ゲストを招いて、時には教え合い、時にはともに悩み、楽しく真剣に釣りをする宮澤幸則さんの連載「令和も釣りは楽しく真剣に!2」。
今回のターゲットは外房のイサキ。
ゲストにダイワSFAの小川備生さんを招いて5月12日、大原港の初栄丸に釣行した。
PROFILE
みやざわ ゆきのり
PROFILE
1966年大阪生まれ、三重大学水産学部卒。
釣り全般を愛好するが、陸っぱりのエギング、船のカワハギ、マルイカのエキスパートとして雑誌、新聞、テレビ、Webで最先端の情報を発信する。
グローブライド・ダイワ社員。
今月のゲスト トモ
小川備生(おがわともき)
2018年度のダイワスーパーフレッシュアングラー。
専門はソルトルアーで、エサ釣りの経験はほとんどなし。
グローブライド社員。
エサ釣りの経験がほとんどない小川さんも、宮澤さんのアドバイスでメキメキ上達
出典:
今シーズンのイサキ乗合はこの日が初日とのことで、勝見雅一船長は、例年実績の高いポイントを探っていくという。
12名が乗船して午前4時半に出船、5時過ぎに大原沖でスタート。
初栄丸は「13m」と海面からのタナをピンポイントで指示するスタイル。
タナの上限だけを決めて、仕掛けの長さ分を目安に余分に下ろし、40~60cm刻みでシャクリ上げて探るのが基本だ。
すると、さっそく宮澤さんが25cm級を一荷釣りして幸先のよいスタート。
次第にコマセが効き始め、船内では20~30cm前後のイサキが次つぎに上がる。
ソルトルアーが得意な小川さんはエサ釣りの経験がほとんどなく、この日がイサキ初挑戦。
最初はアタリが遠く戸惑っていたが、シャクった後の食わせの間は5~10秒くらいが目安で、シャクリ上げたらしっかり竿を止めてアタリ見ること。
このときコマセカゴが上下すると魚が警戒して仕掛けに寄ってこないので注意すること、といった要点を宮澤さんがアドバイスすると、すぐにアタリがきて27cm級をキャッチ。
「けっこう引きが強くて驚きました!」と笑顔が弾けた。
アタリが遠くなると移動して、水深16~30m付近でイサキの反応に当てながら流して探っていく。
食い気のある群れに当たると、移動して最初の投入で数名の竿が曲がってダブル、トリプルで上がる。
8時の時点で宮澤さんが25尾、船内では20尾以上をキープしている人が大半となり絶好調。
(上)「アタリが多い釣りはやっぱり楽しいね!」とご満悦の宮澤さん(左下)常連さんも自作のカラーバリ仕掛けでトリプル(右下)良型メバルも交じった
出典:
この日は早朝から絶好調の宮澤さん
出典:
そんな中、思うように数がのびない小川さんに、「追い食いを狙ってみるといいよ」と宮澤さんがアドバイス。
最初のイサキが掛かってもすぐに巻き上げず、魚の引きなりに竿を下げて送り込む。
こうして最初に食ったイサキが群れの中で暴れると、仕掛けが踊りコマセがまかれて絶妙な誘いになるという。
竿先を下げた位置で次のアタリがないときは、ゆっくり2~3mくらい巻き上げる。
ググッと重量感が増せば追い食い成功だ。
すると、教わったとおりに追い食いを狙った小川さんがトリプルでキャッチ。
コツが分かればあとは慣れ。
小川さんはダブル、トリプルを連発し、オケの中のイサキがみるみる増えていく。
後半は食いが落ち着き、船内ポツポツの流しが続いたものの、すでに大半の方のクーラーはイサキで一杯。
11時に沖揚がりとなった。
二人の釣果は小川さんが24尾、宮澤さんは50尾で規定に到達。
12名中7名が40尾以上を釣り上げ、大原イサキの健在ぶりを見せつけた。
船宿IFORMATION
外房大原港 初栄丸
0470・62・2807
備考=予約乗合、4時集合。
ほか根魚五目、一つテンヤマダイへも出船
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隔週刊つり情報(2022年6月15号)※無断複製・転載禁止