冬本番を迎え各地でヤリイカの模様が上向いている。
内房勝山港出船ではスルメイカ交じりでトップ20杯前後と安定して釣れており、良日は30杯以上の釣果が上がっている。
勝山港出船は狙えるポイントが豊富なことが強みで、目下は早朝の数時間洲ノ崎沖でスルメを狙ってお土産を確保、その後は平砂浦沖でヤリイカというパターンが多い。
ヤリイカは胴長20~25cm級の中型主体なのでオーソドックスなプラヅノ11cmのブランコ仕掛けでOK。
一方、スルメは胴長30cm級の良型ぞろいで宙層に反応が浮くことも多いため、タナを広く探れるプラヅノ18cmの直結仕掛けも用意したい。
▲1杯目が乗ってもすぐには上げず、ゆっくり手で巻き上げて追い乗りを狙いたい
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▲ヤリイカとスルメの一荷
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(左)基本の仕掛けはプラヅノ11cmのブランコ式、オモリは150号(右)釣り場は洲ノ崎~平砂浦沖の水深180~210m
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▲ヤリイカは胴長20~25cm級の食べごろサイズ
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▲慣れた人は、早朝は直結仕掛けで多点掛け連発
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ズラズラ乗せてスカッと爽快!
冬本番を迎えヤリイカが調子を上げている。
年末年始の有望エリアは12月上旬の段階で模様が出ている相模湾小田原南~真鶴沖、エボシ沖、三浦半島城ケ島~剣崎沖、東京湾口の洲ノ崎沖~沖ノ瀬、南房平砂浦沖など。
釣果は各地ともトップ20~30杯前後で推移し、いずれも水深150~200m付近を攻めている。
中でも平均釣果もいい洲ノ崎沖や剣崎~城ケ島沖、そしてこれからヤリイカが押し寄せてくる南房の注目度が高い。
外房~九十九里は例年なら2月ごろから春にかけて本格化するエリアだが、早い年には1月中旬ごろから釣れ始めることもある。
またここ数年は先に茨城方面で1月から釣れ始める場合もあるので、年末年始の出船状況を注視しておきたい。
風が強い日はツノ数を抑えて手前マツリを防ぐべし!
道具立ては、エリアを問わず図のような一般的なヤリイカタックルで問題ないが、年末年始の釣行に備えてチェックしておきたいポイントをあげておこう。
まずリールに巻いておく道糸はPE3~4号で、5号以上の太糸はオマツリの原因となるので注意したい。
また多くの釣り場で200m以上の深場を攻めることも多いから、リールには300m以上巻いておこう。
仕掛けはプラヅノ11cmのブランコ仕掛けが基本。
ツノ数は釣り手の技量に合わせて5~8本といったところ。
寒風さらす時期だけに、風が強い日は少なめにして手前マツリを防いだほうが得策。
手前マツリのタイムロスを軽減し、一日の投入回数を増やしたほうが結果的に釣果は上がる。
プラヅノのカラーは薄いブルー、ケイムラ、ピンクの3色を中心に、〝コマセヅノ〟と呼ばれる赤白
のウキスッテも仕掛けの中央付近に1本は交ぜておきたい。
取材した内房勝山港の萬栄丸などでは、早朝は洲ノ崎沖でスルメを狙ってお土産にする場合もあるので、慣れた人はプラヅノ18cmの直結仕掛けも用意しよう。
使用オモリは船により120号もしくは150号。
基本は120号の船であっても速潮時や混雑時はオマツリ防止のため150号を使うこともあるから、確認のうえ用意したい。
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隔週刊つり情報(2023年1月1号)※無断複製・転載禁止