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年末も定番!鉄板!!東京湾のライトアジ爆釣

隔週刊つり情報編集部

年末の納竿釣行は安定した釣果を期待したいというなら東京湾のライトアジがおすすめ。

冬になっても釣果が落ち込むどころか、ウナギ登りの状態。

ショート船や一日船ならトップ束釣りは珍しくない釣れっぷり。

釣り場は湾内各所にあり船により狙うポイントは変わってくるが、金沢八景の弁天屋から出船した11月下旬の取材日は前半は富岡沖で中小型の数狙い、後半は本牧沖で良型狙いと攻め分けトップ147尾、平均40~50尾の爆釣デーとなった。

この模様は当分続きそうなので、年末釣行の鉄板ターゲットと言えるだろう。

釣行の写真

▲一荷釣りは当たり前

「なんてこった!」とあきれ返るほど、湾奥のアジが釣れ盛っている。

ちょっと様子見に行こうかと金沢八景の弁天屋に車を走らせたのは11月27日の早朝。

前日は真冬の寒さだったが、当日はポカポカ陽気で微風の予報が出ていた。

ライトなタックルでのんびりと遊ぶには最高の一日になりそうだ。

釣行の写真

▲追い食いを狙ってトリプル達成!

前半は小型が入れ食い

7時半出船予定なのだが、予約者全員が船に乗り込んだ7時15分に船着き場を離れる。

片舷6名、総勢12名が釣り座を構えた。
 
船長が最初にチョイスしたのは富岡沖の水深19mのポイント。

7時45分にスタートした。
 
船長の指示は底から1mくらいでコマセを振って、2~2.5mあたりを探ってくださいとのこと。

僕は1mでパッパッ、2mでパッと振ってホルダーに置き竿。

カメラを手にして船中の様子を撮影して回った。
 
初っ端から入れ食い状態で、指示どおりに竿を入れた人はすぐに釣れる。

一荷も普通で、3本バリ仕掛けの人はトリプル釣果だ。

これは数がのびるはずだ。
 
すぐに全員のバケツに何尾ものアジが泳ぐ状態となったが、サイズは小さめで15~18cmくらい。

このサイズのアジは三枚におろして軽く酢じめにして小アジ寿司にするのに最適。

タマネギなどを入れて南蛮漬けにするのもいい。

おいしいですよ。
 
しばらくして釣り座に戻り仕掛けを上げると、しっかりと2尾の小アジが掛かっていた。

コマセを詰め替えて仕掛けを入れると、すぐに竿先がクンクンと震える。

そんな調子で僕のバケツにも何尾ものアジが泳ぐようになった。
 
操船室に行って船長に様子を聞くと、「小さいのが多いけど、型のいいのも交じってくるはずだから、しばらく我慢だね」とのこと。
 
なるほど、たまに20cmを超える中アジも姿を見せるようになった。

知っ得!船宿の小道具

多くの船宿が「オリジナル仕掛け」や小道具を販売している。

過去に船宿で買った小道具も、優れモノが多くて重宝している。

今回はテンビンを購入した。

船上に置いてある貸しビシに付いていたが、使い勝手がよさそう。

静岡の地方の釣具店で見つけて仕入れ始めたらしい。

使ってみたが、期待を裏切らなかった。

プロの目で見たおすすめ品が置いてあるから要チェック!

Tackle Guide

市販仕掛けで問題ない。

僕は2本バリを好んで使う。

手返しが早いしトラブルも少ない。

大アジやクロダイ、ヒラメなども交じるのでクッションゴムは必要。

特エサのアオイソメは宿で購入するか持参する。

9時過ぎに「数は出てるけど小型が多いので、良型を探しながら本牧方面に移動します」とアナウンスがあった。
 
僕は26cmを1尾釣ったものの、ほかは20cm以下。

やはり脂が乗った中アジがほしいよね。
 
少し走ったポイントは、南本牧の埋立地近く。

僚船の姿もチラホラ見える。

春先のメバル釣りでも狙ったりする水深20mのポイントだが、根が荒い。

船長からは、「ビシが着底したらすぐに2.5m上げてください。底を感じたらすぐに上げてくださいね。3mからコマセを振って4m付近を探ってください。4.5mあたりでもいいです」と指示が出た。
 
僕は3mでパッパッ、4mでパッとコマセを振ってアタリを待った。

このパターンで25cm級が連発。

小アジと比べると、釣り味もずいぶんといい。
 
釣った中アジは体表も脂でヌルヌルしていて、おいしいこと間違いなし!

船中でも入れ食いモードだ。

ある程度の数を釣ったので写真撮影に動いたが、皆さんのバケツの中も中アジで黒くなっていた。

南本牧らしく、クロダイも2枚、顔を見せた。

強烈な引きなのでドキドキハラハラだ。

釣行の写真

▲本牧沖ではクロダイもよく交じる

横着釣法で楽しむ

11時過ぎに僕の竿にも強い引き。

30cm超えのアジだった。

これならいいよね。

そのしばらく後、滅茶苦茶強い引きにドラグを緩めて対処したものの、ヤリトリ中にフッ……「クロダイにハリスを切られた?」と思ったが、ハリは残っていた。

ということは、大アジの口切れ?だとしたら悔しいな。
 
その後も順調に中アジが釣れ続く。

2.5mから4mまでパッ、パッ、パッとコマセの帯を作りながら小刻みに誘ってやると、すぐにククッだ。

コマセをまくとすぐにアタリが出る。

ここは手持ち竿で頑張らなくちゃいけないシーンだ。

けれども、ある程度の数も釣ったことだし、お天気もいいので横着釣法でのんびりと釣ることにした。

コマセをまいて置き竿でアタリを待つ。

この歳になると疲れもあって、終日バリバリ釣る体力もなく、サボり始めるのが常。

まあ、それでいい。

横着釣法でもポツリポツリと釣れ続けるからありがたい。

12時半のことだ。

置き竿が思いっきり絞られた。

急いで竿を手にし、ドラグ調整をして強い引きをかわす。

引きからしてタダ物ではない!
 
慎重に浮かせたら、大アジの魚影が海面下にユラーッ。

急いでマイタモを手にしてすくうとデカイ!
 
37cmあった。
 
130号ビシで釣る大アジとは、釣り味が全く違う。

40号ビシだから引きも強烈だ。

アジが青物であることを改めて認識させられた。
 
これで満足。

1時20分の納竿時までのんびりと竿を出し、57尾のお持ち帰り。

土産には十分すぎる。

処理するのも大変だ。
 
竿頭は左舷ミヨシ氏で147尾。

スソは31尾。

40~50尾ほどの人が多かった。 

こんな釣果がまだまだ続きそう。

頑張って数をのばすのもよし、ある程度釣ってのんびりと楽しむのもよし……好釣果で終えたい年末の納竿釣行にも絶対おすすめのぜいたくターゲットですよ!

釣行の写真

▲後半の本牧沖では25cm級が主体となった

船宿INFORMATION

東京湾奥金沢八景 弁天屋

045・701・9061

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