読者アングラーをゲストに招いて、ともに釣り方や仕掛け、エサなどをあれこれ試しつつ、楽しく真剣に釣りをする宮澤幸則さんの連載「釣りは楽しく真剣に!」。
第2回は好調続く東京湾のタチウオ。
PROFILE
みやざわ ゆきのり
1966年大阪生まれ、三重大学水産学部卒。
釣り全般を愛好するが、陸っぱりのエギング、船のカワハギ、マルイカのエキスパートとして雑誌、新聞、テレビ、Web で最先端の情報を発信する。
グローブライド・ダイワ社員。
Reader Angler
中川雅之(ナカガワマサユキ)
東京都在住
職業=会社員
沖釣り歴=18年
大好きなタチウオのテンビン釣りで、宮澤さんと一緒にドラゴンを狙ってみたい!
![釣行の写真]()
▲アタリが遠かった後半も集中して釣り続けて食わせた会心の1本
出典:
ゲストの中川雅之さんは、テンビン仕掛けのタチウオが大好きなベテランアングラー。
しかし最近は釣り方がマンネリ化しているのが悩みとか。
そこで本来は中小型主体の数釣りに好適な夏タチウオシーズンに、あえてテンビン仕掛けで群れの中に潜む大型を狙ってあれこれやってみたいとのこと。
そんな中川さんの声に応えて、宮澤さんが用意したのが上写真のアイテム。
通常の切り身エサよりも大きなエサなどを使って釣ってみるという。
8月上旬、東京湾奥金沢漁港の忠彦丸へ。
同宿のタチウオ乗合はテンビン船、テンヤ船、オールOKの半日船、タチウオ&ライトアジのリレー船とニーズに合わせた4通りのスタイルで出船しており、二人は安田剛船長が担当するテンビン船に乗り込んだ。
当日は21人のお客さんとともに7時半に出船し、10分ほどで港前のポイントに到着。
タナの指示は海面からで、「10mから上」のアナウンスでスタート。
水深は12m。
開始間もなく船内各所で指幅3本級のタチウオが上がり、通常のテンビン仕掛けと船宿支給のコノシロの切り身エサでスタートした中川さんと宮澤さんも同級を釣る。
続いて、二人がサイズアップを狙って最初に試したのが最長20cmのケイムラファイバーを巻いたロングフラッシャーバリ。
通常サイズの7cmほどの切り身エサを、長めのフラッシャーでシルエットを大きく見せてアピールする作戦だ。
仕掛けを替えて再投入するとすぐにアタリがきたが、上がってきたのは指幅3本級。
その次の投入も同級が続き、思うようにサイズアップとはいかない。
二人は小刻みにシャクリ上げて誘っていたが、宮澤さんは上へ上へと誘うと活性が高い中小型が先に食ってくる気がすると言って、アタリが出る9m付近で竿先をフワフワさせつつ上下に動かす誘いに変えた。
するとこれが当たった。指幅3.5本級とわずかながらサイズアップしたタチウオを立て続けにキャッチ。
テンビン式で大型を狙うエサ&仕掛けあれこれ。
大型のタチウオをテンビン仕掛けで狙うために、イワシの丸干しなど大きめのエサや定番のロングフラッシャーバリを使って釣ってみます!(by 宮澤)
一方で中川さんは、エサのアクションにアクセントを加えるイメージでハリスの中央付近にガン玉を付け、釣り方をシャクリ上げた竿を水平でピタッと止めて一瞬ハリスにたわみを作る、いわゆるノーテンションフリーフォールに変えると、いきなりガツン。
竿がグイッと引き込まれ大型を期待したが、上がってきたのはレギュラーサイズの指幅3本級でガックリ。
その後は、アタリが遠のくと小移動を繰り返し、流し変えた後は船内でポツポツ釣れたが長続きしない展開が続き、11時前に観音崎沖へ移動となった。
20隻以上の船団に合流し、46mから5m上までの指示ダナで再開。
水深は48m。
深場のポイントでは大きなエサでドラゴンにアピールする作戦で、宮澤さんはハリをワームフックの4/0号に交換して持参した丸干しイワシをセット、中川さんは3/0号のタチウオバリに長さ12cmほどのサバの切り身エサを付けて投入。
このポイントで最初にアタリがきたのは左ミヨシで指幅4本級を上げると、続いて右ミヨシ2番で同級が取り込まれる。
続いて中川さんに強いアタリ。
竿が深く曲がり竿がたたかれた瞬間、ラインがテンションを失う。
痛恨のハリス切れであった。
良型ラッシュは続かず、その後は指幅3本がポツリポツリ。
宮澤さんは丸干しイワシで、中川さんは長いサバの切り身でそれぞれ2本追加したものの、サイズアップはかなわず13時に沖揚がりとなった。
釣果は65~110cmを一人5~28本で、宮澤さんは14本、中川さんは13本。
当日は食い渋り気味で数がのびなかったと船長は残念そうだったが、数日後にはトップ40本前後と復調。
東京湾のタチウオは9月も大いに期待できるだろう。
丸干しイワシは大型狙いに効くかも!?
大型のタチウオに大きなエサが効果的なことはテンヤ釣りで感じていたので、自分がテンヤのエサでも使っているスーパーマーケットなどで手軽に購入できる丸干しイワシでトライしてみましたが、今回は思うような結果は得られませんでした。
しかし、エサがクルクル回って食わないかも……と一抹の不安があった丸干しイワシとテンビン仕掛けの組み合わせでタチウオが上がったので、大型が釣れる可能性は十分あります。
再チャレンジ確定です!(by 宮澤)
![釣行の写真]()
(左)丸干しイワシは、頭をカ ットして付けたほうが不思議とアタリが出た(右)ロングフラッシャーバリと切り身エサの2枚付けも効果的
出典:
読者アングラーの弁
あれこれ試して、この日一番の大型と思える魚がヒットしたのが長めのサバの切り身エサでした。
しかし、ハリス切れで魚を上げることができなかったので、次はハリを飲まれてもハリス切れしないように仕掛けを工夫して再挑戦します。
ドラゴンはお預けですが、宮澤プロの釣りを間近で見られて勉強になりました。
宮澤プロ、ありがとうございました。
![読者アングラーの弁]()
(左)前半はロングフラッシャーバリでレギュラーサイズ連発(右)右が通常サイズ、左が長めにカットしたサバタン
出典:
宮澤さんの釣行後記
どんな魚でも大型獲得は釣り人の目標の一つ。
今回は結果的には空振りましたが、テンビン仕掛けでドラゴンが釣れ上がるイメージを膨らませながら、この釣りの大ファンの中川さんと真剣にチャレンジして楽しい時間をともにできました。
大型攻略の秘策を見つけたら、こっそり教えてくださいね。
またタチウオ釣りでご一緒しましょう!
船宿INFORMATION
東京湾奥金沢漁港 忠彦丸
045・701・3086
備考=7時半出船、13時沖揚がり。
ほかテンヤタチウオ、タチウオ&アジ、ライトアジなどへも出船
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隔週刊つり情報(2022年9月15号)※無断複製・転載禁止