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初期は根周りの大型狙いが熱い! 開幕初日から4~5kg級が乱舞

隔週刊つり情報編集部

6月1日、千葉県北部の九十九里飯岡~銚子外川エリアでヒラメが解禁。

従来、開幕当初は「釣れ始めてから行けばいいや」という様子見派が多かったが、今年は未明から飯岡港はたくさんのファンでごった返していた。 

というのも、昨シーズンの開幕直後は例を見ないほどの大型爆釣を記録、今年もその恩恵にあずかろうとファンが大集結。

取材した飯岡港の幸丸では全6隻すべてがヒラメに出船するという盛り上がりっぷりだった。

解禁当初は根周りや障害物周りでの大型狙いがメイン。

初日も5kgオーバーを筆頭に4kgオーバーは度たびヒット。

各船とも船中20枚前後と数こそ多くないものの、期待どおりの大型ラッシュに沸いた。

「しばらくは大型を狙っていきます」と向後恵一船長も言うように、今後しばらくは大型のチャンスが続き、梅雨明けごろからは数釣りのシーズンに突入する。

釣行の写真

解禁日から4kgオーバーが続々と上がった

孫バリは横掛け?

幸丸の常連、鈴木隆司さんによると、イワシの孫バリの位置は横に掛けるのがおすすめだという。

「大型狙いは根周りで釣ることが多いので、腹掛けだと根掛かりしやすくなります。背掛けだと、下から食ってきたときに孫バリまで届かないときがあります。横に掛けるとハリ掛かりがいいような気がします」

迷ったら試してみよう!

昨年に続き大型乱舞でスタート

釣り人にとって「解禁」という二文字はなんと甘美な言葉だろうか。

そこには期待感しかない。そして昨年に引き続いていれば、大型のチャンスは大!

というわけで、6月1日の解禁初日に取材した九十九里飯岡港の幸丸では6隻すべてがヒラメ狙いという大盛況ぶり。

昨年は解禁直後から過去に例を見ないほど、5kgオーバーの大型が釣れまくった。

解禁直後にいきなり自己記録更新のチャンスとあって、今年は昨年以上に期待感が高まる中での出船初日となった。

各船は大型狙いで思い思いのポイントに向かい、期待どおりに4~5kg級が多数出た。

当日は潮がほとんど流れず、どちらかといえば不調の部類に入る状況だったが、各船とも船中20枚前後を記録。

小型はほとんど交じらず2kg以上が大半を占めていたことからも、やはりシーズン初期は「大型狙い」であることが分かる。

冬場は比較的フラットな場所を左右交互に流す横流しの釣りで狙うことが多いのに対して、目下の大型狙いでは起伏の激しい根周りなど大型が潜んでいそうな場所をピンポイントで狙う釣りがメインとなる。

「しばらくは大型を狙っていきます。7月後半くらいからは数釣りのシーズンになります」と向後恵一船長。

今回は、幸丸の常連で数かずの大型を上げている鈴木隆司さんにこの時期に合った釣り方を教えてもらった。

釣行の写真

この時点の“今日イチ” サイズ4.8kgは杉田碧さん

ライト系のタックルでOK! 深場も狙うので小型電動が便利

使用するオモリは60号。

これに合わせてライトタックルで狙う人が多い。

竿は全長2.4m前後、6:4~7:3調子のライトヒラメ用、ライトゲーム用などを使用する。

全長はあまり短いものは扱いづらいので、短くても2mはあるといいだろう。

大型が掛かったときにはある程度の長さがあったほうがヤリトリしやすい。

解禁初日に狙った水深は15~95mほど。

リールは小型両軸で十分対応できるが、深場も狙うので小型電動があると便利。

道糸はPE1.5~2号。

「仕掛けはこの時期、デカイのが多いのでハリスは8号がおすすめです」と鈴木さん。

鈴木さんの大型狙いの仕掛けは幹糸8号60cm、ハリス8号100cm、捨て糸4号40cm。

親バリにはダイワの大ヒラメ・ハタの14号、孫バリには同サクサストリプル8号を組み合わせている。

「トリプルフックが大型に不安という人もいますが、今までこのハリで折れたり曲がったりしたことはないですよ。大型は親バリで、小型はトリプルで食わせるというイメージですね」

ちなみに梅雨明け後の数釣りシーズンに入ったら、ハリスは6号80cm、捨て糸は4号20cmにするそう。

仕掛けの長さのバランスは、大型狙いの場合は高いタナを視野に入れた長めのハリスに、数狙いのときは短めにするのをセオリーとしているそうだ。

ちなみに解禁直後はエサのマイワシのサイズが20cm前後と大きめが多かった。

仕掛けを自作する場合は、親孫間の長さを通常(15cm前後)よりも少し長めに作っておくといいだろう。

オモリは60号だが、鈴木さんは丸型をすすめる。

「この時期は根掛かりが多いポイントを狙っています。丸型だと根掛かってもオモリが転がって外れることが多いんですよ」

根周りでは高めのタナも探る

あくまで現在は大型狙い。

5kgオーバーに備えてドラグはやや緩めに調節しておく。

当日は銚子沖の水深40~45mでスタート。

起伏のある障害物周りで、船はエンジン流しでポイントの上を通過していく。

その後は浅い場所で水深15m、深い場所は水深95mで、いずれも根周りだった。

この場合のタナは「たまにオモリが海底に着くくらい」が基本だという。

根掛かりが多い場所なので、まめに底を取り直しながら1mくらい上げてアタリを待つ。

「大型は2mくらい上げてもよく食ってきますよ」

そう言いながら鈴木さんは良型のマハタを連発。

根の中にいそうなマハタだが、こちらも高めのタナのほうが食いがいいとのことなので、マハタがほしい人は2~3mのタナを狙ってみるのもいいだろう。

潮の色によってもタナを変えるといいそう。

この日狙った水深15mのポイントは、利根川から流れ出す雨水の影響かかなりの濁り潮だった。

こんな場所ではエサを見つけてもらいやすくするために低めのタナを狙う。

逆に沖の深場では夏の潮を思わせるきれいな澄んだ潮だった。

こういった場所では視認性がよくなるので、高めのタナで待つといいそうだ。

「イワシを追っているようなときは、10mほどゆっくり巻いて探ります。落として上げてを繰り返しますが、ヒラメはけっこう高い場所まで追いかけてきて食います」

現在は水温も高くヒラメの活性は高く、アタリはいきなりギューンということも少なくない。

だが、解禁当初はイワシエサがかなり大きい。

このため、最初のアタリで合わせるとスッポ抜けることもあるので、2回目の強いアタリがきてから合わせを入れたほうがいいだろう。

今後、エサの大きさはどうなるか分からないが、イワシが大きめだった場合はしっかりと食い込ませてから合わせるようにしよう。

大型のヒラメが食ったときは、海底から離れまいと強烈な抵抗を見せることも多いが、まずは10mほど底から離れるまではやや強引に巻く。

そこからは竿を水平ぐらいの位置に起こした状態で一定のスピードで巻き上げる。

重さがあるとどうしても竿先を下げてしまいがちだが、いきなり走り出したときなどにこの状態だとハリス切れなどバラシも。

竿を起こした状態なら、急に引き込んでも竿を下げることで引きを吸収してバラシのリスクを軽減してくれる。

タモ入れは、タモで魚をすくってもらうというより、釣り手が自らでヒラメをタモに入れるようにコントロールする。

タモの中に魚が入ったら必ずクラッチを切って糸を緩めよう。

これでしっかりとタモの中に収まる。

今後も当分は大型狙いが続き、盛夏になると比較的簡単にヒラメの数釣りが可能になる。

飯岡エリアのヒラメ釣りからしばらく目が離せない!

釣行の写真

「最後の1投まで諦めなくてよかったです!」と熊沢亜利沙さん

釣行の写真

みんなに羨ましがられた良型マハタ

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派手な引きで大型マトウダイも浮上

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女性陣に押されっぱなしの男性陣だったがラストに2枚ゲットして面目躍如!

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隔週刊つり情報(2023年7月1号)※無断複製・転載禁止

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