［竹田ノブヒコのイチ押しルアーターゲット（第112回）］新年も狙い目だよ　 テイップランエギングで狙う内房勝山沖のアオリイカ

今回のイチ押しルアーはティップランエギングで狙う内房勝山沖のアオリイカでありやす。

晩秋から数型ともに上がっていて新年も楽しそうですよ。

内房勝山港の和田釣具店・勝山かかり釣りセンターの和田五郎船長にお話をうかがってみやした。

ノブ「船長、お久しぶりッス。いま大丈夫ですか？」

船長「おお、竹田さん。いま一杯やり始めたところだよ」

ノブ「いいッスねぇ。あてはイカですか？」

船長「いやいやイカはお客さんが釣るもの。キムチとクラゲだよ」

ノブ「今日はアオリイカのエギングの話を聞きたいんですが、いいッスか？」

船長「おお、いいよ。0.3～1kg級が上がっているよ。トップで大体2ケタかな」

ノブ「釣り場はどのあたり？」

船長「勝山沖の水深20～40メートルだね。ういっ。今年は海草が少なくて着き場が少ないから難しいけどね。でもちゃんとやれば釣れるよ」

ノブ「船長のところに行くときに餌木は何号を用意すればいいッスか？」

船長「ティップラン専用の3.5号だね。状況によっては追加シンカー（ヘッドにかぶせるシンカー）も必要になるから10～20gを用意してきて」

ノブ「船長おすすめの餌木のカラーなんてあります？」

船長「オレはピンクが好きだね。お客さんは紫とかブルー系でよく釣っているけど」

ノブ「ラインは何号を巻いていけばいいですか？」

船長「いまのPEは強いから0.6号でいいよ」

ノブ「釣り方のコツを教えてください」

船長「餌木が着底したら底から５mくらいを4～5回の巻きシャクリでアピールしてステイ。この繰り返しで探ってみて。新しい場所を探るために3～5回やったら入れ替えてね。ういっ」

ノブ「追加シンカーの使い方のコツは？」

船長「最近よく思うんだけど底が取れるからって重すぎるものを使う人が多い気がする。重すぎると餌木がキビキビと動きにくくなるから結果としてよくないんだよね。追加シンカーは底がギリギリ取れる程度のものを付けたほうがいいよ。ういっ」

ノブ「今後の見通しはどうでしょう。ういっ」

船長「おや竹田さんも飲み始めたかい。水温が下がっていくから探る場所も深くなって水深30～40mが主体になるよ。ただ、型はよくなって1kg前後が中心になるよ」

ノブ「そのほか何か注意点はあるッスか？　トクトク……」

船長「墨をかけられることもあるからカッパは汚れてもいいものにしてきて。あとは寒いから防寒だね」

ノブ「船長おすすめのアオリイカの食べ方なんてありますか？」

船長「オレは刺身はダメだから空揚げだね。使うのは片栗粉だけで塩、コショウはしない。そのほうがイカの甘みが分かるよ。うまいから竹田さんもやってみな。ういっ」

ノブ「へー、うまいんだろうなぁ。ういっ。アオリイカ釣って食べたくなりましたよ」

船長「とりあえずいまは釣れているから早く来なさいよ。おかず分くらいは釣らせるから。ういっ」

ノブ「船長、だいぶ回ってきましたね。まぁオレもだけど。近々お邪魔してビシッとやりてーです」

船長「おう、待ってるよ！」

内房・勝山港　和田釣具店　勝山かかり釣りセンター

0470・55・2675

▼料金＝ティップランエギング予約乗合一人1万円。2人より出船（氷付き）

▼ 備考＝6時出船。富津館山道路・鋸南富山IC 下車、勝山港へ