9月13日、好調が続いている湾フグ釣りを楽しみに内房富津港の川崎丸へ釣行した。
6時前に船宿に到着。
釣り座は宿で番号札を取った順で、乗船時にその順番で好きな席を選べる。
私は左舷トモ3番に入る。
釣り座にエサのアマエビが30匹配られている。
頭と尾羽根を切り取って殻を全部むき、身を3等分にカットしてハリに付けやすい状態にしておく。
乗船者18名で6時半に出船。
20分ほど走って富津南沖に到着。
当日は風もなくベタナギで釣りやすい。
「水深は10m前後です、どうぞ」と開始のアナウンスがあり、エサを付けて仕掛けを投入。
いきなり入れ食い
着底したら糸フケを取り、ゼロテンション状態で魚信を待っているとジワリとした重さを感じるアタリ。
乗せるように合わせて上がってきたのは23cmのショウサイフグ。
この時期は「ヨリフグ」と呼ばれる15~18cmの小型がメインとなるが、今年は20cm級が主体で25cm級も交じるとのこと。
右隣の方が初めてながら1投目で20~25cm級のショウサイフグをダブルで釣り上げると、その後は船内のあちこちで同サイズが釣れ上がり幸先のいいスタートを切る。
開始から入れ食いで18尾を数えていたが、8時を過ぎると湾奥のフグ船が集まり10隻近くの船団を形成、次第にアタリが遠くなったためポイントを小移動。
9時になると食いが落ち着いたので、仕掛けはそのままにして誘い方を変える。
仕掛けが着底したら糸フケを取り、30秒に一回のペースで竿をゆっくり上下させて、ゼロテンション状態にしてアタリを待つ。
この釣り方にしてから2時間は釣れれば25cm級主体、数も31尾までのばすことができた。
11時を過ぎると次第にサバフグが交じる割合が増えてきてハリを切られてしまうこともしばしば。
船長は流し変えを繰り返しているが好転しないためポイントを移動する。
20分ほど走り水深8~9mのポイントで再開すると、フグの食いは上向いてきたものの、サバフグの猛攻によりエサがなくなってしまう。
追加のエサは船長に500円を支払い、船首にあるエサ置き場から15匹を取るシステム。
エサの処理をして12時に釣りを再開。
すると仕掛けが着底するやいなや、すぐにアタリが出てエサが取られる。
どうやらフグの活性は高いようだ。
高活性時の釣り方は、着底したら糸フケを取り、オモリを底に着けたまま3~5秒タタキを入れて誘い、ゼロテン状態にして待つと明確なアタリがくる。
タタキは動かし過ぎと思えるくらいがよく、こうすることでフグが釣れてきたとき、ほかのハリにエサが残っているため手返しも早くなる。
1時間ほど入れ食いを堪能したが、まだまだ釣れ続いていたので後ろ髪を引かれる思いのまま13時の沖揚がり。
釣果は18~32cmのショウサイフグを一人15~47尾で、私は竿頭になることができた。
今回は、フグの活性に適した誘いで数をのばすことができた。
誘いがハマって入れ食いになると面白さは格別だ。
乗船MEMO
内房富津港 川崎丸
0439・87・2902
備考=予約乗合、6時集合、集まり次第出船
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隔週刊つり情報(2023年10月15号)※無断複製・転載禁止