタチウオに対応するためケン付きチヌを使った2本バリ仕掛けを試してみます。

最近流行りのフラッシャーも付けてみました。

(by 宮澤)

釣行の写真

▲「食いが浅くてもハリ掛かりさせる作戦です」

釣行の写真

▲エサの長さも色いろ変更してみた

テーパー仕掛けと大きいエサで大型狙いしてみます

エサの動きをよくするためハリス4号とハリの部分は12号のテーパー仕掛けで狙ってみます。

大型が出そうなときはエサを大きく付けてアピールしてみます。

(by 田中)

釣行の写真

▲最後の数投はエサを2個付けして大型を狙ってみました

釣行の写真

▲宮澤さんにすすめていただいたテーパー仕掛けでやってみます

8時ごろに実釣スタート。

キャップが吹き飛ぶほどの強風だが、海はそれほど悪くない。

船長からの指示ダナは海面から50m前後。

指示ダナの10m上くらいまでを探る。

開始から少しして指幅3本サイズ主体に上がり始め、トモ側のルアーマンはいきなり連チャンを決めている。

30分ほどして宮澤さんが1本目をゲット。

「アタリがあっても素直に食ってこないね。これは手強いかも」と宮澤さん。

左舷トモ寄りでまずまずのサイズが上がったと聞き撮影して戻ると、田中さんがタチウオを手にしていた。

ところが、飲み込まれていたハリを引き出したところ、カラーでの掲載がはばかられる状態になってしまい、次に釣れたら撮影しよう、ということに。

ところが、これが後のちまで響くことに。

宮澤さんはさっそく「やってみよう企画」の仕掛けにチェンジ。

短い間隔で2本バリにしたもので掛かりを重視。

「きましたよ」

最初のアタリですぐにハリ掛かりした模様。

仕掛けがマッチしたのか5連チャンと絶好調に。

このまま一気に数をのばすかと思ったのもつかの間、いきなり超難しいパターンに。

「アタリはあるんです。なかなかハリまで届かない。合わせると抜けちゃうし超ムズです」と悶絶する。

「面白いと言えば面白いけど、これを面白いと言えるのは相当な変態ですよ」

宮澤さんは苦悶の表情を浮かべながらもポツリ、ポツリと掛けていく。

田中さんはアタリはあるもののハリ掛かりまで至らない。

時刻は11時半を過ぎた。

残り時間は2時間ほど。

田中さんの写真がない!

1本は釣っているが、このままでは微妙なページになってしまう。

宮澤さんから仕掛けをもらい、アドバイスを受けて黙々と誘い続ける田中さん。

残り時間は少なくなり、食いも渋くなってしまった。

それでも目の前のことに集中すると、正午前にようやく2本目をゲット。

「アタリがあった54mから誘い続けてガツッと本アタリに変わりました」と田中さん。

その後、ラスト近くに1本追加。

結果は3本だったが、「最後まで諦めない」釣りをしっかりと見せてくれた。

「今日は本当に難しい日でした。なんとかツ抜けはしたかったんですが、1本足りませんでした」と宮澤さん。

この日はエサ釣りがトップ13本と、ここ最近では一番食いが悪い日となってしまったが、翌日からは大復活。

翌週はトップ50~60本も出ていよいよ本番に突入。

暑い日が続くけど、夏タチは熱い!

釣行の写真

▲みなさん悶絶しながら楽しんでいた

釣行の写真

▲厳しい一日となったが 常連さんは13本でエサ釣りのトップ。ルアーでは25本だった

仕掛けがよかったのか時間帯だったのか?

2本バリ仕掛けは5連チャンもあって確かに成功したけど、その後がなかなか掛けられなかったですね。

仕掛けがよかったのか時間帯がよかったのかは分からないけど、色いろと考えてできました。

シーズン初期は小型のハリがよさそうでした。

エサを長めにしたり短めにしたりも試しましたが、ハリの手前までしか食ってくれないことが多かったです。

その後は状況が好転して絶好調みたいで、また行きたいですね。

(by 宮澤)

釣行の写真

(上)悶絶しながらも掛けた瞬間はまさに至福(下)エサをカットして2つ付けしてみたが、ハリ掛かりには至らず

読者アングラーの弁

テンビンタチウオは今シーズン2回目で、前回は基本どおりの釣り方でまずまず釣れました。

しかし今回は大苦戦しました。割と早い時間帯に1本釣れたんですが撮影できず、それから3時間ほど少ないアタリを掛けることができず苦しみました。

宮澤さんが釣るたびにタナと釣れたパターンを教えてくれて、それを実行することで、どうにか3本釣ることができました。

状況的には厳しかったですが、とても充実した釣りになりました。

大型狙いで数回、エサを2個付けしてみましたが、アタリはあっても掛けられませんでした。

近く再挑戦したいと思います。

釣行の写真

(上)最後まで諦めず、を貫いて終了直前にも1本追加(下)宮澤プロから参加賞をいただきました!

宮澤さんの釣行後記

状況がよくない上に右舷は苦戦しました。

田中さんは1本釣ってからしばらく釣れませんでしたが、手を休めず黙々と誘い続ける姿勢と集中力はさすが弁護士先生でしたね。ぜひリベンジしてください!

船宿INFORMATION

東京湾奥川崎

つり幸

044・266・3189

▼備考=予約乗合、6時50分出船。

ほかマダコ、ライトアジ、シロギスへも

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隔週刊つり情報(2023年8月15号)※無断複製・転載禁止

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