10年に一度と言われた大寒波の中、ヒラメを釣りに1月26日に九十九里飯岡港の優光丸へ向かった。
当日の乗船者は、私たちグループ3名と常連さんの4名。
私は右ミヨシに入った。
「昨日の北西風による濁りが心配です。シケの影響がなければよいのですが」という船長との会話に一抹の不安を覚えながら、定刻5時半に出船。
気温マイナス4度。
いまだ明けやらぬ月明かりの海を銚子方面に30分ほど走ったところでエンジンがスローになる。
船長が15cm前後の中羽イワシを4匹ずつ配り終わったところで、「水深14m、魚礁周りなので根掛かりに注意してください」との合図。
仕掛けが一斉に投入される。
着底を確認し、オモリが海底を着かず離れずの状態をキープしながら手持ち竿でアタリを待つ。
ややあって右トモの釣友から「タモお願いします」との声が聞こえ、1kg半のレギュラーサイズのヒラメが取り込まれた。
ヒラメのアタリは同じポイントで連発することが多く、左舷でも同クラスが2枚上がる。
開始から1時間半で船中5枚が取り込まれたが、私にはアタリがない。
ポイント移動で連発
同じポイントを3度流し、アタリが途切れたところで15分ほどの小移動。
「ここは根が荒いので根掛かりに注意して。水深11mです」とのアナウンス。
そこで、濁り潮の中でヒラメがイワシを発見しやすいように捨て糸を20cmに縮めた。
時折オモリが海底に触れる程度のタナを手持ち竿でキープしていると、コッコッと硬い根の感触からサクッという砂地の感触に変わった直後、グングンと待望のアタリが伝わった。
次第に力強くなっていく引き込みに「まだまだ。まだ我慢」と心で念じながら、二度目の力強い引き込みで竿を立て合わせを入れるとハリ掛かり。
無事に1.5kg級を取り込んだ。
その後は海底から伝わるコッとかサクッというシグナルに集中し、同クラスを中心に5打数4安打と絶好調。
気が付けば沖揚がりの11時半まで残すところ30分となっていた。
そこでサイズアップを目論み、イワシエサに交じっていた20cmほどのサバをハリに掛けて仕掛けを下ろした。
着底と同時にサバが逃げ惑う感触が竿先に伝わり、底ダチを取り直そうとした次の瞬間、竿先が一気に海面に絞り込まれた。
魚を海底から引き剥がす感覚でゆっくり大きく竿を立てるとハリ掛かり。
船長の差し出したタモに収まったのは2kg弱のヒラメ。
この1枚を最後に沖揚がりとなった。
当日の釣果は最大2kg弱と型はやや物足りなかったが、数は一人3~6枚とシケ後としては十分に満足できるものとなった。
3月末の禁漁までに寒さに負けず型狙いで再チャレンジしたいと思っている。
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隔週刊つり情報(2023年3月1号)※無断複製・転載禁止