ヒラメシーズンはこれからが本番といったところですが、そんな中で夏から好調だったのが銚子エリア。
飛び抜けた数は出ていませんが、今年は良型が多いのが特徴で、1~1.5kg級を主体に4~5kg級の大判が珍しくない頻度で釣れています。
Profile
三石 忍(みついし しのぶ)
タチウオ、カワハギ、マルイカ、一つテンヤなど、テクニカル系の釣り物を得意とするが、中でも東京湾のタチウオでは右に出る者なし、船長たちからも認められる腕前を持つ。
がまかつ、シマノフィールドテスター、マルキユー、シップスマストインストラクター、YGK・X BRAIDアンバサダー。
銚子外川港の福田丸さんへお邪魔したのは8月下旬、このところは近場で釣れているようで、4時半に出船すると15分ほどでポイントに到着します。
スタートは水深15m前後、船内ではさっそくアタリが出てひと流しで6枚のヒラメが取り込まれました。
聞いていたとおり1~2kg前後の型ぞろいで、私もそのうちの1枚をゲットできて一安心です。
▲当日は外川沖の水深15~17m前後を狙った
出典:
しのチェック01 船のルールは要確認エサ付けも重要ポイント
ライトとノーマルで使用オモリや推奨道糸号数が変わってくるので、船のルールを確認のうえ、タックルを準備しましょう。
仕掛けは各種製品が販売されていますが、ポイントやその日の魚の活性により捨て糸の長さを調整することも必要です。
ヒラメ釣りのみならず、生きエサの釣りで肝心なのがエサ付け。
イワシに触れる前は手を海水で濡らしておき、イワシをつかむときは目を隠すように握り、なるべくイワシに負担をかけないようにしましょう。
次の流しでも船中2枚のヒラメが上がり、今日はいい日になりそうだと思ったものの、どういうわけかその後はアタリがなくなってしまいます。
船中でもたまにポツンと上がる程度ですが、やはり釣れれば良型です。
私もなんとかアタリを出そうとタナを変えたり仕掛けの位置を動かしたりしてイワシが暴れるゾーンを探していきます。
ようやくそれが実ったのが2時間半後。
最初のアタリはイワシをかじられただけに終わってしまいましたが、再投入するとすぐにアタリが出て今度はしっかり食わせることができました。
その後も船中ポツポツペースではありましたが、4~5kg級が交じり始めます。
私もなんとか大型をと頑張りましたが、今回はサイズには恵まれませんでした。
とはいえ放流するようなソゲクラスは1枚も交じらなかったし、数も終盤に追い上げなんとか5枚までのばせました。
▲少ないアタリを確実にモノにすることが大切
出典:
しのチェック02 高めのタナも探ると吉
アタリのない時間が続くとついつい低めのタナを狙いたくなりますが、ヒラメは上から落ちてくるものに反応します。
2~3mと高めのタナからの落とし込みなどが効くこともあります。
(上)朝一番はチャンスタイム(下)数は平均3~4枚
出典:
船内でも最大4.95kgを筆頭に3kg以上が5枚、数もトップ7枚、平均4枚前後と中身の濃い釣果となりました。
今後は各地のヒラメ釣り場が続々とオープンしていきますが、銚子エリアも負けずに好調をキープすることでしょう。
なお、今回お世話になった福田丸さんですが、船長が高齢のため10月一杯での勇退を決意されました。
残り1カ月半ほどの営業となりますが、ぜひみなさんお出かけください。
▲当日最大は惜しくも5kg届かなかったが、このサイズは珍しくない
出典:
▲トップ7枚のうち、こんな大型が2~3枚交じっていた
出典:
忍が動画で教えます! !
船宿INFORMATION
銚子外川港 福田丸
0479・22・5741
備考=予約乗合、5時出船。
希望でアブラボウズへも
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隔週刊つり情報(2022年10月1号)※無断複製・転載禁止