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[動画で見る沖釣り教室・忍塾THE・ムービー(第36回)]茨城県鹿島沖の一つテンヤ

隔週刊つり情報編集部

一つテンヤの釣り場は各地にありますが今、面白いのは茨城県鹿島沖です。

水深20m前後とポイントも浅く、日によっては4~5kg級の大型マダイも釣れています。

5月下旬に訪れたのは周年の一つテンヤを看板にする鹿島新港の安重丸さん。

午前5時ごろに6名で出船しました。

Profile

三石 忍(みついし しのぶ)

タチウオ、カワハギ、マルイカ、一つテンヤなど、テクニカル系の釣り物を得意とするが、中でも東京湾のタチウオでは右に出る者なし、船長たちからも認められる腕前を持つ。

がまかつ、シマノフィールドテスター、マルキユー、シップスマストインストラクター、YGK・X BRAIDアンバサダー

しのチェック01 テンヤは軽めでOKもカラーバリエーションは豊富に

本文でも述べたとおり、今の時期はポイントの水深が浅いためテンヤは2~8号前後の軽めでOKです。

ただしテンヤの色によってアタリの出方が変わることもあるので金、夜光、無発光などカラーバリエーションは多めに用意しておくといいでしょう。

しのチェック

(右上)タックルは一般的な一つテンヤ用で大丈夫(右下)テンヤは号数、カラーとも多めに用意しておきたい

20分ほどでポイントに到着、この日は風もなく潮も緩いとのことでエンジン流しでスタート。

船長によると水深が浅いのでテンヤは4~5号、重くても8号くらいで底は取れるとのことでしたが、最初は少し重めの6号テンヤから始めることにしました。

まずは基本どおりにテンヤを着底させてからのリフト&フォール。

するとさっそくアタリが出て25cmほどのハナダイ。

船内でもサバやショウサイフグ、ハナダイとにぎやかに釣れています。

しかし、なかなか本命のマダイが上がりません。船長によると南風が吹き水温が14・9度と前日より2度ほど下がったのが原因とか。

テンヤを2~4号と軽くしたり、キャストして広範囲を探ってみたりしましたが、上がってくるのはハナダイがほとんど。

中には30cm級の大型も交じってくるので釣り味は満点ですが、やはりマダイの顔を見たいもの。

今の時期のマダイは一定の場所にとどまっているのではなく、あちこちのポイントを回遊しているそうです。

マダイが回ってくるのを待ちながら辛抱強く釣り続けていると、2~5mと高めのタナを探っていたときにようやくマダイらしい引き。

上がったのは500gほどのかわいいサイズでしたが、まずは納得です。

その後もアタリはあるもののゲスト中心、小型のマダイをもう1枚追加しただけで午前船は11時に沖揚がりとなりました。

釣果はマダイ2枚にハナダイ13枚、ほかホウボウ、ショウサイフグ。

とにかくアタリが多くて楽しめたのですが、このところ良型のマダイは午後のほうが釣れる傾向にあると聞けば乗り継ぎ確定です。

12時過ぎに再び出船。

午前中は0.6ノットほどだった潮が少し速くなってきたためパラシュートアンカーを入れて流します。

船長によれば午後は潮が澄んでいればマヅメに食ってくるものの、濁るとアタリが極端に少なくなるとか。

今日の潮色は薄濁り、果たしてどうなることやらと心配したものの、早々に800g級のマダイをゲット。

午後は期待できそうです。

ところがその後はまたもやハナダイラッシュ。

さらには重おもしい引きでホウボウが交じってきたり、底をしつこく狙うとショウサイフグが釣れてきます。

結局、午後船もマダイ2枚にハナダイ14枚と午前船と同様の釣果で終了となりました。

大ダイが上がらなかったのは残念でしたが、ゲストが多彩でアタリは頻繁にあるため、ビギナーの方も十分楽しめます。

潮次第で大型の期待も十分あるので、皆さんもぜひ初夏の鹿島沖で一つテンヤを楽しんでください。

釣行の写真

▲アタリが多いから初心者にもおすすめ

しのチェック02 基本はリフト&フォール

釣行の写真

(左)着底したらすぐに跳ね上げて根掛かりを回避(中央)テンヤの重みを竿先に感じながらゆっくり下ろしていく(右)着底したらしばしステイさせ再びリフトアップ

船宿INFORMATION

茨城県鹿島新港 安重丸

090・5774・8009

備考=予約乗合、午前船4時半、午後船12時集合

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隔週刊つり情報(2022年7月1号)※無断複製・転載禁止

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