私も大好きな外房大原の一つテンヤマダイ。
昨秋は例年以上の好模様で浅場で活発に釣れていましたが、釣行した12月下旬は水温の低下に伴いそろそろ冬の釣りへと移行するころで、水深30~40m前後が主なポイントになっていました。
釣果のほうは日によるムラもありますが、好調時には0.4~0.5kg前後の小型から1.5~2kg前後の良型までが交じってトップで20枚以上という日もあります。
この日は低気圧の通過によるシケの直後で魚の活性が心配されましたが、幸いアタリはポツポツとあって一安心。
ただし強い北風とウネリで非常に釣りづらい状況。
軽いテンヤでは底ダチも取りにくいため、8号からタングステンの13号へとチェンジしました。
それでもウネリのせいでアタリを掛け損じてしまったり、根掛かりしてしまったりとなかなかタフなコンディションです。
開始から2時間もするとようやく海況が落ち着いてきてマダイのヒット率が上がります。
だけど、掛かってくるのは400g前後の小型ばかり。
そんな中、タイラバを巻き続けていた人に2.3kgの良型がヒット。
直後にテンヤでも2.4kgが上がります。
そして私もついに強めのアタリをキャッチ……も、上がってきたのはイナダでした。
午前船は11時半ごろ終了。
私は7枚キープと数的には満足でしたが、サイズが物足りない。
ということで午後船へ。
同じく水深30~40mのポイントを流し始めますが、午前船の後半から増えてきたアタリがさらに活発になって連続ヒット、あっという間に5枚を数えます。
しかし、どうにもサイズアップにつながらない。
船内では1kg級も上がっていたのでチャンスはあったのですが、こればかりは仕方ないですね。
やがて水平線に夕日が差しかかったところで午後船の終了時間を迎えました。
1月中旬以降は大原のマダイもいよいよ本格的な冬パターンとなります。
水深50~60m前後も狙うようになるのでテンヤの号数などそれなりの準備をしておきましょう。
また、イワシの回遊次第では灘寄りの浅場で一発大ダイ狙いということもあり得ます。
直近の状況をよく確認してから釣行してください。
【Profile】三石 忍(みついし しのぶ)
タチウオ、カワハギ、マルイカ、一つテンヤなど、テクニカル系の釣り物を得意とするが、中でも東京湾のタチウオでは右に出る者なし、船長たちからも認められる腕前を持つ。
がまかつ、シマノフィールドテスター、マルキユー、シップスマストインストラクター、YGK・X BRAID アンバサダー。
どうしても500gの壁が越えられない
出典:
当日最大はテンヤにヒットした2.4kg
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巻き上げ中に食ってきた3kgオーバーのワラサ
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テンヤとタイラバ二刀流の人も多かった
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アタリが多いから初心者でも楽しめる
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しのチェック! 01
しのチェック! 02
底を狙いすぎないことがコツ。
大原のマダイ釣り場は根の荒いポイントが多く、場所によってはカジメが密生しているところもある。
そのため底を狙いすぎると根掛かり連発でタイムロスも多くなる。
「常にカジメの上を釣るつもりで1mくらいはテンヤを浮かせておいたほうがいい」とは坂下船長のアドバイスだ。
船宿I N F O R M A T I O N
外房大原港 富士丸
0470・62・2016
◆備考=予約乗合、午前船は5時集合、午後船は11時集合。希望でライトヒラメへも
忍が動画で教えます!
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隔週刊つり情報(2023年2月1号)※無断複製・転載禁止