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[出会いを求めてフラリと釣行。カマちゃんの船宿探訪(第41回)]あうんの呼吸で魚を釣らせる熱き親子船を訪ねて

隔週刊つり情報編集部

10年ほど前に、茨城県波崎の庄栄丸へ胴つき仕掛けのメバル釣りに出かけたことがある。

生きエビを5本バリに刺し、それを指示ダナへ投入するたびに良型のウスメバルが鈴なりで釣れ盛った。

今でもあんな風にメバルが釣れるのかと船長に聞くと、「メバルが潜む根に行けば、今でも釣れますよ。そうだなぁ、1月が一番いいかな」と話してくれた。

地先の根を知り尽くし、いつどこで何がよく釣れるかを分かっている船長だからこそ、その顔に自信がみなぎる。

プロフィール

カマちゃん◆釜井 昌二(かまいしょうじ)

気づいたら半世紀生きていました。

アトリエぷらりおさかなイラストレーター。

A.T.LAB フィールドアドバイザー。

釣行の写真

例年以上に良型が釣れている

若船長の独り立ちも間もなく

そんな幸保重行船長(59歳)が一人で切り盛りしていた庄栄丸は私が足を運ばずにいた何年かのうちに息子の洋行船長(27歳)が家業を継いで親子船になっていた。

庄栄丸は重行船長の父が創業した漁師船が始まりで、重行船長が2代目、洋行船長が3代目となる。

現店主、重行船長は高校卒業と同時に家業を継いで漁師になったものの、30年ほど前に半漁半遊漁のスタイルに転換、今でも7~9月の3カ月間はヒラメの刺し網漁に精を出し、遊漁船は休市日となる日曜日にしか出船しない。

長年、波崎の海の根という根を渡り歩いてきた漁師だからこその自負がある。

それゆえ遊漁で出船するときは少しでも大型のヒラメを釣らせようとポイントを選び、少しでもたくさんのメバルを釣らせようと船を流す。

だから、足繁く通う常連さんたちは釣れれば船長のおかげ、釣れなければ模様が悪かったと、どんなシチュエーションでも納得している様子。

釣り人からの信頼が厚い船長なのだ。

息子の洋行船長もまた、高校卒業と同時に家業を継ぎ、今日まで父とともに庄栄丸を盛り上げてきた。

元もと乗り物酔いが酷かった洋行船長は、船に乗るようになってから3年くらいの間は船酔いとの戦いだったと話す。

今ではそれをすっかり克服して仲乗り役をこなしている。

とにかく気の付く船長で、イワシを配ったり、オマツリをほどいたり、タモ入れしたりと船上を軽快に駆けずり回る。

何かを尋ねれば、ていねいに分かりやすく説明してくれるから、初めて庄栄丸に乗船する人やビギナーも安心だ。

そんな洋行船長も船に乗るようになってから10年近くがたち、そろそろ舵取り役も担うという。

元もと1隻で操業していた庄栄丸だったが昨年、11tの船を購入して新装。

第八庄栄丸として、この船を第一線で使用している。

従来使用していた5tの庄栄丸は、当面は仕立船として使用していく予定で、そろそろ乗合と仕立の2隻出しでの出船も考えていると重行船長は話す。

重行船長の指導の元、すっかり成長した洋行船長が舵を握り、釣り人を案内する日はそう遠くない。

釣り人の皆さんには、若き船長のデビューを応援してもらいたい。

釣場の写真

当日は波崎沖の水深40m前後を狙った

釣行の写真

いい日はトッ プで規定の10枚に達する

冬場は釣り物盛りだくさん

私が庄栄丸を訪れたのは11月初めのこと。

ちょうど茨城県沖のヒラメ釣りが部分解禁になったタイミングで、連日好調にヒラメが釣れ盛っていた。

前日には3~5kgのヒラメが船中10枚も上がったとあって、乗船していた皆さんの期待度はマックス。

13人の釣り人とともに利根川河口の船着き場を離れた。

沖では風がソヨソヨと吹き、ナギもよく、絶好の釣り日和。

「水深は43m。魚礁周りをやるから根掛かりに気を付けて!」という船長のアナウンスで実釣開始。

根に差しかかると船長がこまめに注意してくれて、それを耳にした釣り人は根を交わしながら丹念にタナ取りしてヒラメを狙った。

ひと流し目から順調に本命が顔を出し、ソゲクラスは皆無の良型ぞろい。

時折2kg前後のいいサイズも釣れて、この日の最大は3.1kg。

竿頭の方は胴の間で6枚を数えた。

後半になって突如ピューッと風が吹き出したかと思うと、海は一気にシケ模様となり、アタリがグッと減ってしまった。

タラレバを言っても仕方がないが、海が荒れなければもう少し釣果はのびたはずだ。

「数釣りではなくて、なるべく大きなヒラメが釣れるようなポイントを流します」と重行船長は話す。

12月頭には、港を出てすぐのポイントが解禁になる。

大判狙いの寒ビラメ、ぜひチャレンジしていただきたい。

ちなみに庄栄丸では、いわゆるノーマルタックルのヒラメ釣りにこだわる。

船を横流しにして狙い、オモリは80号と100号を使い分ける。

また、これから迎える冬期は釣り物が盛りだくさんの季節。

12月のヒラメはもちろんのこと、1月からは犬吠埼沖のアカムツがスタート、メバルも好期を迎え、ヤリイカの群れもやってくるはずだ。

どれもおいしい魚やイカばかり!

波崎の海をご堪能あれ。

釣行の写真

おいしいサイズばかりを6枚釣って竿頭

釣行の写真

ようやく釣れた1枚に笑顔が弾ける

釣行の写真

昨今はマハタもよく釣れる

釣行の写真

ショゴはよく交じる外道で、この日も船中2本上がった

船宿information

茨城県波崎港 庄栄丸

090・3218・4005

URL:http://www.h-syoueimaru.com/

● 予約乗合。仕立も受付。第3月曜定休。2隻体制。

● 釣り座は先着順。

船宿アクセス

●車/高速道路を利用して波崎を目指す場合、東関東自動車道の「佐原香取インター」、圏央道「神崎インター」を降りて銚子大橋を目標とする。神栖市内を南東方向へ貫く国道124号を銚子方面へ突き進み、銚子大橋の茨城県側のたもとにある「銚子大橋入口」交差点の先で側道を左に入り、突き当りを左折。そこから約500m先が船着き場で、船着き場前の空きスペースが庄栄丸の駐車場。

乗船から下船までの流れの写真

乗船から下船までの流れ

設備とサービスの写真

庄栄丸の設備とサービス

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隔週刊つり情報(2022年12月15号)※無断複製・転載禁止

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